プラズマコイです(^^)
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今回は、eMAXIS Slimシリーズの5つの商品のパフォーマンス比較をしていこうと思います。
また、その中で、米国株や全世界株以外にも債権を持つべきという部分に注目したいと思います。
eMAXIS Slimシリーズの5つの商品をピックアップ
直近の相場感を振り返ると、2021年は米国株が絶好調でした。
その反動で、2022年の米国株は大きく失速をしています。
2020年、2022年はコロナショックの影響もあり、様々なYouTuberの方を中心に米国株の魅力が一般にも広く伝わった印象があります。
米国株以外の選択肢も考えておきたいところです。
5つの商品はその特性により、期間を変えるとパフォーマンスも大きく異なります。
今回比較する5つの投資商品
- eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)
日経平均に連動する投資信託 - eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
投資指数「S&P500」に連動する投資信託 - eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
投資指数「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス」に連動する投資信託 - eMAXIS 先進国債券インデックス
投資指数「FTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)」に連動する投資信託 - eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
8つの資産(国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債権、新興国債券、国内リート、先進国リート)を均等に組み込んだ投資信託
そこで長期・短期の2つの視点で商品特徴を見てみましょう。
長期では米国株・全世界株が強い
eMAXIS Slimシリーズは比較的最近できた投資信託シリーズなので2018/10/31〜2022/07/01の期間で見てみます。
2018/10/31の価格を「基準値:10,000」と設定して成績の比較を行います。
長期では「米国株 > 全世界株 > 日本株」と株式が強い
長期で見た場合は、やっぱり株式が強いです。
まず長期では、株式が強いと言えます。
5つの比較商品のなかでは…
- 米国株式(S&P500)が最も好成績
- その米国株が牽引する「全世界」が次に好成績
- 日本株も8資産均等型よりは増えてる
以上の結果になりました。
そのため長い目でみる場合、ちまたで話題になる、
米国株最強説や、全世界最強説の通り米国株や全世界株(オルカン)を買うのが現時点では資産を増やす上で最適解といえるでしょう。
短期では債権が強い時期もある
2022/04/04の価格を「基準値:10,000」と設定して成績の比較を行います。
長期では「先進国債権 > 8資産均等型」と債券を含んだものが強い
株の調整局面では債権の方がパフォーマンスが良いです。
2022/07/01時点での短期(3ヶ月)では債権のほうがパフォーマンスが良いです。
原因は2020年のコロナショック時より米国政府が行った金融緩和(お金のばらまき)ですね。
その結果、米国経済のインフレが加速し、FRB(米国の中央銀行)は物価の上昇を抑えるため2022年より金利を上げはじめました。
今の米国経済は世界の中心であるため以下のように株価は下落になりました。
- 米国株式(S&P500)が大きく下落
- その米国株が牽引する「全世界」も下落
- 日本株も米国株につられて下落
その一方、金利上昇局面では、債権価格も一時的に売られて下落はします(過去に発行された債権の利回りがさがるため)
しかし下落が一服したあとは、株式の配当金と比較して、債権利回りの魅力度があがるため、米国株が売られた資金が債券に流れ込みます。
そのため「先進国債権」は下落せずむしろ上昇する形になっています。
また、債権が含まれた8資産均等型も下落幅がマイルドになっています。
バフェットが提唱する「株式90%、債権10%」の意味
債権の重要性に注目したいです
生きる伝説である投資家ウォーレン・バフェットは、自身の経営する投資ファンドで発行した2013年バークシャー・ハサウェイ「株主への手紙」にてプロではない個人投資家向けに以下の言及をされています。
- 10%の割合は米国短期債を買う
- 90%はS&P500に連動する低コストのファンドを買う
メインの投資は「S&P500連動の低コストの商品を買うべき」ということに注目が行きがちですが、
米国株の暴落局面では「10%の割合で債権を持っておくべき」という教えが輝きを増してきます。
S&P500連動商品だけを買うのではなく「10%は債権を買うことで投資パフォーマンスを安定させる」という狙いが感じ取れます。
【まとめ】長期投資には債権もポートフォリオに組み入れたい
株式の暴落時には個人投資家の心を救ってくれるでしょう
eMAXIS Slimシリーズの5つの商品を比較してわかったこと
- 長期的には、米国株、全世界株といった株式が強い
- 株価が暴落する局面では債権の成績がよくなる。
前回のコロナショック時は、短期で株価の下落、回復が起こったため、債権の価値があまり出ませんでしたが、緩やかに株価が下落してくる局面では債権が威力を発揮しますね。
個人投資家の場合、定期的に資産推移をチェックするかと思いますが、
株価が下落している時には、評価額を維持している債権が投資を継続する上で心強い味方になってくれそうです。
実際のところ、コイは株価が暴落しているいま、債権の安定性に心が救われることを実感しています。
また今回の調査の気づきとして「8資産均等型は中途半端なので不要」ということも付け加えておきます。
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eMAXISSlim(イーマクシススリム)とは・・・
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