プラズマコイです(^^)
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今回は「2023年の注目テーマ」になりそうな「地方銀行(地銀)」を調査しました。
実は地銀は一部の投資家では話題にあがっていました。
そのなか2022/11/25(金)に有名投資家の「井村俊哉さん」が「富山第一銀行 (7184)」の大株主に登場しました。その結果、富山第一銀行はストップ高になりました。
今後ほかの地銀や関連企業など「注目度が増していく新テーマ」になることが予想されます。
【実は上昇している銀行の株価】
— プラズマコイ@日本の高配当株でコア・サテライト戦略🎏 (@purazumakoi) November 27, 2022
東証銀行セクター連動ETFである1615を見ると
ボトムは100円付近、ジリジリと上昇中です。
直近高値の目安
・211円(約15%📈)
・226円(約23%📈)
・255円(約40%📈)
材料が出ればここまでは行きそうです🎏💭
1615の内訳はざっと5割がメガバン、残り5割に地銀などです。 pic.twitter.com/IfSWG1sQN8
銀行セクターチェック用の指数としては「1615 野村東証銀行 」を使っています。
長らく銀行株は割安で放置されており、メガバンク以外には資金が集まりにくい状況でした。
しかし潮目が代わり、地銀セクターにもスポットライトがあたりそうです。
そこで地銀の展望を調べ、注目銘柄をピックアップしました。
ディフェンシブな高配当株も多いので、
地銀セクターは「高配当株投資にぴったり」ですね
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- 「地銀」が注目されている理由
- 地銀セクター74銘柄から割安感がある注目28選を紹介
- 7184 富山第一銀行
- 8359 八十二銀行
- 8366 滋賀銀行
- 8416 高知銀行
- 7350 おきなわFG
- 8331 千葉銀行
- 8368 百五銀行
- 8381 山陰合同銀行
- 8418 山口FG
- 8522 名古屋銀行
- 7173 東京きらぼしFG
- 8345 岩手銀行
- 8386 百十四銀行
- 8337 千葉興業銀行
- 8341 七十七銀行
- 7380 十六FG
- 8334 群馬銀行
- 8360 山梨中央銀行
- 7381 北國ファイナンシャルホールディングス
- 7337 ひろぎんホールディングス
- 7189 西日本ファイナンシャルホールディングス
- 8542 トマト銀行
- 8354 ふくおかファイナンシャルグループ
- 5830 いよぎんホールディングス
- 5831 しずおかファイナンシャルグループ
- 5832 ちゅうぎんファイナンシャルグループ
- 7389 あいちファイナンシャルグループ
- 8560 宮崎太陽銀行
- 株価が低い銘柄なら少額からでも買える
「地銀」が注目されている理由
地銀が注目されている理由はいくつかありますが、
おもな3つのポイントを紹介します。
【結論】なぜ地銀が注目されているの?
- 日本の金利上昇が期待されている
- 銀行の株主還元意識が高まっている
- PER、PBRなど株価指標が割安
個別で解説していきます。
理由1:日本の金利上昇が期待されている
日本は長らく不況のため「ゼロ金利政策・マイナス金利政策」を行ってきました。
これは銀行にとって収益が悪化することになります。
マイナス金利って聞いたことあるけど、
何で銀行が儲からなくなるのでしょう?
銀行は「金利で稼ぐビジネス」のため低金利では儲かりません。
儲からない産業に投資しようという人はいません。
そのため「投資家から見放された」わけです。
銀行が低金利だと儲からないのはわかったけど、
これから日本の金利が上がるって本当なの?
