株式投資歴7年のプラズマコイです(^^)
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2022年12月16日に会社四季報2023年新春号が発売されました。
その中から「いま欲しい高配当株」を見つけていきます。
日本の上場企業は合計で3800社以上です。
四季報の掲載企業は上場企業の全てを網羅しています。
その中から厳選に厳選を重ねて「いま欲しい高配当株を12銘柄」ピックアップしました。
四季報23春号が発売してから「いま買い時っぽい高配当株」をさがしてました🎏🔍
— プラズマコイ@日本の高配当株でコア・サテライト戦略🎏 (@purazumakoi) January 8, 2023
連続増配・非減配株で配当利回り4%前後のお宝候補が12銘柄見つかりましたー✨
■以下絞り込み
四季報を見ていて気になった銘柄250選
↓
買っても良さそうな銘柄60選
↓
ぜひ買いたい銘柄12選https://t.co/tcozXx3Qm8
四季報からお宝の高配当銘柄を探しました。
四季報は値段が2400円もする高めの本になりますが、東洋経済新報社の記者の方の魂がこもった一冊です。
株式投資家には必須の本ですね。
プラズマコイも毎号必ず買っています。
四季報を見て、割安な銘柄を見つけて買うスタイルを続けています。
- 四季報って何?読み方や見かたは?
- 四季報で高配当株を効率的に探すために「見るポイント」探し方
- 2023年新春号でスクリーニングして見つけた有望銘柄62選・いま買いたい厳選12選
結論:今回みつけた”いま買える”高配当株12選
優良な銘柄はいっぱいあるけど…割安な時まで待つんですよね??
いま買っても良さそうな銘柄を厳選して紹介します。
早速結論からいきましょう。
今回見つけた「いま買ってもよさそうな12銘柄」は以下になります。
いま買っても良さそうな高配当株12選
- エクシオグループ(1951)
- ダイダン(1980)
- 東ソー(4042)
- ニチレキ(5011)
- ニチアス(5393)
- 栗本鐵工所(5602)
- セフテック(7464)
- プロネクサス(7893)
- リンテック(7966)
- 西部ガスホールディングス(9536)
- DTS(9682)
- 学究社(9769)
今回の12銘柄を抽出するにあたり重要視したポイントは以下になります。
いま買える高配当株を見つけるときに「重要視する4つのポイント」
- 配当利回り約4%以上
- 減配しにくい安定配当の企業
- 過去5年間でPERが下限付近。割安と思える水準である
- 社会的に需要が安定・増加傾向にある産業の企業
「今後もいま以上の配当利回りを維持できること」が最重要のポイントです。
今回は配当利回り約4%を目安として抽出していますので「罠銘柄だけは避けたいところです」
減配さえしなければ最低限OKというディフェンシブな視点で抽出しています。
以下、詳しく解説していきます。
そもそも四季報って何?読み方や見かたは?
年4回発売される。企業のデータ雑誌です。
会社四季報は年間に4回発行される、株式投資家のための総合情報誌です。
春夏秋冬の四半期ごとに全上場企業を網羅し、各企業のプロフィールや株式にかかわるデータ、業績予想を1冊に凝縮して紹介してくれています。
多くの投資家が有望銘柄を探すために使っています。
就職活動に使われたりもしますね。
四季報で高配当株を効率的に探すための具体的な探し方
高配当株を買う時に注意したいポイントを紹介します
重要視するポイントは冒頭で紹介しましたが、ここではより詳細に解説していきます。
高配当株を見つけるための「具体的な探し方」
- 四季報でパッと見て有望な高配当株に付箋を貼る
- Googleスプレッドシートに付箋を貼った銘柄の4桁のコードを書く
- 特定条件で絞り込む
→配当利回りが3.5%以上に絞り込む
→6年以上”減配をしていない” 安定配当の企業に絞り込む - マネックスの銘柄スカウターで割安か確認する
→過去5年間で見て「PERが下限付近など割安と思える水準である」銘柄かどうかをみる
→配当利回りが過去と比較して高いかをみる - 社会的に需要が安定・増加傾向にある産業の企業かを見る
STEP1:四季報でパッと見で有望な高配当株に付箋をはる
まずは四季報の【配当】欄を見て配当利回りが高く、増加傾向の会社を見ましょう。
余裕があれば「チャート・PER・業績推移」を合わせて見てもよいでしょう。
しかし量が多いのではじめは配当の部分だけを見て付箋を貼れば良いです。
これは最低2、3時間はかかるので、指サックと付箋を事前に準備しておきましょう。
STEP2:付箋を貼った銘柄の4桁コードから一覧を作る
四季報に貼ってある付箋をたどり、Googleスプレッドシートに4桁の証券コードを書いていきます。
