こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は、ヤマダコーポレーションの財務状況をチェックしていきたいと思います。
事業内容は「空圧式、油圧式、電気駆動、その他の各種ポンプ及びこれらの関連機器類の製造、販売」ということで、主に工業製品を作っているようです。
「ヤマダコーポレーション(証券コード 6392)」は、配当金を出し続けられる企業なのか!?要チェックや!
チェックは「IR BANK」で行う
今回紹介されている方法は、IR BANKの「決算まとめ」から確認ができます。
今回は「ヤマダコーポレーション」の財務を見ていきます(^^)



まずは配当利回りを見る



基本的に高い配当利回りですね。
ヤマダコーポレーションは直近では、3%〜4%台の配当利回りになり、その辺りが目安になります。
2021年も増配を予定していて、それに連れて株価も下がったので、
いつ買っても、そのタイミングでは4%が期待できる銘柄です。
売上(上昇トレンドであるか?)



右肩あがりの成長だが、コロナのダメージを受けている
配当金をいままで通り出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
ヤマダコーポレーションは「ポンプ事業」「カーメンテナンス機器事業」「作業環境改善機器事業」があります。
景気により上下はありそうですが、これらの機器を使っている会社の業績により売上も影響しそうです。
また、1点注意しておく部分として、売上規模や時価総額が低いので、
「1部上場の企業と比較すると企業体力としては低め」だと思っておく所も大切かと思います。
EPS(一株当たり当期純利益)



EPSはかなり高いですね
1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。
要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことですね。
個人的には100円くらいが目安ですが、楽々クリアですね。
株式をそれほど発行していないという事でもあります。
EPSが100円は優秀企業の1つの目安です。
その指標からすると優秀
営業利益率(10%以上は欲しい)



売上から経費を引いたのが「営業利益率」です。
「営業利益率が高い=儲かりやすい」と覚えて置きましょう。
業種ごとで異なりますが、市場平均は7%なので、
営業利益率の合格点は10%を目安としたい所です。
概ね10%をクリアできているのでここも合格です。
安定的な営業利益率ですね。
自己資本比率:高いほど良い(最低40%)



自己資本比率は70%台で更に増加中
自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。
自己資本比率は最低40%〜をチェックしましょう。
個人的には自己資本比率60%以上が1つの目安です
自己資本率が70%台と借金も少なく、80%も視野ということで、
堅い財務安定企業と言えます。
配当金(高いほど良い)



配当金は「株を持っていると貰えるお金」です。
2021年は91円と増配予定
2021年3月期は配当も91円と増配の見込みです。
連続増配企業ということで、配当株を探している我々にとって好材料ですね。
配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)



「稼いだ利益のうち、何割くらい配当金に使っている?」という指標が配当性向です。
配当性向:儲けたお金を株主に還元する割合じゃな。
配当性向は20%台とめちゃ低い!
配当性向は平均的には「市場平均の30%よりは低め」で、
まだまだ増配余力のある企業ですね。
2021年3月は配当性向は30%台に乗りそうですが、それでも余力がありますね。
営業活動によるキャッシュフロー



基本的にプラスに出来る企業
営業活動にキャッシュフローは簡単に言うと「商売によって儲けたお金がいくらになったか?」の数字です。
本業で「儲ける力」を調べる項目ですね。
非常に手堅いビジネスで、安定的に稼いでいけるビジネスです。
多少の不況でも、簡単に赤字にはならなさそうです。
現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)



基本的には現金は多い方がいいです。
現金の重要性は「個人の家計でも企業の財務でも同じ」です。
現金は徐々に積み上がっていっていますね。
総還元額(現金などの何パーセントか?)



総還元額は「配当金総額 + 自社株買い」で行った
株主還元の総額です。
現金などの何割かを目安にする
高配当株を探している僕たちにとっては、
業績が悪化しても、配当を維持して欲しいものです。
そのため、短期的に利益が悪化しても、
現金などの内部留保で配当が賄えれば、配当維持が期待できるということです。
現状の財務状況であれば、短期的に業績が悪化しても、配当金は十分支払えそうです。
【まとめ】東証2部上場の小型株だが財務安定の魅力的な企業
非常に堅調なビジネスを行っている企業
ヤマダコーポレーションの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ◎ | 3〜4%台 |
売上高 | ▲ | 右肩あがり(今後は景気次第) |
EPS(1株利益) | ◎ | 200〜400円 |
営業利益率 | ▲ | 10〜15% |
自己資本比率 | ◎ | 70%以上で上昇中 |
1株配当 | ○ | 増配中 |
配当性向 | ○ | 20%目安 |
営業CF | ○ | 基本的にプラス |
現金など | ○ | 年々上昇している |
安定的な業績をあげている企業なので、
業績にの回復の望みつつ配当利回りが4%くらいならポートフォリオの1部に入れても良いかもしれません。
※投資は自己責任でお願いします。
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