こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は、現在業績が成長中の「チャームケア」の財務状況をチェックしていきたいと思います。
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
「チャームケアコーポレーション(証券コード 6062)」の業績は?今後の株価や配当金はどうなるのか?
チャームケアは高配当株ではないのですが、介護がテーマなだけに、成長性を意識して見ていきます。
また、株主還元の意識が垣間見られるので、今後高配当化をする可能性も視野にいれて見ていきましょう。
チャームケアの事業内容
「チャームケア」の事業内容を見てみましょう。
チャーム・ケア・コーポレーションは、首都圏・近畿圏で有料老人ホームを運営しております。
公式サイトより引用
ご入居者様に「入って良かった」と喜んでいただけるホームをめざして、常により良いサービスを追求しています。
有料老人ホームの運営をしています。
高齢化社会がどんどん進んで行くことを考えると、成長しそうな企業ですね。実際のところを見ていきましょう。
何気に多くの施設の月額利用料が月額20万円くらいが目安で、
更に高級な老人ホームも運営をしています。
先日こんなツイートもしているように、業績も絶好調。株価も好調です。
チャームケアの売上成長率がきれいに右肩あがり、直近の決算説明資料も強気。
— プラズマコイ@大企業で好きに生きる (@purazumakoi) February 13, 2021
業績は今後も伸びそうな気配。
月額の利用料が概ね20万円+空室率が低い現状を考えると今後も成長しそう。 pic.twitter.com/rvSczLZPN6
まずは配当利回りを見る
配当利回りは低いです
「チャームケア」の配当利回りは1%未満。
配当金は増えていますが、高配当株とは呼べません。
グロース株ですね。
今は業績拡大フェーズだということが決算説明資料などからも伺えます。
売上(上昇トレンドであるか?)
売上は毎年20%くらい成長
配当金をいままで通り出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「チャームケア」は毎年成長していて、期待通りの成長を見せています。
コロナ下でも全くダメージを受けた様子はなく、
力強い売上成長率を維持しています。
高齢化社会の今、業績が下がるネガティブな材料は見当たりません。
営業利益率(10%以上は欲しい)
10%まであと少し
売上から経費を引いたの時の儲かり具合が「営業利益率」です。
「営業利益率が高い=儲かりやすい企業」と覚えて置きましょう。
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「チャームケア」の営業利益率は9%ほどですね。
少しずつ営業利益率が上っているので、目安である10%にももう少しで手が届きそうです。
EPS(一株当たり当期純利益)
増加中!
1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。
要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことですね。
個人的には100円くらいが一つの目安です。
「チャームケア」のEPSはまだまだ低いですが、成長中です。
EPSが上昇傾向というのも、稼ぐ力が高まっている指標なので好材料ですね。
配当金(高いほど良い)
何気に連続増配の銘柄
配当金は「株を持っているだけで、その企業からもらえるお金」です。
配当は概ね増配傾向ですが、配当金は今はあまり出していません。
そのため、配当金狙いで購入する株ではありませんね。
しかし、少しずつ配当金を増やしており、
2021/06は9円とさらなる増配予想を発表しています。
株主還元の意識が垣間見られます。
配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
「稼いだ利益のうち、何割くらい配当金に使っている?」という指標が配当性向です。
※【目安】業種によりますが、市場平均の配当性向は30%くらい。
配当性向:儲けたお金を株主に還元する割合じゃな。
この会社の配当性向は低い状態ですね。
「チャームケア」は配当性向は10%ほどです。
まだまだ配当金にお金を出すフェーズではありません。
しかし、今後数年間で配当性向は徐々に増えていくのではないかと予想もできます。
業績が伸びればその分増配も期待できますね。
営業活動によるキャッシュフロー
増加傾向で良い感じ♪
「営業活動によるキャッシュフロー」は簡単に言うと
「商売によって儲けたお金がいくらになったか?」の数字です。
その会社の事業で「儲ける力」を調べる項目ですね。
「チャームケア」は、概ね増加傾向です。問題なしですね。
自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。
自己資本比率は最低40%〜かをチェックしましょう。
個人的には自己資本比率60%以上が1つの目安です
「チャームケア」はまだまだ、成長時期で借入金は多いですが、
それでも自己資本比率は目安の40%台に乗ってきました。
そろそろ安全領域にはいってきました。
現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は増えています。
みなさんもご存知のように、基本的に現金は多い方が良いです。
現金の重要性は「個人の家計でも企業の財務でも同じ」です。
「チャームケア」の現金は増加傾向です。
特に2020/06は、かなりの現金が増えています。
現金の増加は株の発行によるもの
株の発行で運営資金を調達!
手元資金を集めるために、株を発行しています。
今は業績の基盤を固めるため、
一気に攻めたいという意識の現れですね。
配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
配当金の支払い状況はどうでしょうか?
1億円くらいの配当の支払いですね
配当金は株を発行したり、増配をしているので増加傾向ですね。
そろそろ配当金の支払額も増えてきました。
業績が悪化したら、即減配のリスクにつながりますが
今の業績では減配のリスクは少なさそうですね。
【まとめ】チャームケアは、有料老人ホームを運営する「今後も成長しそうな」企業
今後も伸びそうな感じ
チャームケアコーポレーションの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ✕ | 1%未満。まだ配当金狙いの銘柄ではない |
売上高の成長 | ○ | 20%くらいで成長中 |
EPS(1株利益) | ○ | 46円だが増加中 |
営業利益率 | ▲ | 10%まであと少し |
自己資本比率 | ▲ | 40%に到達だが、まだこれから |
1株配当 | ○ | 9円だが増配中 |
配当性向 | △ | 現状は10%くらい |
営業CF | ○ | 増加傾向 |
現金など | ▲ | 増加 ※今後注視が必要 |
現状の業績からみて、
成長性も高く、株主還元の意志も高いところが魅力な企業だと思います。
3年後、5年後の業績が楽しみな企業ですね。
※この記事を書いている時点の意見です。
「チャームケア」に投資すべきか?
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
これは買いかもしれない
株価と、配当金の両方の上昇が期待できる銘柄なので、
少しずつ買い集めはじめても良いと思います。
※投資は自己責任でお願いします。
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