プラズマコイです(^^)
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今回は「国内主要タイヤメーカー」の業績・財務状況をチェックしていきたいと思います。
「国内主要タイヤメーカー」で有名なのは以下の4社です。
国内主要タイヤメーカー4社
- ブリヂストン (5108)… ブランド:BRIDGESTONE
- 住友ゴム工業 (5110)… ブランド:ダンロップ
- 横浜ゴム (5101)… ブランド:ヨコハマタイヤ
- TOYOTIRE (5105)… ブランド:トーヨータイヤ
いずれも高配当株で特にブリヂストンなどは大型企業で、
安心な高配当株として有名な企業です。
今回はタイヤメーカー4社の業績・財務指標を比較してタイヤメーカーのなかで
最もおすすめな株を決定したいと思います。
国内のタイヤメーカーは4社ありますが、
— プラズマコイ@毎日ブログで日本株を分析? (@purazumakoi) March 18, 2022
いまはどの企業も配当利回り4%前後の高配当株です?✨
コロナショック以降、売上は回復して過去最高予想の企業も多いです。
一方、原材料や物流費が高騰していることから、利益は回復しきっていないのが現状です。
今後の業績にも懸念がありそうです?
タイヤメーカーでもっともお買い得な銘柄はどれでしょうか
いずれも高配当ですが、株価・配当が伸びていく企業を探したいですね。
- 「国内主要タイヤメーカー」の業績傾向
- 「国内主要タイヤメーカー」の時価総額を見る
- 「国内主要タイヤメーカー」のPERを見る
- 「国内主要タイヤメーカー」の配当利回りをみる
- 「国内主要タイヤメーカー」の売上高をみる
- 「国内主要タイヤメーカー」の売上高成長率
- 「国内主要タイヤメーカー」の営業利益率(業種によるが10%以上目安)
- 「国内主要タイヤメーカー」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「国内主要タイヤメーカー」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「国内主要タイヤメーカー」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「国内主要タイヤメーカー」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「国内主要タイヤメーカー」の現金比率はいくらあるか?
- 「国内主要タイヤメーカー」の当期純利益は?
- 【まとめ】「国内主要タイヤメーカー」ではどれがおすすめなの?
「国内主要タイヤメーカー」の業績傾向
原材料の高騰が続いています。
国内タイヤメーカーのいまのトピックスは以下が挙げられます。
- 原材料は高騰
- 半導体不足で車が減産、タイヤ需要も減少
- 円安で業績に好影響
- ロシア、ウクライナ情勢の懸念
業界的には業績は回復傾向でコロナショック以降からは持ち直してきた形です。
それでは各々の項目で比較していきます。
「国内主要タイヤメーカー」の時価総額を見る
時価総額としてはブリヂストンが飛び抜けています。
時価総額を見ると1強ですね。ブリヂストンは3兆円ほどあります。
他の3社は時価総額的には同じ水準で推移しています。
「国内主要タイヤメーカー」のPERを見る
トップ2の方が高い水準ですね。
PERとしては、ブリヂストン・住友ゴムが11倍程度です。
横浜ゴム、TOYO TIREは7倍程度です。
上位2社の方が人気だと言えます。
「国内主要タイヤメーカー」の配当利回りをみる
利回りは概ね同水準です
配当利回りは4社とも同水準です。
4%前後ですね。
横浜ゴムだけは連続増配を維持していますが、
ブリヂストンはコロナショックで減配してから翌年にすぐ復配しています。
「国内主要タイヤメーカー」の売上高をみる
国内2位は住友ゴムですね
売上高ではブリヂストンが1位です。
他の国内企業では住友ゴム、横浜ゴム、TOYO TIREときれいに3段階に分かれています。
売上高がそのまま時価総額の順位にも反映されていますね。
「国内主要タイヤメーカー」の売上高成長率
直近の売上成長ではブリヂストンが見劣り
「国内主要タイヤメーカー」の営業利益率(業種によるが10%以上目安)
営業利益率は住友ゴムが低いですね
営業利益率は住友ゴムが低い水準です。
横浜ゴムも表では12.5%になっていますが平常時は7%前後ですね。
