プラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
日本人の考え方に「礼には礼をもって尽くす」「礼には礼をもって返す」という考え方があります。
誰かに優しくされたり、恩を受けたら同じ事を返しましょうという教えです。
では逆に「無礼には無礼を返す」これは良いのでしょうか?
今日は「礼」の意味を紐解き、
失礼な人、無礼な人に対してどのように対応したら良いのか解説していきます。
たまに、めっちゃ理不尽な事で怒鳴られる事がありますよね。。
人間は「返報性の原理(へんぽうせいのげんり)」があります。
そのため「礼には礼を 無礼には無礼を」返すのが人間の心理というもの。
その真理を理解した上で「自分は無礼な人、失礼な人に対してどんな反応をすれば良いのでしょうか?」
この記事では「結局どうしたらいいの?」という疑問について考えていきたいと思います。
「礼」とは?「礼」を尽くすことの目的
礼(れい)とは、さまざまな行事のなかで規定されている動作や言行、服装や道具などの総称。春秋戦国時代、儒家によって観念的な意味が付与され、人間関係を円滑にすすめ社会秩序(儒家にとっては身分制階級秩序)を維持するための道徳的な規範をも意味するようになった。
wikipediaより
「礼」について要約すると
”人間関係や社会秩序をより良くするための、道徳的な規範”
と言えます。
具体的な「礼」の使われ方は以下になります。
「礼」の使われれ方から、その意味を知りましょう
- お礼・・・感謝の意を示す行為
- 失礼・・・礼を失った、悪い行いのこと
- 礼に始まり礼に終わる・・・武道の原則。勝ち負けよりも礼儀の方を尊ぶ価値観
- 礼を尽くす・・・礼儀作法をもって、相手への敬意を示す事
失礼な人と、無礼な人は違うの?
さて、ここからが本題です。
無礼な人にどう接するかを考える前に、
「無礼の前段階」である「失礼」についても触れておきます。
失礼な人とは?
まず失礼とは何なのでしょうか?
失礼とは、なんらかの理由で、人が本来行うべきではない非道徳的な行いをしてしまうことです。
ビジネスシーンなどフォーマルな場で、うっかりミスをしてしまった際に
「失礼しました」と言いますね。
つまり、失礼とはミスをしてしまうことです。
たまたまミスをしてしまったというニュアンスですね。
無礼な人とは?
「無礼」は、単なるミスでは許されない大きなミスをした場合に使われます。
失礼は、一時的なミスをしてしまった状態ですが、
無礼は、失礼を何度も繰り返したり、あるいは1回で致命的なミスをしていまい、
著しく礼を欠いた状態に対して使われます。
皆さんも、江戸時代の時代劇のシーンで、身分の低い人が高い人に正しい礼儀で接することができなかった場合の対応を見たことがあるでしょう。
具体的な例では武士が町民に対して「頭が高い!無礼者!」という台詞ですね。
「無礼者」の意味には、人より獣に近い状態であるニュアンスも含んでいます。
無礼な人にも礼をもって接するべきか?
失礼、無礼の状態を知った上で、考えたいテーマがあります。
礼儀を持たない人であったり、
一時的な感情の高ぶりで失礼を通り越して「無礼のレベル」の態度をとってしまった人にはどう接するべきでしょうか?
こちらも相手に合わせて無礼な態度をとるべきでしょうか?
それとも、こちらは無礼に対して礼をもって接するべきでしょうか?
選択肢は3つあります。
無礼な人に対して、私たちが取れる選択肢
- 【呼応】こちらも無礼で返す
- 【回避】なるべく関わらないようにする。
- 【寛容】優しい心で許し、自分はなるべく礼を尽くす(笑顔、感謝の気持ちを持ち続ける)
どれを選べばよいのでしょう?
常に絶対の正解はありません。
3つの選択肢のどれを選ぶかは、自分次第となります。
相手の状況にもよるでしょう。
どうしても合わないなら「回避」して関わらないようにするのも良いですし、
無視できない場合は相手に「呼応」して、自分の気を収め、ストレスを溜めないようにすることも仕方がないかもしれません。
それでも「寛容」な心で接するのがベストだと思います。
他人の無礼には「寛容」を返すのが最も良い選択肢である
無礼な”状態”になってしまった人には「罪を憎んで人を憎まず」な態度で臨むのが最も良いと言えるでしょう。
たとえ相手が、無礼な態度で怒りをぶつけるような行為をあなたにとったとしても、
そんな未熟で稚拙な行動一部分がそれが相手の全て人格ではないということを想像するのです。
これは相手のためというより自分自身の心の平穏のためです。
相手の無礼に反応していつまでも怒りを抱えていると、自分も良くない人間になってしまいます。
これでは豊かな人生を過ごすことができません。
他人の人格は変えることができませんが、
不満を抱えて毎日を過ごすと、不満を吐き出す事に一生懸命になってしまいます。
相手がどうあれ、自分は「寛容を意識して不満を持たない事」を意識しましょう。
それが私たちの日々の幸せに繋がります。
無礼な人に【寛容】を返せない場合はなるべく避ける
会社の上司や家族など、日々接する人が無礼な人だったらどうしたらいいの?
自分の心の健康が第一です。
無理せずなるべく、その人と関わらないのが吉です。
それが無理なら転職が必要と言えるでしょう。
礼を一時的に失っている「失礼」の状態の人であれば、
「相手には情状酌量の余地がある」と考え「あなたは礼儀をもって接する」で良いと思います。
しかし相手が普段から無礼であったり、何度も同じことをされるようであれば、
その人は少なくともあなたとは合わない人でしょう。
そういった相性の悪い人であれば、
なるべく関わらないよう距離をとるのがお互いのためでしょう。
【まとめ】「礼には礼を 無礼には寛容か回避」を返す
最後にまとめです。
「礼」とは人間関係を円滑にするためのものです。
失礼や無礼な態度をとられたと感じた場合、私たち取るべきおすすめの選択肢は2つです。
- 一時的に感情的になっているなら「寛容」な気持ちをもって優しく接する
- 相性が悪い人とは、なるべく距離を置いて「回避」する
礼が無い人に、礼を尽くしてもつらいだけです。
そんな人は関わらないよう、回避することも大切です。
私たちには感情がありますから、ついつい「感情をぶつけられると、こちらも感情で反応してしまいます」
しかし相手が無礼であっても「あなたが相手に合わせて低いレベルになる必要はありません」
無礼な人と会話を成立させるために「無礼には無礼で返す」ほうが魅力的に見える場面も多いですが「戦いは次の戦いを呼びます」長期的には角を立てても良い形にはなりづらいでしょう。
つまり「なるべく相性の悪い人とは関わらない」ようにするのが良いですね。
以上です。この記事があなたのお役にたてればと思います。
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人間にはレベルがあります。無礼や失礼な人は「気づいてない」状態の人ですね。
親しき仲にも礼儀あり。日々意識したいですね。