投資歴7年のプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は東京証券取引所、大阪取引所などの「証券取引所」を運営する
「日本取引所グループ」の財務分析をしていきます。
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
株を売買するために必須の取引所。
株式市場の活性化に業績が連動します。
- 「日本取引所グループ」は日本の株式市場の取引所を運営する会社
- チェックは「IR BANK」で行う
- 「日本取引所グループ」の配当利回りを見る
- 「日本取引所グループ」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「日本取引所グループ」の営業利益率(10%以上は欲しい)
- 「日本取引所グループ」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「日本取引所グループ」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「日本取引所グループ」の配当金(高いほど良い)
- 「日本取引所グループ」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「日本取引所グループ」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「日本取引所グループ」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「日本取引所グループ」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
- 「日本取引所グループ」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「日本取引所グループ」は日本の株式市場の取引所を運営する企業の持ち株会社
- 「日本取引所グループ」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「日本取引所グループ」は日本の株式市場の取引所を運営する会社
株の売買が活発かどうかが、
この企業の業績に影響をあたえます。
「日本取引所グループ」の事業利益は主に「株式の売買」で生み出されています。
つまり、暴落が来たら儲かるのが取引所なわけです。
多くの人が株式市場に興味を持って、取引高やETFの購入が進めばそのまま業績向上につながりますね。
日本取引所グループは略称を「JPX」とも言いますね。
「JPX日経インデックス400」などの指数で「JPX」の文字を見ることがあります。
日本取引所グループの事業セグメントは1つ
- 金融商品の取引所
東京証券取引所、大阪取引所、東京商品取引所などを運営。
時価総額は調査時点で「1兆3703億円」ということで大型株です。
PERは30倍と成熟産業にしては高めに見えます。今後の業績の期待値が高いと言えます。
今回は「日本取引所グループ」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
チェックは「IR BANK」で行う
今回紹介されている方法は、IR BANKの「決算まとめ」から確認ができます。
「日本取引所グループ」の配当利回りを見る
成長企業のため配当利回りは低め
「日本取引所グループ」の配当利回りは2%台と、低くなってきました。
2019年は3.5%でなかなかな高配当でしたが、近年は株式市場の活発化が見られます。
そのためか、株価があがってきて利回りが低下しています。
「日本取引所グループ」の株主優待はクオカード
対象株数 | 優待品 |
---|---|
100株 | クオカード1,000円相当 ※1年以上2年未満継続保有の場合2,000円相当 ※2年以上3年未満継続保有の場合3,000円相当 ※3年以上継続保有の場合4,000円相当 |
株主優待はクオカードということで、100株を3年保有で4000円分はかなり魅力的ですね!
今後は株価成長、配当金の増加などで
- 今後キャピタルゲインを狙ったり、
- 今後の配当の伸びを期待できるか
チェックしていきましょう。
「日本取引所グループ」の売上(上昇トレンドであるか?)
2020年度は一旦マイナスと保守的な予想
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「日本取引所グループ」の売上は、綺麗に右肩あがり。
2022年度の会社予想は決算資料では「2021年と同程度を見込む」とのこと。
区切りのよい1300億円で予想してます。
多少保守的に据え置いているように感じますね。
「日本取引所グループ」の営業利益率(10%以上は欲しい)
営業利益は50%を超え上昇中
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「日本取引所グループ」の営業利益率は50%を超えています。
先日紹介した全国保証 と同様に、
業務の仕組み化が完成されている金融商品のビジネスモデルは営業利益率が桁違いの高水準になりますね。
「日本取引所グループ」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは100円手前で停滞中
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「日本取引所グループ」は最近は横ばいで100円えのチャレンジが続いています。
株式市場の盛り上がりに依存するところはありますが、
自社株買いも少しずつ行っており、いつかは100円を達成しそうです。
「日本取引所グループ」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
金融業なので低い
「日本取引所グループ」の自己資本比率は0.5%くらいです。
この自己資本比率は銀行よりもすくないですね。
自己資本比率が低い理由はズバリ「他人のお金を預かる事業だから」
機関投資家や、個人、企業など”お金を預かっている”ので自己資本比率は低くなります。
しかし厳密には借金をしているわけではないので、自己資本比率が低くても債務超過で倒産する心配はないですね。
「日本取引所グループ」の配当金(高いほど良い)
平気で上下する配当金です
「日本取引所グループ」の配当は増配傾向です。
しかし、多くの企業が減配を恐れるのに対して、
業績に連動して配当金を増減させていくという経営スタンスのようです。
安定配当ではないですが、その分、利益を即座に株主還元するという意味では良いかと思います。
「日本取引所グループ」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は60%が目安
「日本取引所グループ」の配当性向は上昇中。
昔は40%が目安でしたが、近年は配当性向を60%を目安としています。
そのため、一株配当は2017年から配当性向が上がっていますね。
「日本取引所グループ」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFも増加中!
