学び

【書評】管理ゼロで成果はあがる – 管理、評価を無くすと言うこと

こんにちはプラズマコイです。
今日は、2011年に創業して2018年8月で社員35人の株式会社ソニックガーデンの倉貫義人さんの本を読んでみました。

ソニックガーデンさんといえば「納品の無い受託開発」というビジネスモデルで有名ですが、今回は次世代の組織についてのユニークな活動について書かれています。

そして、本ブログのテーマとしての本質に関わる部分として、一つの答えを見ましたので、いくつかエッセンスをピックアップしたいと思います。
※読了後の感想ですので、本書の意図とは異なる部分も含みます。

本書の結論としては、ここに尽きるかなと思います。

  • 管理をゼロにすれば無駄を省ける
  • 管理をゼロにしても良い人を雇う
  • 良い人(その組織に合う人)かどうかを十分に吟味する

まず、本の中に記載はありませんが、
こういった組織が生まれた背景を考えてみます。

多くの企業は、社員がミスをしないことにコストをかける

現状の多くの日本の組織は性悪説に基づいて設計されています。
そのため根本の思想としては、
「悪い人・無能な人がいる前提であるため、誠実・有能な限られた人間が、承認を取りミスをしないようにする」になります。
よって、多くの社員がミスをしないことに多大なるコストをかけるということです。

大企業など、組織が多くなればこれはこれで一つの答えでしょう。
既存のビジネスモデルで成功して成長するので、最も怖いのはミスをすることなので、これは合理的です。

ソニックガーデンは、大企業と逆のアプローチで組織を作る

ソニックガーデンさんは大きく3つの項目で成果を出しやすい仕組みを構築しています。

楽に成果をあげる(生産性ハック)

生産性を高めるために、

  • 価値の高い業務以外はやめたり半自動化したりとか、
  • タスク管理をしたりとか、
  • モチベーション管理とか、
  • 会議を減らしたりとか、
  • 雑談を推奨したりとか、
  • 受託脳 → 提案脳 にしたりとか

様々な事を行って、単一時間あたりでの仕事の質を工場して、要は残業しなくても価値の高い仕事をできるようにしています。

また、個人的な経験からいくと、提案脳を持っている受注者はほぼいないですね。
提案になるとコンサルティングの要素が強くなってくるので業務のレイヤーが一段階高くなって、求められるスキルも高くなってきます。

デザインやシステムを売っている会社さんだと、どうしてもモノ作る職人としての機能でいっぱいなので、提案は出来ないというのが大方の現実ですので、ここはしびれました。

支配をなくす(自律的に働く)

企業によくある支配的な要素をなくしてますね。

  • 管理(上司に承認する)とかを無くす。
  • そもそも上下関係(ヒエラルキー)がない。
  • 経営の会議の情報はオープンにする。
  • 経営者の思いはブログやラジオで発信をしてビジョンは伝える
  • 入社時に管理をしなくて良い人材かを見極めるために、労力を割く
  • 通勤を無くす(リモートワーク)

これも大企業の問題点のまさに逆をいっていますね。
とあるセミナーで聞いた話で、優秀な生徒を持つと先生が楽という話を聞いたことがあるのですが、組織の文化にフィットして、自律的に判断して成長してくれれば管理がいらないという事で、
いい人材しかとらないような仕組みにしています。


そういう選ばれし者たちしかいないので、情報を隠す必要がないということですね。

常識や慣習をやめる(フリーランスの集団のような自由な会社)

お試し期間

契約はサブスクリプションモデルを採用ということで、これはよくあるAppleMusicとか、Amazon primeの月額課金の形態ということですね。当然お試しき期間があって、そこで見極める事ができます。

これもなかなか良い仕組みですが、ハズレの人材がいたら厳しいので、やはり人材が重要ということですね。

マーケティングをする

お客さんに見つけてもらって、好きになってもらうようにブログ展開して、ビジョンや、ITスキルを認めてもらって、お問い合わせをしてもらうってことですね。

規模を大きくしない

当然大きくなってくると、ヒエラルキー型の組織が必要になってきがちで、組織を維持するコストがかかってきます。そうすると少数精鋭でこそ維持できていた仕組みが成り立たなくなりますね。

管理をなくすことが究極のマネジメント

著書内より

管理を無くすことをコアにした組織づくりという発想に非常に啓蒙をしました。