今になって「マイナス金利政策の解除」が期待されています。
その背景には、日本銀行の総裁の交代が噂されているからです。
いまの日本銀行 黒田総裁の任期は2023年4月8日まで。
その後は総裁が変わって、世界各国に倣って「日本も政策金利を利上げする」との思惑が市場に広がっているのです。
日本の銀行たちの総本山の日本銀行。
その総裁が変われば方針が変わるかもしれないってことですね。
何も確定情報はでていませんが、もし日本も利上げになれば銀行の収益はかなり改善します。
投資家は未来を予想して注目・買い集めをしているのです。
理由2:銀行の株主還元意識が高まっている
少しずつ株主還元も強化されています
金利上昇により儲かるようになれば配当金も増えることが期待されますし、
銀行セクターの株主還元意識も高まっています。
株主還元意識が高い銀行は「増配や自社株買い」が期待できるため、株価の上昇が期待できます。
理由3:PER、PBRなど株価指標が割安
株価指標から見て割安です
銀行は不人気セクターなので、割安に放置されている場合があります。
PER、PBRは常に割安水準なセクターですね。
PERは10倍以下だと割安感があります。
他にも注目されているのは、有価証券の含み益です。
銀行の中には、時価総額より有価証券の含み益の方が高い資産バリュー株もありますね。
地銀セクター74銘柄から割安感がある注目28選を紹介
株価があがりそうな銀行はどこでしょうか。
74銘柄から「これだったらおすすめ出来そう」という銘柄を探していきます。
これから株価があがりそうな割安な地銀株を探すとき、
以下の4つのポイントに注目していきます。
【結論】割安な地銀株を探すとき「注目したい項目」
- 自己資本比率が高い
- 有価証券の含み益が多い
- PERが低い
- 配当利回りが高い・配当性向が低い・配当推移が安定
個別で解説していきます。
1.自己資本比率が高い(10%以上が望ましい)
銀行業は、決算短信の1ページ目に表示される、一般的な自己資本比率ではなく、
銀行業のために独自計算された自己資本比率を用いて判断します。
詳しくはこちらの記事にて。
銀行業の自己資本比率は、決算短信のとは別の独自計算のを使います。
銀行には自己資本比率の規制があるため、
株主還元を高めやすい企業は「自己資本比率が高い企業」だと言えます。
そのため、自己資本比率が高い企業が魅力的になります。
有価証券の含み益が多い
有価証券の含み益が時価総額より多い企業も
2022年3月期末時点の、有価証券含み益ランキング
- 8369 京都銀行:約8800億円
- 8359 八十二銀行:約3800億円
- 5831 しずおかFG ※静岡銀行として計算 :約2950億円
- 5830 いよぎんHD ※伊予銀行として計算 :約2700億円
- 8366 滋賀銀行:約2000億円
出典:エコノミストONLINE
銀行は地元企業の株など持っている場合が多く、企業の株があがると「有価証券の含み益」が生まれます。
「京都銀行は”任天堂”の株」を持っていますし
「八十二銀行は”信越化学工業”の株」を持っていますね。
PERが低い
自己資本比率が高く、有価証券の含み益が高い銘柄のPERをチェック
自己資本比率が高く、有価証券の含み益が出ている企業は「資産バリュー株」として着目できます。
次はPERを見て、既に買われていないか?を評価します。
PERが10倍以上であれば、既にある程度買われているということですので、
割安感が少なくなっていると判断できるかもしれません。
基本的には「有価証券の含み益と連動してPERが高くなっているはず」です。
配当利回りが高い・配当性向が低い・配当推移
最後は配当金を見ます
最後には「配当利回り」「配当性向」「直近の配当推移」を見ます。
配当利回りが高い銘柄を選んでおけば、最悪株価があがらなくてもホールドしやすいからです。
配当利回りが3.5%以上なら心理的に長期保有しやすいですね。
▼ 地銀セクター74銘柄、注目28選を紹介 ▼
参考になるサイトも合わせて紹介します。
有価証券の含み益はこちらのサイトにて
自己資本比率、有価証券含み益はこちらのサイトも見やすいです
では各項目をチェックして、注目度の高い企業を選んでいます。
7184 富山第一銀行
自己資本比率 ◯ | 11.94% ※国内 連結 |
PER △ | 9.1倍 |
配当利回り △ | 3.17% |
配当性向 ◯ | 22.90% |