「日本取引所グループ」の営業CFは順調に増加しています。
高い営業CFがあるおかげで、配当金や配当性向を増加させられるということです。
これだけ、投資マネーが株式市場にながれてきているということがわかります。
世界的な流れとして、先進国を中心に投資にマネーが流れているというニュースを見かけることも多いですが、
「日本取引所グループ」の営業CFからも実感を得られます。
「日本取引所グループ」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は積み上がっている
「日本取引所グループ」の現金は増加中。
投資家のマネーがここに集まっていると見えます。
2020年の世界的金融緩和の影響で皆が株をかったということがここからも想像できます。
”他人のお金”ではありますが、現金の保有額もつみあがっていますね。
「日本取引所グループ」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
今の財務状況での配当金の支払い状況はどうでしょうか?
今後は300〜350億くらいの配当総額がターゲット
投資家としては、業績が悪化しても配当を維持して欲しいものです。
配当を維持するためには「短期的に利益が多少悪化しても配当を支払える現金」があればよいということになります。
そのため、配当金の総支払額を見ることがポイントになります。
「日本取引所グループ」は直近では配当金は300億くらい。
配当性向60%ということで、利益の殆どを株主に還元していますね。
これだけ配当をだしていて、配当利回りが2%ということから、この銘柄の人気さが伺えます。
「日本取引所グループ」の当期純利益は上昇中か?
ここ5年は横ばい感がある
「日本取引所グループ」の当期純利益はここ5年は概ね横ばい。
2022年は決算資料によると「安定的な市場運営や中長期的な成長に向けた施策」により、営業利益、当期純利益は減少とのこと。
言葉通りなら、株式市場の活発さが同等と仮定するなら2023年度は上向くはずですね。
【まとめ】「日本取引所グループ」は日本の株式市場の取引所を運営する企業の持ち株会社
株が今後もっと流行ればもっと儲かります
日本取引所グループの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ▲ | 2%台 |
売上高(営業収益) | ◯ | 概ね成長中 |
営業利益率 | ◎ | 50%超え |
EPS(1株利益) | ▲ | 90円くらい |
自己資本比率 | ー | |
1株配当 | ▲ | 業績連動 |
配当性向 | ◯ | 60%くらい |
営業キャッシュフロー | ◎ | 上昇中 |
現金など | ◯ | 問題なし(ユーザーのお金) |
総評としては、今後も日本の取引所が活発になっていくと予想するかどうかが売買のポイントになってきますね。
「日本取引所グループ」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【売り】下落トレンドの途中
この記事の執筆時点(21/06/10)では株価は2,523円。
三角持ち合いのチャートを形成中です。
短期トレードではMACD、RSIの指標を総合的に見て、売り時かと思います。
長期保有の目線では、配当利回りも最近は低いので、価格が下がってきたときに「配当+利回り」を目当てに買うべきかなと思います。
※投資は自己責任でお願いします。
株を毎月コツコツ買っていくなら「SBIネオモバイル証券」がおすすめ
日本取引所グループは魅力的ですが、まとまった投資資金がない場合、1株から買える「SBIネオモバイル証券」がおすすめです。
コツコツ買って100株になればその後は優待がもらえるようになります。
【分析ツール】個別株の分析をしたい方におすすめの記事
この記事をご覧のかたで、個別株の分析に興味がある方におすすめのツールがあります。
マネックス証券の「銘柄スカウター」を使った株の分析方法を解説しています。
#PR マネックス証券なら「企業の分析」が簡単にできる
上の記事でも解説していますが、プラズマコイが分析用に使っているツールは
マネックス証券の「銘柄スカウター」です。
以下が気に入ってるところです。
- 企業の業務内容・サービスの概要がわかる
- 企業がどんな事業セグメントを持っているかがわかる
- 直近の決算短信などのIR情報にすぐにアクセスできる
- 各年度ごとや四半期ごとの業績推移が見やすい
銘柄スカウターはマネックス証券の口座を持つことで使えます。
そして口座開設は無料。無料なのでノーリスクです。
口座開設がまだの方はとりあえず開設しておいても損はないので開設しましょう。
この記事が為になったと思ったら応援クリックをお願いします(^^)↓
本ブログは株式投資から経済を学ぶブログです。応援クリックをお願いします!
関連コンテンツです。
キャッシュレス時代の急成長企業「GMOペイメントゲートウェイ」です。
IT系の企業です。こちらは業績が堅いですね。
こちらも似たような堅調さがある企業ですね。
総合商社7社の中で”買い”の高配当株を探しました。
化学メーカー7社の中で”買い”の高配当株を探しました。
安定企業、三井住友ファイナンシャルGの財務分析です。
https://manabinomado.com/money_investment/%e3%80%90%e9%ab%98%e9%85%8d%e5%bd%93%e3%80%91%e3%80%8c%e4%b8%89%e4%ba%95%e4%bd%8f%e5%8f%8b%e3%83%95%e3%82%a1%e3%82%a4%e3%83%8a%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a3%e3%83%ab%e3%82%b0%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%83%978