株式投資・金融知識

【売上80%成長】「ウェルスナビ(7342)」国内No1ロボアドバイザーを提供。誰でも簡単に資産運用ができる。株価は?今は買いなのか?

プラズマコイです(^^)
SNS: PostPrim

今回は成長企業「ウェルネスナビ」の財務分析をしていきます。

「ウェルネスナビ」は「ロボアドバイザー」による資産運用サービスを提供する企業です。
ロボアドバイザーという名前で親しみをもたせていますが、
その実は統計から導き出された「最もお金が増える売買を自動で実践する」サービスです。

実際の売買は赤枠のなかの商品をAIがいい感じに売買してくれる

プラズマコイも昔使っていて、理想の売買を行ってくれる優れたサービスだと思っています。

2020年のIPO銘柄です。

プラズマコイ

今後、この企業の業績が伸びづつけていくと思います。

「ウェルネスナビ」は理想の資産運用を自動で実現してくれるロボアドバイザーサービスを提供

ウェルネスナビを使うと個人では難しい「長期・積立・分散」を自動で行える

スマホで簡単に、永遠に資産運用ができます

「ウェルネスナビ」の事業収益はおもにWealthNavi事業の取引手数料から生み出されいます。
※執筆時は広告費を積極投入によりまだ赤字です。

個人投資家がウェルネスナビに積立をすればするほど手数料が増加するというビジネスモデルです。

そのため広告費を投じ、たくさんお金をWealthNaviに積立ててもらうことが重要になりますね。

「ウェルネスナビ」は資産運用サービスを展開する企業

誰でも「投資の正解」を簡単に実施することができるサービスを展開している。

各銀行と提携して「預かり資産」を増やしていっている

ウェルネスナビの事業は1つ

  1. ロボアドバイザー事業
    ロボアドバイザー「WealthNavi」のサービス運営

時価総額は調査時点で「756億円」と小型株ですね。
時価総額は一時に比べるとかなり下がりました。

PERは赤字なので無しです。
PSRは予想ベースで16倍程度ですね。

今回は「ウェルネスナビ」について

  • 今後は業績を伸ばせるのか?
  • 配当金を出せるようになる企業なのか?
  • 今は買いなのか?

分析していきたいと思います。

「ウェルネスナビ」の配当利回りを見る

無配当の企業です。

ウェルネスナビ」は現在は配当をだしていません。
グロース期の銘柄ですので株主還元よりも企業成長を優先するフェーズのようです。

「ウェルネスナビ」の売上(上昇トレンドであるか?)

売上(営業収益)は毎年力強く成長中

株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。

ネットで簡単に資産運用ができる「ウェルネスナビ」
ビジネスモデル的に「既存の銀行・証券会社と顧客が被らない」のが1つの強みです。

金融資産が少ない若年層をターゲットとしている

日本は投資に消極的だが今後は意識が高まってくると予想されている

日本国民は歴史的に株式などのリスク資産での運用は意識がありません。

しかし現在は国がNISA、つみたてNISAで積極的に投資を勧誘しているので
「資産運用の市場規模としては今後増加していく」ことが見込まれます。

「ウェルネスナビ」の営業利益率(10%以上は欲しい)

赤字なので営業利益率はマイナスです。

「売上-経費」の儲かり具合が「営業利益率」です。
「営業利益率が高い=儲かりやすい企業」と覚えておきましょう。

業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「ウェルネスナビ」の営業利益率はマイナス。

これは広告費を積極投入しているためです。
仮に広告費を除いた場合「営業利益率は34%」です

ある意味いつでも黒字化が可能ということです。

高い営業利益率の秘密は1%の手数料です。

この1%という取引手数料は、ネット証券の優良な投資信託からみるとかなり割高です。

一方、銀行の対面購入に比べればかなり割安です。

ざっくり手数料比較

  1. ウェルネスナビ:1%
  2. SBI証券の「SBI・V・S&P500」:0.0938%程度
  3. 銀行の対面商品:3%以上(商品により異なる)

WealthNaviは手数料が高いのですが、
それでも「簡単設定&完全自動」で運用してくれるので忙しい人や投資初心者を中心に受け入れられそうです。

プラズマコイは個人的にはWealthNaviは使いませんが兄弟には勧めたいサービスですね。
※両親はスマホが使えないので難しいようです。

そのためウェルネスナビ社の株は投資対象になりえます。

「ウェルネスナビ」のEPS(一株当たり当期純利益)

