株式投資・金融知識

SBI証券で実施する貸株の設定【貸株のメリット・デメリット】

こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)

プラズマコイ

SBI証券で「貸株」をしばらく運用してみました。

この記事を見られている方の中には、主にSBI証券の貸株設定について疑問を持っているかと思います。

そこで今回は「貸株」について実際の画面をベースで解説していきます。

また「貸株」をするべきではない銘柄と、その理由の解説していきます。

結論:SBI証券では「株主優待」が無い銘柄は貸株は設定はしない方が無難だと思います。

SBI証券での「貸株」の設定場所

僕は第一の口座をSBI証券にしていますが、
貸株の設定がとにかくわかりにくい。

実際の貸株設定場所はこちらから遷移できます。

「口座管理 → 口座(円建)→ 貸株」

貸株のメリットは株を貸して「金利を受け取れる」

まず、貸株のメリットはなんと言っても「貸株に設定するだけでお金がもらえる」ことです。

プラズマコイ

貸株にしても別に売買できるし、全部貸株にしとけばいいんじゃね?

そうです。普通に売買できるのであれば、貸株にできる銘柄は、
全部を貸株にしておけば良いのでは?と僕は思いました。

実際にSBIの「貸株」画面を見てみましょう。

画像の右側にあるように、
貸株にしたときの金利はそれぞれの銘柄別で決まっています。

また、貸株にできる銘柄と、出来ない銘柄があるようです。

プラズマコイ

貸株の画面にでてない銘柄は一覧に出てこないみたいですね。

貸株の設定おすすめの設定は「優待優先」

まず最初にSBI証券の迷路から「貸株サービス」設定へのたどり着き方を画面で解説します。

行き方「口座管理 → お客様情報変更・設定 → お取引関連・口座情報 → 貸株サービス」

また、冒頭でも書きましたが「株主優待の株だけ貸株にするべき」というのが僕の意見なので、優待優先に設定をします。

実際に貸株をした時の入金明細をみてみる。

実際に「貸株」をした銘柄の特徴は2つです。

  1. 金利が「貸株金利」として受け取れる
  2. 配当金の代わりに「貸株配当金相当額」として入金される

この「貸株配当金相当額」で受け取るべきでは無いというのが今回のポイントです。

「貸株配当金相当額」で受け取るべきでは無い。

理由は、所得の種類が「配当所得」ではなく「雑所得」となるため

貸株のデメリットは「配当所得」ではなく「雑所得」になってしまう

個人的には「貸株配当相当額」ではなく「配当金」として配当を受け取りたいと思います。

理由は「配当金」なら「配当所得」となり、
「貸株配当金相当額」だと「雑所得」になってしまうからです。

そして、配当所得なら、
確定申告の時に、分離課税が選べるからです。

配当金は「分離課税」が選べて節税になる場合がある

株式投資は年間で、プラスとマイナスを合算する「損益通算」ができます。

損益通算とは年間で儲かった額にだけに課税される仕組み

  • 年間の売買益、売買損、配当金受け取りを合算することが出来る
  • 損失は3年間、繰り越して相殺できる

つまり「損益通算」を行いたい場合は貸株配当相当額として受け取りたくないのです。

※分離課税のメリットはミツモア」の記事 で詳細に解説されています。

貸株をするべき銘柄と、貸株をするべきではない銘柄

では「全ての銘柄の配当を配当金として受け取るためには」
どの株は貸株設定をしてはいけないのでしょうか?

優待株は貸株設定をしても良い

株主優待が設定されている銘柄は「優待優先」の貸株設定をしていれば「自動的に権利確定日に返却」がされます。

引用:SBI証券のヘルプ

優待株ではない場合は、貸株をしない

SBI証券の今の仕様では優待株でないと、
手動で貸株のOFF設定をしないと、配当金として受け取れません。

プラズマコイ

手間を惜しまなければ、権利確定日の前に手動で設定してもよいけど忘れそう

貸株を個別銘柄ごとで解除したい場合の設定方法

それでは既に、貸株を設定してしまっている人が、個別銘柄で設定を解除する方法について解説します。

信用取引口座を開設していない人

「貸出しない」に設定をすれば大丈夫みたいですね。
この表記なら違和感がないのでスムーズに出来るかとお見ます。

「貸出しない」は、ログイン後「口座管理」>「口座(円建)」>「貸株」>「貸株残高」の詳細から設定いただけます。

SBI証券のヘルプ

信用取引口座を開設している人

僕は、信用取引はやっていないですが、一応口座は開設していますので、こちらになります。

貸株を止めたい場合は「信用代用へ振替」を押して
止めたい銘柄に株数を入れればOKになります。

プラズマコイ

「貸株を止める=信用代用へ振替」ということですね。

【まとめ】SBI証券で貸株設定は基本的に「優待銘柄」のみがおすすめ

この記事のまとめ

  • SBI証券の貸株設定の方法
  • 貸株とは、購入した株を貸すことで金利をもらえる制度
  • 貸株にすると「配当金」としては受け取れないので損益通算ができない
  • SBI証券では「優待銘柄」に関しては、権利確定日に貸株を自動で解除できる
  • 株主優待がある銘柄のみ貸株の設定をするのが無難

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