こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は、高配当銘柄として人気の、アサンテの財務状況をチェックしていきたいと思います。
「アサンテ(証券コード 6073)」は、配当金を出し続けられる企業なのか!?要チェックや!
チェックは「IR BANK」で行う
今回紹介されている方法は、IR BANKの「決算まとめ」から確認ができます。
今回は「アサンテ」の財務を見ていきます(^^)
まずは配当利回りを見る
とうとう4%台に突入
まずは、高配当株かどうかをチェックしましょう。
徐々に配当利回りが上昇して、とうとう高配当株の節目となる4%に到達しています。
株主優待で利回りアップ
アサンテは100株保有から年間2回1000円のギフトカードがもらえるところも魅力です。
要は、年間2000円のギフトカードがもらえます。
三菱UFJニコスギフトカードは、イオンなどのモールなどで使えるので、
使いやすいですね。
売上(上昇トレンドであるか?)
超堅実、コロナの影響も軽微
配当金をいままで通り出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安ですね。
アサンテは、コロナでも売上高にはそれほど影響が無いという見通しです。
営業利益率(10%以上は欲しい)
売上から経費を引いたのが「営業利益率」ですが
営業利益率は悪化しています。
これはコロナ対策の費用がかさんでいるからだと思います。
コロナ対策のコストは今後もかさむと考え、すぐには15%台復帰は難しいと考えておいたほうが良さそうです。
しかし素晴らしい営業利益率の会社ですね。
業績が悪化しても営業利益が10%弱という、非常に儲かりやすいビジネスである点が評価できます。
EPS(一株当たり当期純利益)
コロナで業績悪化
1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。
要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことですね。
徐々に上げてきていましたが、コロナ対策が響いたのか、
2021年3月期は46%の減少予想になっています。
配当金(高いほど良い)
配当金は「株を持っていると貰えるお金」です。
毎年4円ずつあがっている
2021年3月期は配当は60円で維持の予定です。
減益の中の配当維持ということで株主還元の意志が見られます。
100株保有の場合は、株主優待と合わせると
1株あたりでは「配当60円、優待20円」で年間8000円の配当+優待ですね。
配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
「稼いだ利益のうち、何割くらい配当金に使っている?」という指標が配当性向です。
配当性向:儲けたお金を株主に還元する割合じゃな。
2021年はこのまま行くと80%以上になりそう
2021年3月期は、配当維持を発表したので、配当性向は80%を超えてくるものと予想できます。
配当性向が一時的にあがっても問題なし?
現金等の保持額を見てみます。
内部留保が多く、1年くらい業績が悪化しても配当が出せますということですね。
自己資本比率:基本的には高いほど良い
自己資本比率は80%台と安心
自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。
自己資本率が80%と借金も少なく、財務安定企業と言えます。
フリー・キャッシュフロー
基本的にプラスを維持できる企業
フリーキャッシュ・フローは簡単に言うと「今年、現金がいくらプラスになったか?」の数字です。
私達の家計と同じで「収入 – 支出」がプラスならどんどん現金が積み重なっていきます。
2021年3月期は悪化が見込まれますが、基本的には安定的に稼げる企業であることがわかります。
【まとめ】今後業績回復が見込めれば配当利回り4%台は仕込み時か?
アサンテの財務分析のまとめです。
配当性向が50%くらいで、配当利回りが4%くらいなら買い
アサンテの財務情報まとめ
- 配当利回り…4%台
- 売上(営業利益)…基本的に堅調な企業
- 営業利益率…今後10%超えで上昇できれば嬉しい
- EPS(一株当たり当期純利益)…直近では半減
- 配当金…1株60円、今後も維持できるかがポイント
- 配当性向…平常時は40%〜50%
- 自己資本比率…80%台。
- フリー・キャッシュフロー・・・基本的に毎年プラス
安定的な企業なので、配当利回りが4%なら買いに向かってもよさそうです。
※投資は自己責任でお願いします。
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