株価 | 504円 |
「富山第一銀行」は11/25時点では井村さんが保有している唯一の地銀株。
これから多くの投資家が参加することが見込まれるためボラティリティが多くなりそうです。
前回の三井松島ホールディングスは、保有発覚以降に大きく株価が上昇したため今回も期待値は高いですね。
8359 八十二銀行
自己資本比率 | 16.76% ※国際 連結 |
PER | 11.3倍 |
配当利回り | 3.72% |
配当性向 | 29.30% |
株価 | 537円 |
「八十二銀行」は自己資本比率が16%を超えており地銀トップです。
以下がポイントです。
- ファンドが既に投資。
- 自己資本比率が高い(10%超え)
- 配当利回りが高い
- 有価証券の含み益が時価総額より高い
- PERは11倍とやや割高
8366 滋賀銀行
自己資本比率 | 13.40% ※国際 連結 |
PER | 8.8倍 |
配当利回り | 2.97% |
配当性向 | 22.30% |
株価 | 2,694円 |
「滋賀銀行」は自己資本比率が13%を超えており、目安の10%を超えています。
配当利回りが3%を下回っているので高配当株ではないですね。
以下がポイントです。
- ファンドが既に投資。
- 自己資本比率が高い(10%超え)
- 配当利回りがやや低い
- PERが10倍以下でやや割安
8416 高知銀行
自己資本比率 | 9.54% ※国内 単体 |
PER | 5.1倍 |
配当利回り | 3.64% |
配当性向 | 17.80% |
株価 | 686円 |
「高知銀行」は自己資本比率が10%未満でPERも5倍と低めです。
以下がポイントです。
- ファンドが既に投資。
- 自己資本比率が低い(10%未満)
- 配当利回りはやや高い
- 配当性向が低い
- PERが10倍以下で割安
7350 おきなわFG
自己資本比率 | 11.01% ※国内 連結 |
PER | 8.2倍 |
配当利回り | 3.43% |
配当性向 | 16.60% |
株価 | 2,189円 |
「おきなわFG」は自己資本比率が11%です。目安の10%を超えています。
配当利回りも3%を超えており、そこそこ高配当株ですね。
以下がポイントです。
- 自己資本比率が高い(10%超え)
- 配当利回りはそこそこ
- 配当性向は低い。
- PERが10倍以下で割安
8331 千葉銀行
自己資本比率 | 11.47% ※国際 連結 |
PER | 10.4倍 |
配当利回り | 3.05% |
配当性向 | 32.60% |
株価 | 852円 |
「千葉銀行」は自己資本比率が11.47%です。目安の10%を超えています。
配当利回りは3%超えで、高配当株というには少し物足りないですね。
以下がポイントです。
- 自己資本比率が高い(10%超え)
- 配当利回りは高配当株としては低め
- 配当性向は高め
- PERが10倍程度で目安水準
8368 百五銀行
自己資本比率 | 9.84% ※国内 単体 |
PER | 6.6倍 |
配当利回り | 3.40% |
配当性向 | 20.80% |
株価 | 353円 |
「百五銀行」は自己資本比率が9.84%です。目安の10%を下回っています。
配当利回りは3.4%で、そこそこ高配当株ですね。
以下がポイントです。
- 自己資本比率が物足りない(10%未満)
- 配当利回りはそこそこ
- 配当性向は低め
- PERが6.6倍と割安
8381 山陰合同銀行
自己資本比率 | 11.61% ※国内 連結 |
PER | 7.7倍 |
配当利回り | 4.56% |
配当性向 | 34.40% |
株価 | 746円 |
「山陰合同銀行」は自己資本比率が11.61%です。目安の10%を超えています。
配当利回りは4.5%超えで高いですね。
現時点で高配当株として魅力的です。
以下がポイントです。
- 自己資本比率が高い(10%超え)
- 配当利回りは高配当株として魅力的
- 配当性向はやや高め
- PERが10倍以下で割安
8418 山口FG
自己資本比率 | 11.62% ※国際 連結 |
PER | 11.5倍 |
配当利回り | 3.71% |
配当性向 | 26% ※IR BANKの直近数字より |
株価 | 835円 |
「山口FG」は自己資本比率が11.62%です。目安の10%を超えています。
配当利回りは3.7%超えで高めです。