ブリヂストン、TOYO TIREの営業利益率は概ね10%前後で高いと言えます。
「国内主要タイヤメーカー」のEPS(一株当たり当期純利益)
住友ゴムが低い水準
EPSで目立つのは住友ゴムの低さです。
ブリヂストンは高いEPSを記録しています。
横浜ゴムが次いで高いですね。
「国内主要タイヤメーカー」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率はブリヂストンが高いですね
自己資本比率はどの企業も50%前後で大きな違いはありません。
その中でもブリヂストンが最も高いです。
横浜ゴムは最近あがってきましたね。
住友ゴムが他と比べると若干低いですね。
「国内主要タイヤメーカー」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は住友ゴムが高めです
配当性向は、ブリヂストンは30%〜40%程と市場平均並みです。
横浜ゴムも、表では15%ですが、歴史的には30%を目安においているように見えます。
住友ゴムは配当性向が他企業に比べて高くなっています。
TOYO TIREも、ブリヂストン・横浜ゴムと比較すると歴史的には若干高めです。
「国内主要タイヤメーカー」の営業活動によるキャッシュフロー
ブリヂストンが飛び抜けています
営業CFでは1位のブリヂストンが飛び抜けています。
平常時だと5000億円を超えます。
住友ゴムは歴史的には国内2位ですが、
直近だと「安定感の横浜ゴム」に抜かれています。
TOYO TIREは最も低い数値ですね。
「国内主要タイヤメーカー」の現金比率はいくらあるか?
ブリヂストンの現金比率が高いですね。
総資産のうちの現金比率は、ブリヂストンが最も高い水準です。
ブリヂストンは近年、現金保有額を積み上げているので水準があがっていますね。
現金比率からみる安心感はブリヂストンに軍配があがりそうです。
「国内主要タイヤメーカー」の当期純利益は?
ブリヂストン、次いで横浜ゴムですね
当期純利益としては、ブリヂストンが最も高いです。
売上規模が大きいので利益も大きくなりますね。
注目するのは他3社でしょう。
横浜ゴムが一歩リードしています。
表の650億円は2021年に記録した過去最高ですが、高水準で推移しています。
【まとめ】「国内主要タイヤメーカー」ではどれがおすすめなの?
ブリヂストン、横浜ゴムがおすすめです
国内主要タイヤメーカーの指標分析のまとめです。
※数字は2021年決算より
※配当利回りなどは22/3/18調査時点のものあり
項目 | 順位 |
---|---|
時価総額 | 1位:ブリヂストン 2位:住友ゴム |
PER | 1位:ブリヂストン 2位:住友ゴム |
配当等利回り | 1位:住友ゴム 2位:横浜ゴム |
売上高 | 1位:ブリヂストン 2位:住友ゴム |
売上高成長率 | 1位:住友ゴム 2位:横浜ゴム |
営業利益率 | 1位:TOYO TIRE 2位:横浜ゴム ※一時要因 参考値 |
EPS | 1位:ブリヂストン 2位:横浜ゴム |
自己資本比率 | 1位:ブリヂストン 2位:横浜ゴム |
配当性向の低さ | 1位:横浜ゴム 2位:TOYO TIRE ※一時要因 参考値 |
営業CF | 1位:ブリヂストン 2位:横浜ゴム |
総資産:現金比率 | 1位:ブリヂストン 2位:TOYO TIRE |
当期純利益 | 1位:ブリヂストン 2位:横浜ゴム |
総評としては、ブリヂストンがやはり王道の投資先で、次いで横浜ゴムもおすすめです。
横浜ゴムは「安定配当で営業CF・利益が安定」しており、
2番手以降のタイヤメーカーでは最も魅力的です。
不祥事があると印象が悪く、顧客離れが続く可能性があります。
もともとは堅いビジネスなのである程度業績悪化の耐性はあると思いますが、
同業他社がいるので、現段階ではそちらの銘柄を買ったほうが安心感がありますね。
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
株価的にブリヂストンが高くて買えないなら、横浜ゴムを買いましょう
タイヤメーカー4社で業績や財務を総合的に判断すると、
ブリヂストン・横浜ゴムがおすすめです。
※本記事は金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
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