こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
主に独身男性が幸せに過ごす方法を書いています。
今回は、蔵王産業の財務状況をチェックしていきたいと思います。
「蔵王産業(証券コード 9986)」は、配当金を出し続けられる企業なのか!?要チェックや!
YouTubeの動画(リベラルアーツ大学) で紹介されていた方法で企業の財務分析をしていきます。
チェックの目的は「今後も安定して配当金を出すことができるか?」になりますので、目的が違えばこれら指標の解釈も変わってきますね。
チェックは「IR BANK」で行う
今回紹介されている方法は、IR BANKの「決算まとめ」から確認ができます。
今回は「9986 蔵王産業」の財務を見ていきます(^^)



売上(上昇トレンドであるか?)



売上は10年前から見ると、ほぼ横ばい。
配当金を出してもらうためには、
「売上高が少なくとも維持」できていないといけません。
そういう意味では、安定的に業績を積み上げていっていますね。
営業利益率(10%以上は欲しい)



売上から経費を引いたのが「営業利益率」です。
営業利益率は10%は欲しいと動画内では言われていますが、
蔵王産業は「概ね15%あるので合格点」かと思います。
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EPS(一株当たり当期純利益)



ここ2年が減少気味なのが気になる。
1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。
要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことですね。
そして気になるのは、ここ2年のEPSが下がっていること。。。
深堀りしていきましょう。
株式の発行数は変わらず



当期純利益がここ2年減っている



つまり、稼ぐ力(成長力)がここ数年鈍化して、下降トレンドになっています。ここはネガティブな要素ですね。
2020年9月4日に「自社株買いをしている」
直近のIR情報によると、538,500の株の自社株買いを9/4に行っています。
これによりEPSは上がることになりそうです。
要は「株の発行数が減るので、1株あたりの配当金」が増えるということです。これはポジティブな要素です(^^)
配当金(高いほど良い)



配当金は「株を持っていると貰えるお金」ですね。
ここ数年は1株あたりの配当金が61円で固定されています。
10年間減配がないというところも、堅実に業績を伸ばしていった企業ということがわかりますね。
連続増配の銘柄ですね。
配当性向:配当金÷EPS



「稼いだ利益のうち、配当金を何割くらいだしている?」という指標が配当性向
日本企業の目安は一説では30%くらいと言われています。
配当性向:儲けたお金を株主に還元する割合じゃな。
利益がここ2年落ちていますで、
そのため配当性向は上昇していますね。
つまり、最近良くない徴候があるよねってことです。
それでも過去の配当性向として2010年の85%というのがあるので、
配当金を出すという姿勢が強めなのが見て取れます。
高配当金株として魅力な企業です。
また、会社の公式ホームページによると配当性向は50%を目安とするとのことです。株主還元の意識が高い企業ですね。
自己資本比率:高いほど良い



全部自分のお財布で業務を賄っている!
借金もなく、健康そのものですね
自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。
蔵王産業の場合は、業績が悪化しても数年は十分耐えられる体力を持っています。
フリー・キャッシュフロー



フリーキャッシュ・フローは簡単に言うと「今年、現金がいくらプラスになったか?」の数字です。
私達の家計と同じで「収入 – 支出」がプラスならどんどん現金が積み重なっていきます。
また、銀行から借りたりしても現金はプラスになります。
蔵王産業の場合は、流石に最近業績が悪くなってきたなと感じたのでしょう。投資活動にお金を使っています。



業績を回復するために、事業を拡大するために投資をする必要があるって思ったんですねきっと!
【まとめ】蔵王産業は安定的な企業
蔵王産業の財務分析のまとめです。
- 売上・・・安定的に稼げている
- 営業利益率・・・どちらも15%と高い水準
- EPS(一株当たり当期純利益)・・・ここ2年減少気味だが100以上は保持している。
- 配当金・・・61円でとまっている
- 配当性向・・・50%を宣言している
- 自己資本比率・・・高い
- フリー・キャッシュフロー・・・横ばい
成長をしていないという部分が少し気になりますが、
安定企業と言えそうで、このまま続けていければ配当金も維持できそうです。
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