株主優待の株

【石炭会社】「三井松島ホールディングス (1518)」は石炭関連、生活資源を扱う。株価は?投資すべき?【コモディティ関連銘柄】

プラズマコイです(^^)
SNS: PostPrim

今回は「三井松島HD」の財務状況をチェックしていきたいと思います。

「三井松島HD」は石炭の生産・販売を行う企業です。
他には生活関連の資材も開発しています。

プラズマコイ

コモディティの価格が株価・業績に影響してきます

三井グループの「石炭担当」の企業ですね。

この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?

「三井松島HD」は石炭開発、生活資材の開発を展開

エネルギー事業の「利益は振れ幅が大きい」事業

生活関連は安定的、エネルギーは上下が激しい特徴があります

「三井松島HD」の事業利益は主に「石炭などのエネルギー事業」から生み出されています。
石炭の開発、販売企業なので、石炭価格によって業績が連動します。

「生活関連事業」はストロー・衣料品・事務用品など一般向けの資材を展開しているので、こちらは安定的に利益を生み出してくれています。

「三井松島HD」は石炭を開発・販売する企業。
エネルギー産業を軸に、生活資材の事業も展開している。

三井松島HDの事業セグメントは2つ

  • 生活関連事業
    飲食用資材分野、衣料品分野、電子部品分野、事務機器分野、ペット分野、住宅関連部材分野、介護分野
  • エネルギー事業
    石炭生産分野(注)、石炭販売分野、再生可能エネルギー分野

時価総額は調査時点で「283億円」ということで小型株ですね。
PERは7.1倍と割安水準です。

今回は「三井松島HD」について

  • 今後は業績を伸ばせるのか?
  • 配当金を出し続けられる企業なのか?
  • 今は買いなのか?

分析していきたいと思います。
※プラズマコイの独自調査に基づく記事のため事実と異なる内容の場合があります。

「三井松島HD」のPER推移を見る


PERは今後上昇してくるかも?

この株の「割安度」の判断目安として過去のPER比較を行います。
過去のPERより低ければ割安になっている場合があります。

「三井松島HD」の今のPERは7.1倍。

ここ数年のPERは高くありませんが10倍を超えている年もあります。
いまは石炭価格が上昇しており、利益が上昇することを見込まれPERが10倍を超える場面もあるかもしれませんね。

「三井松島HD」の配当利回りをみる

利回りは5%の年もありました

「三井松島HD」の配当利回りは2.77%です。
直近は株価が上昇しており配当利回りがさがってきています。

しかし2020年、2021年は配当利回りが5%のときもあり、配当利回りから人気の上下が感じられます。

いまは高配当株としての魅力は薄いですね。

株主優待は施設割引券

優待は施設割引件です。グループ16施設、および三井港倶楽部でご利用いただける「施設優待割引券(3,000円)」がもらえます。

対象株数優待品
100株〜2枚
1000株~4枚
3,000株以上6枚

このほか、オーダースーツ屋「花菱」で使える10000円の割引券がもらえますね。

「三井松島HD」の売上(上昇トレンドであるか?)

売上は上下が激しいです

株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。

「三井松島HD」の売上はアップダウンを繰り返しています。
2022年の売上減少は、会計基準の変更によるものなので実際はそこまで減っていないといった観測です。

今後も売上は変動が激しいことが見込めますね。

「三井松島HD」の営業利益率(業種によるが10%以上目安)

営業利益率は変動が激しいですね

「売上-経費」の儲かり具合が「営業利益率」です。
「営業利益率が高い=儲かりやすい企業」と覚えておきましょう。

業種や年度で異なりますが、日本全体の市場平均は7%ほどと言われています。
「三井松島HD」の営業利益率は約1%〜14%。

石炭産業の影響により年により激しく上下するのが特徴です。
2022年は石炭価格の上昇で営業利益率も14%という高い水準が予想されています。

「三井松島HD」のEPS(一株当たり当期純利益)

EPSはレンジ内を推移しています。

1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。

要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことです。

EPSはプラズマコイ的には「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。

「三井松島HD」のEPSは100円〜300円で推移しています。
※景気によっては、さらに悪化していますが

今後もEPSは”その年による”かたちになるでしょう。

「三井松島HD」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)

自己資本比率は減少中です。

自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。

「三井松島HD」の自己資本比率は42%程度です。
有利子負債は上昇中です

今後の事業投資、M&A案件のために現金を蓄えており、自己資本比率はさがってきています。

有利子負債でレバレッジをかけて業績拡大を行う経営を進めており、攻めのファイナンスを実施しています。

「三井松島HD」の配当金(上昇傾向か?)