そこから「投資家バクさんの分析ツール」を使用してVLOOKUP関数で、各項目を引っ張ってきましょう。
今回使った項目は以下です。A列〜E列はプラズマコイの独自項目になります。
※後述するSTEP3の条件は適用済みのデータになります。
STEP3:特定条件で絞り込む(配当利回り3.5%以上、6年以上連続非減配)
銘柄のなかから「高配当&減配しない」優良銘柄である実績をのだけに絞り込みます。
STEP4:マネックスの銘柄スカウターで割安か確認する
今回は「7893 プロネクサス」を例にしてみていきます。
過去5年間で見て、PERが下限付近なため、割安とわかる。
STEP5:社会的に需要が安定・増加の企業かを見る
ここまでの条件だけでは「衰退産業で今後の業績が悪化する」銘柄である可能性があります。
そのため、社会的インフラを担う企業や、業績の安定性を見て、今後も業績が悪化しない企業であることを調べます。
今後、業績成長が見込める企業であれば、より強気になれますね。
スクリーニングして見つけた有望銘柄62選(いま買いたい厳選12選も含む)
今回検討しても良さそうな銘柄は62銘柄でした
今回、四季報で探して買ってもよさそうだなーと思った銘柄は62銘柄でした。
一覧を以下に公開します。
今回はそのなかでも「ぜひ買いたい」と思った12銘柄について
いま買える高配当株を見つけるときに「重要視した4つのポイント」を見ていきましょう。
4つのポイントを合計して最大4点満点で評価していきます。
1/14追記:
スプレッドシート内の厳選12銘柄の銘柄で「DTSは、モーニングスター」に入替えしています。
エクシオグループ(1951) 合計:3点
- 配当利回り約4%以上?
→4.63%で合格 - 減配しにくい安定配当の企業?
→10年連続増配で合格 - 過去5年間でPERが下限付近?
→5年間のPERレンジは5.3〜19.1倍
→現在のPERは9.4倍で真ん中ぐらいなので不合格 - 社会的に需要が安定・増加傾向にある産業の企業
→事業は「電位・通信インフラなどの建設業」今後も需要は継続が見込める。合格
ダイダン(1980) 合計:4点
- 配当利回り約4%以上?
→4.72%で合格 - 減配しにくい安定配当の企業?
→直近8年間は累進配当(減配なし)で推移。合格 - 過去5年間でPERが下限付近?
→5年間のPERレンジは6.8〜13.9倍
→現在のPERは7.6倍で下限付近。合格 - 社会的に需要が安定・増加傾向にある産業の企業
→事業は「大型建築物の空調・電気工事」今後も安定した需要が見込める。合格
東ソー(4042) 合計:4点
- 配当利回り約4%以上?
→5.09%で合格 - 減配しにくい安定配当の企業?
→直近12年間は累進配当(減配なし)で推移。合格 - 過去5年間でPERが下限付近?
→5年間のPERレンジは5.3〜15.7倍
→現在のPERは7.6倍で下限付近。合格 - 社会的に需要が安定・増加傾向にある産業の企業
→事業は「化学素材の製造」生活のあらゆるところに使われており、大手企業であることも考慮すると長期的には安心感があります。合格
ニチレキ(5011) 合計:3点
- 配当利回り約4%以上?
→3.95%で4%まではあとちょっと。不合格 - 減配しにくい安定配当の企業?
→6年連続増配、11年連続減配なし。合格 - 過去5年間でPERが下限付近?
→5年間のPERレンジは5.2〜26.7倍
→現在のPERは5.4倍で下限付近。合格 - 社会的に需要が安定・増加傾向にある産業の企業
→事業は「道路の舗装材料(アスファルト)を製造」公共事業で需要は安定。合格
ニチアス(5393) 合計:3点
- 配当利回り約4%以上?
→3.95%で4%まではあとちょっと。不合格 - 減配しにくい安定配当の企業?
→14年連続増配。合格 - 過去5年間でPERが下限付近?
→5年間のPERレンジは6.6〜22.7倍
→現在のPERは7.0倍で下限付近。合格 - 社会的に需要が安定・増加傾向にある産業の企業
→事業は「ガスケット・パッキン・断熱材・ふっ素樹脂製品」各産業に安定して使われる製品。合格
栗本鐵工所(5602) 合計:4点
- 配当利回り約4%以上?
→4.71%で合格 - 減配しにくい安定配当の企業?
→11年連続で減配なしの累進配当。合格 - 過去5年間でPERが下限付近?
→5年間のPERレンジは5.4〜17.9倍
→現在のPERは5.4倍で下限付近。合格 - 社会的に需要が安定・増加傾向にある産業の企業
→事業は「産業資材の製造販売」民間や官公庁など社会インフラに使われるため安定需要。合格
セフテック(7464) 合計:4点
- 配当利回り約4%以上?
→4.41%で合格 - 減配しにくい安定配当の企業?
→16年連続で減配なしの累進配当。合格 - 過去5年間でPERが下限付近?
