こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は、今後の経済回復時に注目していきたい、
「JR東海(東海旅客鉄道)」の財務状況をチェックしていきたいと思います。
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
「JR東海」は、新幹線、在来線など、列車を運行している会社
「JR東海」の事業は主に「列車の運行」を行っています。
現在は、他には流通業(駅構内の百貨店や、テナント)からの収入や、不動産業なども行っていますね。
しかし、なんと言っても運輸業(鉄道事業)が柱なので業績はここに左右されます。
近年は厳しい状況ですが、ワクチン摂取の期待や見通しが立ってきた事により、
株価はある程度回復の傾向にあります。
今後、鉄道の客足がどのくらい戻るか?
今は厳しい業績ですが「いつかは」客足が戻ってくると思いますので、そうなると株価も以前の水準まで回復してくると思います。
そういう意味では今買って、長期で持つと良いかもしれませんね。
JR東海の主な収入源は3つ
- 運輸業(東海道新幹線、在来線の収入)
- 流通業(駅構内の百貨店、そのたテナントからの収入)
- 不動産業(沿線の不動産収入)
時価総額は調査時点で「3兆3578億円」ということで大型株ですね。
今回は「JR東海」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
チェックは「IR BANK」で行う
今回紹介されている方法は、IR BANKの「決算まとめ」から確認ができます。
まずは配当利回りを見る
利回りはずっと低いまま
「JR東海」の配当利回りは0%台です。
配当金自体はあまり出しておらず、高配当株としては検討しづらいですね。
高配当株で無い以上は、株価が上がる事が期待できるかどうかが投資の判断になります。
今後は株価成長の期待をベースにしつつ、
- 今後キャピタルゲインを狙ったり、
- 今後の配当の伸びを期待できるか
チェックしていきましょう。
売上(上昇トレンドであるか?)
1.8兆円の市場規模のポテンシャル
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「JR東海」の売上は2020年までは安定の売上を誇っていました。
今はコロナショックでボロボロです。
今後の回復をどこまで予想するかが、買いか売りの判断のポイントですね。
営業利益率(10%以上は欲しい)
30%を超える!
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「JR東海」の営業利益率は30%が目安。
平常時は恐ろしいほどの利益率を誇っていることがわかります。
これは儲かるビジネスだ・・・
EPS(一株当たり当期純利益)
2000円のEPSとか見たことない!
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「JR東海」のEPSは平常時は2000円を超えており、そのためマイナスになるときも凄いですね。
一度プラスに転じればEPSが2000円の盤石なビジネスということで、恐ろしい企業です。
自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は最低40%〜かをチェックしましょう。
40%に向かって増加中
JR東海は、40%弱の自己資本比率まで増加しました。
少しずつ借金を減らして、利益を積み上げていっています。
直近ではコロナショックで少し自己資本比率も下っていますが、
自己資本比率としては現段階では問題なさそうです。
配当金(高いほど良い)
ずっと連続増配をしてきました。
「JR東海」の配当は毎年のように増配をしています。
2021年3月は、業績が悪く、さすがに1株配当が130円の予定ですが、それでも微々たる減配と言っていいくらいまでで減配幅が収まっています。
配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は10%未満が目安
「JR東海」の配当性向は10%以下で推移しています。
もともと配当性向は低いですね。株主還元はそこまで高くない企業と言えます。
もともとが国営だからか・・・
配当性向はもう少し高くても良い気がしますね。
営業活動によるキャッシュフロー
物凄い安定キャッシュフロー
「JR東海」の営業CFは概ね安定黒字。
2021年は赤字なので悪化が確実だと思いますが、
平常時であれば、金が唸ると言えるほどの営業CFを誇りますね。
現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
近年は7000億くらいもっていました
次に見ていきたい項目は企業が保有する「現金など」です。
「JR東海」近年は7000億くらいを持っており、
それ以外は配当や別の用途につかうというスタイルを取っていましたね。
2021年は6300億円ほどの赤字を見込んでいるので、借入をしないと心もとない水準ですね。
あまりにもキャッシュフローが戻らなければ、どこかで資金調達が行われるかもしれません。
配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
今の財務状況での配当金の支払い能力はどうでしょうか?
とりま300億くらい用意できればOK
投資家としては基本的に、業績が悪化しても配当を維持して欲しいものです。
配当を維持するためには、短期的に「利益が多少悪化しても配当を支払える現金」があればよいということになります。
そのため、配当金の総支払額を見ることがポイントになります。
「JR東海」は300億くらいが1つの目安です。
もともとは4000億くらい当期純利益をあげる事ができている企業なので、このくらいの配当金であれば平常時であれば余裕ですね。
【まとめ】JR東海はバリュー株の「鉄道」の企業
今後、電車を使う人がどのくらい戻るか?!
JR東海の財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ✕ | 0%台 |
売上高 | △ | コロナショック 平常時は○ |
EPS(1株利益) | ◎ | マイナスだが 平常時は2000円 |
営業利益率 | ◎ | マイナスだが 平常時は30%くらい |
自己資本比率 | △ | 少しさがったがok |
1株配当 | △ | 業績悪化で一旦減配 |
配当性向 | △ | 10%くらい |
営業CF | ◎ | 平常時は安定的に黒字 |
現金など | ▲ | 近年は7000億が目安 |
総評としては、昨今はウィルスの影響で業績は大ダメージを受けてボロボロです。
しかしワクチンの開発が発表されてからは、経済回復の期待から株価も上昇しています。
今後はいち早くワクチン摂取が行き渡り、経済が回復してくれることが待たれます。
「JR東海」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【買い】底値は通過したように見える
この記事の執筆時点では株価は16,390円。
底値は一旦超えたと思うので、ここからは上昇余地の方が大きいと思います。
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