読書

【要約】働き方5.0 – 落合陽一

こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)

今回は、落合陽一さんの著書、働き方5.0を要約、紹介します。
※一部、意訳も含みます。

本書のテーマは「人間がやるべきこと」の本質は何なのかを考え「これからの世界」を作って行くための考え方の提示となります。

プロローグ

社会にとって適切な課題を設定する人材が重要

コロナウィルスの騒動以降、更に大きく加速していく働き方の変化の中、
重要になってくる人材はどんな人でしょうか?

現在のビジネス書や自己啓発書は以下のテーマで書かれている事が多いです。

  • 好きなことをして生きる
  • 優秀なホワイトカラーになる
プラズマコイ

今のビジネス書は「自己実現の欲求」に焦点があてられています。

落合陽一さんは、現在のビジネス書にかかれている方向性とは違ったスキルがこれからは重要だと説いてます。

「クリエイティブ・クラス」が今後の社会を創る

落合陽一さんの本は、非常に論理的です。
感情に視点を当てる前に、
日本はどうするべきか?社会が良くなるためには「どうなるべきか?」
という視点が見られます。

これからの世の中を創っていける人はどんな人か?
社会に対して課題を立てられる人です。
その人の事を「クリエイティブ・クラス」の人材と呼ぶのです。

プラズマコイ

適切な「課題を立てられる」人材になりましょう。

21世紀はコンピューターによる「魔法の世紀」だった

21世紀はコンピューターという「魔法」が発達しました。
魔法と言うと炎や氷を手から出すものがイメージしやすいですが、
今のスマホやSNSといったテクノロジーは、一昔前からみると魔法のようですね。

現在ではその魔法が「インフラ」になりました。

スマホやSNSが登場したことにより昔よりも「便利」、「効率的」になりました。
コンピューターはそういった「道具」として生活に浸透してきました。

しかし、スマホで操作した結果起こる当たり前の動作の裏側の仕組みを知る人は少ないです。
プログラミングの知識が無いからです。

コンピューターはもっと身近な存在になる

今後、コンピューターは単なる道具(電化製品)ではなく、
我々の「第二の脳」、隣人になって行くと予想されます。

Apple製品のSiri、AmazonのAlexaなどは、
機能は限定的とは言え、体験としては「人との会話そのものです」

映画ブレードランナーなどでもこういった「隣人」としてのコンピューターの存在が描かれています。

これから学ぶべき?英語、プログラミング

英語学習より、母語を正しく使える能力

Google翻訳などの技術が発達してくると、
英語を覚える事も出来るに越したことはないでしょうが、もっと大切な事があります。

日本語を正しい文法で使える事です。つまり国語力です。

今後の世界を生き抜いて行くためには「論理的に話す力」、「本質を見る力」など英語より別スキルのほうが重要度が高いです。

「プログラミングが出来る」は「算数ができる」くらいの価値

今後、プログラムの仕組みを知っていることは重要です。

プラズマコイ

大手企業の社長などがプログラミングスクールで学んだりしています。

しかし、プログラミングの知識を知っているだけではダメです。
その知識を使って「何をするのか?」が重要です。
学歴と同じで東京大学を出ているだけでは価値がないのと同様ですね。

英語、プログラミングといった道具としてのスキルと共に、「思考法など、人間的な能力も鍛えましょう」

「モチベーション」を持てるのは人間だけ

今後重要になってくる人材はのポイントとして以下の内容があります。

  • 浅く広い知識を持っているだけの「意識だけ高い系」ではない
  • 意識高くあらゆることに取り組む「真の意識高い系」になる
プラズマコイ

真の意識高い系って?

人間には機械にはない「モチベーション」があります。
これをやりたい!という欲求です。

真の意識高い系の人は「魔法をかけられる人」になります。

ここで、今後の社会での二通りの人材を解説しましょう・

  • 魔法をかける人(時代を創って行く人)
  • 魔法をかけられる人(しくみをただ使っているだけの人)

詳しく解説していきます。

スマホやコンピューターの進化によって世の中には様ざなま「魔法」が登場しました。

例えばクレジットカードの仕組みやキャッシュレス決済といったサービスも「魔法」です。

これらの「魔法のカラクリ」の仕組みを理解せず、
ただ使っているだけの人が「魔法をかけられている人」です。

モチベーションを持ってコンピューターを利用して「自分の実現したい価値観、世界観」を実施しようとする「魔法をかける人」がこれからの時代では求められてきます。

人はやがてロボットとして生きる?