連続増配の企業です

配当金は「株を持っているだけで、その企業からもらえるお金」です。

「三井松島HD」は概ね連続増配の企業です。
業績は上下が激しめですが、安定的に配当を出しています。

2022年は1株60円と増配の予定です。
好業績を反映して増配を実施ということですね。

「三井松島HD」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)


配当性向は30%目安です。

配当性向は「稼いだ利益のうち、何割くらい配当金に使っている?」という指標です。
※市場平均は30%くらいです。

「三井松島HD」の配当性向は30%が目安です。
配当性向は市場平均なみで問題なしのレベルです。

増配余地もあり、減配リスクは少ないほどよい水準といえるでしょう。

株価が下がってきて配当利回りが5%になったら投資妙味が増えてくる銘柄です。

「三井松島HD」の営業活動によるキャッシュフロー


営業CFはプラスを維持しています

「営業活動によるキャッシュフロー」は簡単に言うと
「商売によって入金されたお金がいくらになったか?」の数字です。

基本的には毎年プラスが理想です。

「三井松島HD」の営業CFはプラスを維持しています。
20億円あたりをベースに、年度によってプラスαの額が変わってくるイメージです。

この営業CFがあれば配当金もある程度維持ができそうですね。

石炭事業は上下リスクが高いですが、
ビジネス基盤としては、生活関連の業績の底上げしてくれています。

「三井松島HD」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)


現金は上昇しています

基本的に保有する”現金など”は多い方が良いです。
現金の重要性は「個人の家計でも企業の財務でも同じ」です。

しかしお金は「使ってこそ意味がある」もの。
貯めすぎは良くありません。

「三井松島HD」の現金は2021年終了時は193億円程度です。

いまは有利子負債を追加しており、今後の事業投資用の資金として準備していると考えられます。

現金保有額としては当面問題はなさそうです。

「三井松島HD」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)


配当総額は増加傾向です。

投資家は、業績が悪化しても配当を維持して欲しいものです。

業績が悪化しても配当の支払いが負担にならなければ減配のリスクは下がります。
そのため、配当金の支払額を見ることがポイントになります。

「三井松島HD」の配当総額は上昇中。
連続増配企業で配当総額も上昇していますね。

今後も増配を続けてくれることを期待できる推移です。

「三井松島HD」の当期純利益は上昇中か?


石炭価格によって業績が変わります。

「三井松島HD」の当期純利益は横ばいで推移しています。
2022年は40億円と最高水準の利益を達成できる見込みです。

「生活関連事業」は経済動向による業績リスクがありますし、
「石炭事業」は石炭価格による業績リスクがありますね。

【まとめ】「三井松島HD」は安定配当の石炭開発会社

プラズマコイ

業績はあまり安定しないのが特徴です

三井松島HDの財務分析のまとめです。

項目評価コメント
配当利回り2.7%
売上高上下が激しい
EPS(1株利益)100〜300円
安定しない
営業利益率約2%〜14%
安定しない
自己資本比率約43%
1株配当連続増配
配当性向30%
営業CF安定プラス
現金など問題なし

総評としては、景気次第で株価が上下しやすい企業です。

事業基盤としては底堅いので、高配当株銘柄として5%のときに購入するのも手です。
石炭需要が底で不人気になったときに買いたい銘柄です。

「三井松島HD」の今後の株価は?買い時かを予想する

最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。

プラズマコイ

【中立】トレード用の銘柄です

この記事の執筆時点では株価は2,169円。

チャートは上昇傾向で素晴らしい上昇相場を作っています。

短期トレード用なら面白い銘柄かと思います。
高配当株や中長期のトレードで検討している場合は買い控えたほうが良いでしょう。

※本記事は金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。

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