以下がポイントです。
- 自己資本比率が高い(10%超え)
- 配当利回りはやや高め
- 配当性向はやや低め
- PERが10倍以下で割安
8522 名古屋銀行
自己資本比率 | 11.91% ※国際 連結 |
PER | 6.7倍 |
配当利回り | 3.67% |
配当性向 | 18.50% |
株価 | 3,270円 |
「名古屋銀行」は自己資本比率が11.91%です。目安の10%を超えています。
配当利回りは3.6%でやや高めです。
以下がポイントです。
- 自己資本比率が高い(10%超え)
- 配当利回りはやや高め
- 配当性向は低い
- PERが10倍以下で割安
7173 東京きらぼしFG
自己資本比率 | 8.4% ※国内 連結 |
PER | 3.8倍 |
配当利回り | 4.31% |
配当性向 | 12.60% |
株価 | 2,437円 |
「東京きらぼしFG」は自己資本比率が8.4%です。目安の10%を下回っています。
配当利回りは4.3%で高配当株として魅力です。
以下がポイントです。
- 自己資本比率が低め(10%以下)
- 配当利回りは高い
- 配当性向は低い
- PERが超割安な水準
8345 岩手銀行
自己資本比率 | 11.43% ※国内 連結 |
PER | 6.8倍 |
配当利回り | 4.62% |
配当性向 | 33.90% |
株価 | 1,950円 |
「岩手銀行」は自己資本比率が11.43%です。目安の10%を超えています。
配当利回りは4.3%でやや高めです。
以下がポイントです。
- アクティビストが入っている
- 自己資本比率が高い(10%超え)
- 配当利回りは高い
- 配当性向は普通
- PERが10倍以下で割安
8386 百十四銀行
自己資本比率 | 9.05% ※国内 連結 |
PER | 6.5倍 |
配当利回り | 3.92% |
配当性向 | 17.60% |
株価 | 1,784円 |
「百十四銀行」は自己資本比率が9%です。目安の10%を下回っています。
配当利回りは3.9%で高配当株です。
以下がポイントです。
- 自己資本比率が低め(10%以下)
- 配当利回りは高い
- 配当性向は低い
- PERが10倍以下で割安
8337 千葉興業銀行
自己資本比率 | 8.71% ※国内 単体 |
PER | 3.9倍 |
配当利回り | 1.23% |
配当性向 | 5.80% |
株価 | 407円 |
「千葉興業銀行」は自己資本比率が8.7%です。目安の10%を下回っています。
配当利回りは1.2%で低いです。
配当性向も5%しかありませんね。
アクティビストが配当性向をあげようとしている?感じがしますね。
以下がポイントです。
- アクティビストが入っている
- 自己資本比率が低め(10%以下)
- 配当利回りは低い
- 配当性向は低い
- PERが5倍以下で超割安
8341 七十七銀行
自己資本比率 | 10.22% ※国内 連結 |
PER | 6.6倍 |
配当利回り | 3.99% |
配当性向 | 22.40% |
株価 | 2,004円 |
「七十七銀行」は自己資本比率が10.22%です。目安の10%水準ですね。
配当利回りは4%で高いです。
高配当株として魅力的ですね。
以下がポイントです。
- 自己資本比率が高い(10%超え)
- 配当利回りが高い
- 配当性向は低め
- PERが10倍以下で割安
7380 十六FG
自己資本比率 | 10.67% ※国内 連結 |
PER | 5.6倍 |
配当利回り | 4.91% |
配当性向 | 15.2% ※IR BANKの直近数字より |
株価 | 2,650円 |
「十六FG」は自己資本比率が10.67%です。目安の10%水準ですね。
配当利回りは4.9%で非常に高いです。
高配当株として魅力的ですね。
以下がポイントです。
- 自己資本比率が高い(10%超え)
- 配当利回りが高い
- 配当性向は低め
- PERが10倍以下で割安
8334 群馬銀行
自己資本比率 | 12.07% ※国内 連結 |
PER | 6.9倍 |
配当利回り | 3.97% |
配当性向 | 22.10% |
株価 | 453円 |
「群馬銀行」は自己資本比率が12.07%です。目安の10%を超えています。
配当利回りは4%で高いです。
高配当株として魅力的ですね。
以下がポイントです。
- 自己資本比率が高い(10%超え)