単純、定形作業はシステムにやられる

コンピューターは演算作業が得意です。
例えば1万件のデータベースから、電話番号を基に氏名を探し出すといった事を瞬時にできるのです。
つまりコンピュータは「総当り戦」が得意です。

このように、誰がやっても同じ作業はシステム化したほうが効率が良いので、
人間は努力の仕方を変える事が求められます。

ホワイトカラーの仕事はシステムに持っていかれる

クラウドソーシングとシステム化によって、今のホワイトカラーの作業である以下の作業は機械に持っていかれるでしょう。

  • 営業に回って仕事を獲得する
  • 見積書を作成する
  • クライアントの要望を現場に伝える

誰かが生み出した仕組みをコピーするのは機械のほうが得意なのです。

逆に、その人にしか作れない「本物のオリジナルを生み出せる」トップランナーは今後も生き残れます。

システムによって、貧困化が進む

ランサーズなどのクラウドソーシングは価格破壊を起こしました。

例えば、元々は200万円で請け負えていたwebサイトの構築が、場合によっては4万円程で済んでしまうのです。

単純なロゴ作成など、何となくスタイリッシュであれば良いというレベルのデザインは低単価が既に起こっています。

このようなクラウドソーシングの登場によって、
コンテンツ制作の低コスト化が進みました。今後も進んで行くことでしょう。

コロナ渦に伴うテレワークの増加で、様ざなま業務で同じような置き換えが起こりつつあります。

IT世界の登場でコンピューターは「資本主義」を変えた

資本主義の特徴は「お金がお金を生む仕組み」です。
そうなると、資本家と労働者側の経済格差は広がる一方です。

理由としては、従来の資産であ「工場」や「土地」と言ったものが無いと出来ない産業は、新規参入が難しいからです。

その代わりに登場したのが、インターネット上のサービスです。
コンピューターの発展と共に登場したサービスです。

コンピューターとネット回線が安く手に入る今、
IT世界に必要な資本は「人間」だけです。

そこで新しいお金持ちである「IT長者」が生まれました。

IT化された社会では「物理的ソース」ではなく、
人間の頭にある「情報リソース」で勝負するほうがスピードに優れる分、勝ちやすいのです。

その「情報」も世の中には既に溢れています。
今後は誰にでも生み出せる情報には価値がないのです。

その人にしかわからない「暗黙知」や「専門知識」によって、それを資本として取り込む事がIT社会では勝負になるのです。

【大企業に入るべき?】「IT企業」ではなく「IT世界」で生き残る

では今後はITの巨人、GoogleやAppleなどITの大企業に入ればよいということでしょうか?
そうではありません。

  • IT企業に入社しても、専門性のない無目的なホワイトカラーに価値はありません
  • IT世界で生き残れる、自分の「専門知識」を活かせる場所であることが大切です。

ホワイトカラーに変わる「クリエイティブ・クラス」

先程も「クリエイティブ・クラス」という言葉がでてきましたが、
クリエイティブ・クラスは「誰にも真似ができない事」を出来る人です。

大げさに言うと世の中を創っていく人です。

IT化で資本主義の攻略法に新たな方法が生まれましたが、
資本主義の社会構造自体は変わっていません。

それは「誰も持っていないリソースを独占できる者が勝つ」という原理です。

例えば以下の人は、誰にも真似が出来ないリソースを持っているのでお金持ちになれます。

  • 多くの株や不動産を持っている資本家
  • アラブの石油王
  • スポーツ選手、芸能人

物理的であれ、情報であれ、
リソースを持っている人と、持っていない人には「とても大きな差」があるのです。

では真似できない情報リソースを持つ(クリエイティブ・クラスになる)方法は何でしょうか?