EPSはマイナスです

1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。

要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ということです。

EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「ウェルネスナビ」のEPSはマイナスです。

グロース期の銘柄で赤字企業なので問題なしです。

2,3年以内には黒字化してくれるかな?といった感覚で見ています。

「ウェルネスナビ」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)

自己資本比率はもっと下がってほしいです

自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。

「ウェルネスナビ」の自己資本比率は45%です。
金融業としてはまだまだ高いですね。

普通なら自己資本比率は高い方が良いのですが、
ウェルネスナビは個人の現金を預かるのが仕事です。
そのため自己資本比率は低くなるのが妥当です。

そのため自己資本比率は銀行のように10%以下を目指して減少していくのが正しい姿です。

自己資本比率の意味でもまだまだグロース期の企業ですね。

ウェルネスナビ」の配当金(高いほど良い)

無配当の企業です。

まだグロース期の企業ですので配当は出していません。

「ウェルネスナビ」の営業活動によるキャッシュフロー

営業CFはマイナス傾向です

「営業活動によるキャッシュフロー」は簡単に言うと
「商売によって入金されたお金がいくらになったか?」の数字です。

基本的には毎年プラスが理想です。

「ウェルネスナビ」の営業CFはマイナス傾向です
広告費を投入し積極的に投資を行っており、営業CFはマイナスですね。

どこで攻め手を緩めるかは気になる所ですが、
それまでは有利子負債や増資によって事業資金を調達していくでしょう。

「ウェルネスナビ」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性) 

事業資金を厚めに積んでいます。

基本的に保有する”現金など”は多い方が良いです。
現金の重要性は「個人の家計でも企業の財務でも同じ」です。

しかしお金は「使ってこそ意味がある」ので貯めすぎは良くありません。

「ウェルネスナビ」の現金は2021年度終了時は100億円程度です。

一時的には広告費の投入などマイナスになることもるかもしれませんが、
基本的には預り金が増えるはずなので現金保有額は増えていくと予想できます。

「ウェルネスナビ」の当期純利益は上昇中か?

毎年赤字ですが問題なしです

「ウェルネスナビ」の当期純利益は赤字続きです。

当期純利益で黒字化するタイミングは2021年か2022年かもっと先でしょうか。
気になる所です。

プラズマコイの現段階での予想では「2022年か2023年での黒字化するかな」と思っています。

また、ウェルネスナビ社の資料では「今後10年で約20兆円〜29兆円ほどはロボアドバイザー市場に流入する可能性」を示唆しています。

仮にウェルネスナビ社のシェアが50%だとしたら
10年後にはウェルネスナビ社の預かり資産は10兆円以上ということになります。

外国の機関投資家に人気の秘密はこの成長ポテンシャルにあります。

【まとめ】「ウェルネスナビ」は国内最大手のロボアドバイザー資産運用会社

高い成長力が期待されている企業です

ウェルネスナビの財務分析のまとめです。

項目評価コメント
配当利回り
売上高超上昇中
営業利益率赤字だが問題ない
EPS(1株利益)まだ赤字
自己資本比率もっと下がってほしい
1株配当
配当性向
営業キャッシュフロー問題なし
現金など問題なし

総評としては業績が大きく伸びる可能性が高いグロース企業です。

個人投資家にとっての問題は「配当金が無いこと」ですね。

PSRなどの株価指標では割高のため、ボラティリティが高く、
株価の調整局面では平気で株価が半分になることもありえます。

5年、10年と長期で持っていれば勝つ可能性は高いと思いますが、
個人投資家のメンタルだと利益が出ようが損失を抱えようが3ヶ月〜6ヶ月で手放してしまいそうです。

【チャートは?割安?】「ウェルネスナビ」の今後の株価は?今は買い時かを予想する

最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。

プラズマコイ

【買い】8%〜10%の損切りルールは入れましょう

この記事の執筆時点(22/1/22)では株価は1,609円。

今はグロース株にとっては相場が悪いので株価が1000円に落ちることも十分あります。
そのうち2000円以上に回復できると思いますが、基本的には上昇トレンドに入ってから買うことをおすすめします。

下落局面で買う場合は勝てる確率が低いので必ず損切り設定をいれておきましょう。

※投資は自己責任でお願いします。

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