→5年間のPERレンジは5.5〜13.1倍
→現在のPERは5.7倍で下限付近。合格 - 社会的に需要が安定・増加傾向にある産業の企業
→事業は「工事用の保安用品専門商社」公共事業関連のため需要は底堅い。合格
プロネクサス(7893) 合計:3点
- 配当利回り約4%以上?
→3.83%で不合格 - 減配しにくい安定配当の企業?
→7年連続で減配なしの累進配当。合格 - 過去5年間でPERが下限付近?
→5年間のPERレンジは12.8〜24.6倍
→現在のPERは13.3倍で下限付近。合格 - 社会的に需要が安定・増加傾向にある産業の企業
→事業は「ディスクロージャー・IR支援」現在の資本主義社会において需要は安定することが見込まれる。合格
リンテック(7966) 合計:4点
- 配当利回り約4%以上?
→4.15%で合格 - 減配しにくい安定配当の企業?
→9年連続で減配なしの累進配当。合格 - 過去5年間でPERが下限付近?
→5年間のPERレンジは9.8〜20.8倍
→現在のPERは10.8倍で下限付近。合格 - 社会的に需要が安定・増加傾向にある産業の企業
→事業は両面テープなど「シール・ラベル素材関連」今後も安定需要が期待できる。合格
西部ガスホールディングス(9536) 合計:3点
- 配当利回り約4%以上?
→4.19%で合格 - 減配しにくい安定配当の企業?
→10年連続で減配なしの累進配当。合格 - 過去5年間でPERが下限付近?
→5年間のPERレンジは6.0〜170.2倍
→現在のPERは6.2倍で下限付近。合格 - 社会的に需要が安定・増加傾向にある産業の企業
→事業は「ガス供給」足元で業績は悪化しているが、生活インフラのため回復期待。しかし見通しは不透明なため、不合格
DTS(9682) 合計:3点( ※記念配当があるので1/14に除外)
- 配当利回り約4%以上?
→4.14%で合格
→1/14追記:記念配当を含むため来期120円維持を確認してから買いたい。 - 減配しにくい安定配当の企業?
→8年連続増配中。合格 - 過去5年間でPERが下限付近?
→5年間のPERレンジは10.5〜20.8倍
→現在のPERは16.3倍で真ん中あたり。不合格 - 社会的に需要が安定・増加傾向にある産業の企業
→事業は「ITサービス会社」大規模なシステム開発が可能で安定成長が期待できる。
学究社(9769) 合計:4点
- 配当利回り約4%以上?
→4.72%で合格 - 減配しにくい安定配当の企業?
→11年連続で減配なしの累進配当。合格 - 過去5年間でPERが下限付近?
→5年間のPERレンジは10.1〜20.0倍
→現在のPERは倍で12.5下限付近。合格 - 社会的に需要が安定・増加傾向にある産業の企業
→事業は「進学塾の運営」塾は他の企業も好業績で勉強需要は高い。今後も教育は高需要が予想できる。合格
【まとめ】四季報で「全ての上場企業」からお宝「高配当株」を見つける
厳選した銘柄なら勝率もあがりますね♪
高配当株投資は「これ以上株価がさがりにくいタイミング」で買うことが重要です。
そして「もし株価がさがっても持ち続けられるだけの配当利回り」で買うことも重要です。
もし株価がさがっても減配さえしなければ、配当金を受け取りつつ、気長に株価の回復を期待できますね。
最後に今回の12銘柄を抽出するにあたり重要視したポイントを最後にまとめます。
ぜひ皆さんも実践してみてください♪
いま買える高配当株を見つけるときに「重要視する4つのポイント」
- 配当利回り約4%以上
- 減配しにくい安定配当の企業
- 過去5年間でPERが下限付近。割安と思える水準である
- 社会的に需要が安定・増加傾向にある産業の企業
※本記事の情報は取引目的や助言ではなく、エンタメ目的で提供しています。
※投資は自己責任でお願い致します。
【分析ツール】個別株の分析をしたい方におすすめの記事
この記事をご覧のかたで、個別株の分析に興味がある方におすすめのツールがあります。
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そして口座開設は無料。無料なのでノーリスクです。
口座開設がまだの方はとりあえず開設しておいても損はないので開設しましょう。
日経平均が3万円を突破しても割安な12社をピックアップしています。
いまから学んでおきたい「新NISAの投資戦略」と注目の「増配株100選」を紹介しておきます。
四季報「2023年新春号」のなかから、いま買っても良いと思える企業を選定しました。
2023年は日本株は金利上昇の影響をうけそうです。注目株を選定しました。
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罠銘柄とは?
高配当株投資を行う際、一時的に配当金が高くなっており高配当化している銘柄があります。
翌年以降に減配をして配当利回りが下がる銘柄を「罠銘柄」と呼びます。
罠銘柄は配当金と一緒に株価も下がることがあり「買ってはいけない銘柄」とされています。