こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は、高配当株として注目の「JFEシステムズ」の財務状況をチェックしていきたいと思います。
JFEシステムズの事業内容を見てみましょう。
主な事業は、今流行りのIT、DXと言った「IT事業」です。
JFEシステムズは、
公式サイトより事業内容を意訳
情報システムの企画・構想、設計、開発、保守・運用を行っています。
その他、自社プロダクトや協力企業のシステムを活用した業務システムの構築を行っています。
「JFEシステムズ(証券コード 4832)」は、配当金を出し続けられる企業なのか!?要チェックや!
チェックは「IR BANK」で行う
今回紹介されている方法は、IR BANKの「決算まとめ」から確認ができます。
今回は「JFEシステムズ」の財務を見ていきます(^^)
まずは配当利回りを見る
増加中で、3〜4%あたりになってきました
JFEシステムズの配当利回りは上昇傾向。
直近で高配当化しました。
3.5以降になってきて「気になる銘柄」になりました。
何か理由があるはず、業績をチェックしていきましょう。
売上(上昇トレンドであるか?)
順調に成長できています。
2021年もそこまで打撃をうけてません。
配当金をいままで通り出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
JFEシステムズは売上が右肩あがりでコロナの影響もそこまでありません。
IT業界の強さをここでも垣間見ることができます。
IT需要はこれからも続きそう!
営業利益率(10%以上は欲しい)
売上から経費を引いたのが「営業利益率」です。
「営業利益率が高い=儲かりやすい」と覚えて置きましょう。
そろそろ10%を安定的に超えてきそう
業種ごとで異なりますが、市場平均は7%なので、まずまずですが、
営業利益率は10%を超えていて欲しいというのが本音です。
「JFEシステムズ」は概ね10%くらいなのでそろそろ物色しても良さそうです。
EPS(一株当たり当期純利益)
EPSは高い!
1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。
要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことですね。
個人的には100円くらいが目安ですが、
JFEシステムズのEPSはここ3年間は約300円以上と、高い数字を出せています。
基本的には、効率的に稼ぐ力は優秀な企業と言えますね。
自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は50%台だが大きな問題はなし!
自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。
自己資本比率は最低40%〜をチェックしましょう。
個人的には自己資本比率60%以上が1つの目安です
JFEシステムズは自己資本率は常に50%程度ですが、
その分未来への投資を行っているといえます。
つまり、問題ないということです。
配当金(高いほど良い)
配当金は「株を持っていると貰えるお金」です。
配当金も上昇中
2021年03月期も年間配当も2020年と同じで120円の予想で、
業績悪化の中での配当維持の予定です。
後述しますが、現金が豊富なので、
「減収→即減配」とならない、株主還元の意識が高い企業といえます。
配当金が目的の株としてはプラスの材料ですね。
配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
「稼いだ利益のうち、何割くらい配当金に使っている?」という指標が配当性向です。
※【目安】業種によりますが、市場平均の配当性向は30%くらい。
配当性向:儲けたお金を株主に還元する割合じゃな。
配当性向は20〜30%くらいですね。
JFEシステムズ配当性向は低いと言えます。
増配を続けられている理由は、利益があがっているからなのでその点は安心材料です。
営業活動によるキャッシュフロー
利益体質の企業!
「営業活動によるキャッシュフロー」は簡単に言うと
「商売によって儲けたお金がいくらになったか?」の数字です。
本業で「儲ける力」を調べる項目ですね。
JFEシステムズは確実に利益が積み上げられますね。
特にこの5年はデジタル化の波に乗って業績がぐんぐん伸びてます!
現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金豊富なのが、減配しない理由
基本的には現金は多い方がいいです。
現金の重要性は「個人の家計でも企業の財務でも同じ」です。
JFEシステムズの現金は徐々に積み上がっていっていますね。
この5年で2倍以上に積み上がっています。
こちらも、配当金にとってはポジティブな材料ですね。
配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
今の財務状況での配当金の支払い能力はどうでしょうか?
7.5億円くらいの配当支払いですね
高配当株を探している僕たちにとっては、
業績が悪化しても、配当を維持して欲しいものです。
そのため、短期的に利益が悪化しても、
現金などの内部留保で配当が賄えれば、配当維持が期待できるということです。
現金が100億以上あるので、配当金の支払いへの余裕は十分ですね。
業績から考えても、減配のリスクは低いと言えそうです。
【まとめ】JFEシステムズはイケイケの「情報システム」を作っている企業
情報システムの企画・構想、設計、開発、保守・運用を行う財務優良企業
JFEシステムズの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ○ | 3%台 |
売上高 | ○ | 基本的には右肩上がり |
EPS(1株利益) | ◎ | 100円を軽々と超える |
営業利益率 | ▲ | 現状では、10%くらい |
自己資本比率 | ▲ | 50%くらい |
1株配当 | ○ | 高配当化が進む |
配当性向 | ○ | 平常時は20〜30%くらい |
営業CF | ◎ | 基本的にプラス |
現金など | ◎ | 驚異的な伸びで増加中 |
現状の業績からは、他業種に比べて今後の成長も期待できる企業になります。
そこを加味して、配当利回りが3.75〜4%なら買っても良さそうです。
「JFEシステムズ」に投資すべき?1つ懸案事項がある
投資を検討するにあたり、1つ懸念があります。
それは「グループ会社の業績不振」です。
※この記事を書いている時点の意見です。
「JFEシステムズ」の大株主は、
グループ会社のメイン事業「JFEスチール」です。
この「JFEスチール」は最近赤字なので、この辺りがどう影響するかが1つの懸案事項ですね。
配当金を出させるか?
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※投資は自己責任でお願いします。
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