- 配当利回りが高い
- 配当性向は低め
- PERが10倍以下で割安
8360 山梨中央銀行
自己資本比率 | 11.24% ※国内 連結 |
PER | 7.8倍 |
配当利回り | 3.75% |
配当性向 | 30.10% |
株価 | 1,067円 |
「山梨中央銀行」は自己資本比率が11.24%です。目安の10%を超えています。
配当利回りは3.75%で高いです。
高配当株として魅力的ですね。
以下がポイントです。
- アクティビストが入っている
- 自己資本比率が高い(10%超え)
- 配当利回りが高い
- 配当性向は普通
- PERが10倍以下で割安感
7381 北國ファイナンシャルホールディングス
自己資本比率 | 11.21% ※国際 連結 |
PER | 12.0倍 |
配当利回り | 2.23% |
配当性向 | 14.60% |
株価 | 4,480円 |
「北國FH」は自己資本比率が11.21%です。目安の10%を超えています。
配当利回りは2.2%で低いです。
PERが12倍と比較的高いですね。
以下がポイントです。
- 株主還元意識が高い。中期経営が10年の長期である。
- 自己資本比率が高い(10%超え)
- 配当利回りが低い
- 配当性向は普通
- PERが10倍以上で割高感
7337 ひろぎんホールディングス
自己資本比率 | 10.59% ※国内 連結 |
PER | 8.0倍 |
配当利回り | 4.19% |
配当性向 | 32.50% |
株価 | 645円 |
「ひろぎんホールディングス」は自己資本比率が10.5%です。目安の10%水準です。
配当利回りは4.1%で高いです。
高配当株で、株主優待のクオカードも魅力です。
以下がポイントです。
- 自己資本比率が高い(10%超え)
- 配当利回りが高い
- 配当性向は普通
- PERが10倍以下で割安感
7189 西日本ファイナンシャルホールディングス
自己資本比率 | 9.36% ※国内 連結 |
PER | 5.0倍 |
配当利回り | 5.04% |
配当性向 | 21.30% |
株価 | 892円 |
「西日本FH」は自己資本比率が9.36%です。目安の10%を下回っています。
配当利回りは5%で高いですね。高配当株として魅力です。
近年は増配傾向な点が好印象です。
以下がポイントです。
- 自己資本比率が低め(10%以下)
- 配当利回りが高い
- 配当性向は低め
- PERが5倍で割安
8542 トマト銀行
自己資本比率 | 8.88% ※国内 連結 |
PER | 7.7倍 |
配当利回り | 4.98% |
配当性向 | 38.40% |
株価 | 1,005円 |
「トマト銀行」は自己資本比率が8.88%です。目安の10%を下回っています。
配当利回りは5%で高いですね。高配当株として魅力です。
配当金もずっと50円固定で安定感があります。
以下がポイントです。
- 自己資本比率が低い(10%以下)
- 配当利回りが高い
- 配当性向はやや高め
- PERが10倍以下で割安感
8354 ふくおかファイナンシャルグループ
自己資本比率 | 10.4% ※国内 連結 |
PER | 9.2倍 |
配当利回り | 3.78% |
配当性向 | 33.40% |
株価 | 2,780円 |
「ふくおかFG」は自己資本比率が10.4%です。目安の10%水準。
配当利回りは3.7%でやや高いですね。
地銀のなかでは総資産がトップです。
時価総額も約4,900億円と高いです。
以下がポイントです。
- 自己資本比率は高い(10%以上)
- 配当利回りがやや高い
- 配当性向は普通
- PERが10倍以下で割安感
5830 いよぎんホールディングス
自己資本比率 | 14.55% ※国際 連結 |
PER | 9.95倍 ※伊予銀行の最終値 |
配当利回り | 2.2% ※配当金16円として計算 |
配当性向 | 19.2% ※伊予銀行の最終値 |
株価 | 727円 |
「いよぎんHD」は自己資本比率が14.55%です。目安の10%を大きく超えています。
ホールディングス化したばかりですので、PER、配当利回り、配当性向は伊予銀行のときの数字で評価します。
以下がポイントです。
- 自己資本比率はかなり高い(10%以上)
- 配当利回りが低い
- 配当性向は低め
5831 しずおかファイナンシャルグループ
自己資本比率 | 14.25% ※国際 連結 |