誰かの実績を「勉強」するのではなく、
自ら新しい問題を発見して解決する「研究」をする事です。

誰かの真似だけしていても価値にはならないという事ですね。

いまを戦うために知るべき「時代性」

「オンリーワン」で「ナンバーワン」になる

人が持っていない専門性持つことは可能です。
ただし、それが今の時代にどんな価値があるかは「合理的に説明」できる必要があります。

ただし、そんなに難しい事ではないかもしれません。
以下に本書から簡単な例を抜き出します。

一番簡単な説明は「人間は同じ物ばかりじゃ飽きるでしょ?」

みんながスイーツのレシピばかり考えて競い合っているときに「自分は辛いものを作る」という方向性を打ち出せば人と違ってきます。

「なぜ?」と聞かれたら「だって甘いものばかり食べてると、たまには辛いものを食べたくなるじゃないですか」と答えれば良い。

本書「働き方5.0」より引用
プラズマコイ

なぜソロキャンプやるの?って聞かれたら
「たまには大自然のなかで1人になる時間がほしくなったりするじゃないですか」

って言えばいいんですね。

5つの問いを自らに投げかけよう

では具体的にどの様に考えて自分が「オンリーワン」な物を見つけるのですようか?

この5つに答えられれば、そのテーマには価値があります。

  1. それによって誰が幸せになれるのか
  2. なぜいま、その問題なのか。先人ができなかった理由は?
  3. 過去の何を受け継いでそのアイディアに到達したのか
  4. どこに行けばそれができるのか
  5. 実現のためのスキルは他の人が到達しにくいものか

解決したい小さな問題を探そう

最近では「好きなこと」「やりたいこと」をやろうという事をいわれます。そんな事がすぐ出てくるはずはありません。

「オンリーワン」のアイディアに向けて5つの問を立てる前に、
ひらめきが必要になります。アイディアを見つけのです。

それは”ふとした瞬間”に訪れるので、そういった小さな問題を見過ごさないように普段から「これは解決したいかも?」といった感覚を持っておきましょう。

問題は小さな問題でもいいんです。例えば以下です。

  • カップラーメンを待つのに3分も待ちたくないかも

解決したい問題が見つかれば、進路が選びやすくなります。
ビックデータが必要であれば、ビックデータを持つ企業に就職すればよいのです。
そこには給料や名声以外の「解決したい課題」のためという明確な理由があります。

ミーティングに出すネタを自分の頭で考えよう

本書には「自分なりのコンテクスト」を考えようと出ています。

自分なりのコンテクスト(文脈)は思考体力がある人が1人で生み出すものです。

「ミーティング」は各自が自分で考えたコンテクストを出し合って取捨選択をする場なので、そこはアイディアを生み出す場所ではありません。

思考体力をつけるために必要な力は「解釈力」です。

プラズマコイ

ネットや他人から聞いた情報を「どう解釈したか?」のストーリーが大切です。

そして、自分が考えたことの意味を「言葉や実装で説明する」事によって、自分の考えを整理することができるので、思考する力がついてきます。

思考体力のある人間は24時、365日考え続けています。

「消費」と「投資」の違いを知ろう

お金の使い方には消費と、投資の2つがあります。違いを理解して起きましょう。

  • 消費・・・使った瞬間にお金の価値がゼロになる行動のこと
  • 投資・・・お金を使っても価値が残る事(頭に残る情報としての価値)
プラズマコイ

心を豊かにするための消費も大切ですが、お金を「投資に使う」という考え方も大切ですね。

本書を買って読む事は「投資」になります。
しかしそれも人それぞれです。読んで満足して何も残らなければ「消費」で終わってしまいますね。

「やりたいこと」をやり続ける人生は楽ではないが。

資本主義は基本的には「お金がお金を生むシステム」です。
お金が欲しい理由の一つに、老後など「未来に対する不安」があります。

宗教が存在するのその「不安から開放されるため」ですね。

さて、不安から逃れるための一つの方法は、
常にやりたいことをやっている状態です。

常に先を見て「チャンス」に乗ろうという姿勢をもつということです。

それは決して楽ではないです。
YouTuberも毎日更新したりと、業務量はサラリーマンよりも多いかもしれません。

それは楽ではないですが、幸福だと言えるのではないでしょうか。

【まとめ】いまを戦うために重要なスキル

最後に、本書で紹介されている、いまを戦う為に重要なスキルを列挙します。

  1. 言語化する能力
  2. 論理力
  3. 思考体力
  4. 世界の70億人を相手にする視野の広さ
  5. 経済感覚(経済が向いている方向)
  6. 世界はコンピューターではなく人間が回しているという意識
  7. そして「専門性」

何よりも「専門性」が重要です。小さいことでもいいので「自分にしかできないこと」は社会がその人材を求める理由になります。

専門性を高めれば「魔法を使う側」になることができるはずです。

プラズマコイ

時代は「天才」ではなく専門性のある「変態」を求めているのです

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