PER | 9.8倍 ※静岡銀行の最終値 |
配当利回り | 3.04% ※静岡銀行の最終値 |
配当性向 | 35.4% ※静岡銀行の最終値 |
株価 | 991円 |
「しずおかFG」は自己資本比率が14.25%です。目安の10%を大きく超えています。
グループ化したばかりですので、PER、配当利回り、配当性向は静岡銀行のときの数字で評価します。
以下がポイントです。
- 自己資本比率はかなり高い(10%以上)
- 配当利回りが普通
- 配当性向はやや高い
5832 ちゅうぎんファイナンシャルグループ
自己資本比率 | 12.76% ※国際 連結 |
PER | 9.14倍 ※中国銀行の最終値 |
配当利回り | 3.07% ※中国銀行の最終値 |
配当性向 | 28.4% ※中国銀行の最終値 |
株価 | 982円 |
「ちゅうぎんFG」は自己資本比率が12.76%です。目安の10%を大きく超えています。
グループ化したばかりですので、PER、配当利回り、配当性向は中国銀行のときの数字で評価します。
以下がポイントです。
- 自己資本比率は高い(10%以上)
- 配当利回りが普通
- 配当性向は普通
7389 あいちファイナンシャルグループ
自己資本比率 | 愛知銀行 単体9.77% ※国内 単体 中京銀行 単体8.81% ※国内 単体 ※合併まえ最終値 |
PER | 愛知銀行 5.65倍 中京銀行 14.4倍 ※合併まえ最終値 |
配当利回り | 愛知銀行 5.49% 中京銀行 2.97% ※合併まえ最終値 |
配当性向 | 愛知銀行 30.5% 中京銀行 32.1% ※合併まえ最終値 |
株価 | 2,279円 |
「あいちFG」は自己資本比率が愛知・中京銀行が合併したものですが両方とも目安の10%を下回っています。
グループ化したばかりですので、PER、配当利回り、配当性向は両方をだします。
中核の銀行が2つになるので現時点での割安評価は難しいですね。
8560 宮崎太陽銀行
自己資本比率 | 11.13% ※国内 連結 |
PER | 7.5倍 |
配当利回り | 5.05% |
配当性向 | 17.90% |
株価 | 990円 |
「宮崎太陽銀行」は自己資本比率が11.13%です。目安の10%を上回っています。
配当利回りは5%で高いですね。高配当株として魅力です。
以下がポイントです。
- 自己資本比率が高い(10%以上)
- 配当利回りが高い
- 配当性向は低い
- PERが10倍以下で割安感
株価が低い銘柄なら少額からでも買える
自己資本比率、配当利回り、配当性向のバランスに注目したいです
今回は地銀74銘柄を見て、特に注目の28銘柄をピックアップしました。
自己資本比率が高く、今後の成長性が高い企業を見つけたいですが、
それには詳細の分析が必要になります。
まずは以下の4点の総合で考えるとよいでしょう。
4つの項目を総合的にみて考えましょう。
- 自己資本比率が高い(12%以上だと◎)
- 配当利回りが高い(4%以上だと◎)
- 配当性向が低い(20%以下だと◎)
- PERが低い(8倍以下だと◎)
詳細の分析が難しくても、上記4点を総合的にみて、割安感が高そうな企業に投資すればリスクを抑えられそうですね。
※内容は2022/11/25時点の調査によるものです。
※本記事は個別銘柄の投資を推奨するものではございません。
※投資は自己責任でお願い致します。
【分析ツール】個別株の分析をしたい方におすすめの記事
この記事をご覧のかたで、個別株の分析に興味がある方におすすめのツールがあります。
マネックス証券の「銘柄スカウター」を使った株の分析方法を解説しています。
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上の記事でも解説していますが、プラズマコイが分析用に使っているツールは
マネックス証券の「銘柄スカウター」です。
以下が気に入ってるところです。
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銘柄スカウターはマネックス証券の口座を持つことで使えます。
そして口座開設は無料。無料なのでノーリスクです。
口座開設がまだの方はとりあえず開設しておいても損はないので開設しましょう。
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