株主優待の株

【超絶決算】「稲畑産業(8098)」は累進配当で高利回りの商社。株価は?今は買いなのか?【高配当株】

プラズマコイです(^^)
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今回は、高配当株として人気の、
「稲畑産業」の財務状況をチェックしていきたいと思います。

合成樹脂(樹脂コンパウンドなど)や情報電子(ディスプレイなど)が主力商品の商社です。
住友化学系の企業ですね。

2022/2/7に驚異的とも言える決算をだしました。
特に注目な点が1株110円の増配と累進配当です。

以前から累進配当の企業でしたが、
2/7の決算で大幅な増配&累進配当の継続ということで、株主還元を強化した形になっています。

※50%なのは配当性向ではなくて総還元性向でした。

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累進配当を掲げる高利回り銘柄です

この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?

「稲畑産業」は「住友化学グループ」の専門商社

利益は「合成樹脂」と「情報電子」のセグメントがメイン商材

「稲畑産業」の事業利益は「合成樹脂・情報電子」から生み出されています。
それぞれ代表的な商材をチェックしましょう。

合成樹脂は各産業で使われる部材です。
情報電子のメイン商品はディスプレイです。

合成樹脂の事業は安定的に利益を生み出しており
近年は情報電子の事業が伸びています。

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2つの主要セグメントが業績のカギをにぎります

「稲畑産業」は住友化学系の商社。
安定業績で、株主還元が手厚いため個人投資家に人気が高い。

国別では日本が4割ほどで、アジア圏でのビジネスも強いですね

稲畑産業の主な事業セグメントは4つ

  1. 情報電子
    液晶・有機ELディスプレイや、プリンタ関連の各種材料、半導体の材料
  2. 合成樹脂
    生活用品や建材・土木向けの合成樹脂、自動車の材料になる樹脂コンパウンドなど
  3. 化学品
    石油化学関連産業に対する原料・中間物の販売。
    工業品原料用途から車両、住環境用途に至るまで幅広く展開。
  4. 生活産業
    医農薬、防虫・殺虫剤や芳香・消臭剤などの原料と、水産・農産物を取り扱っています。

時価総額は調査時点で「1,419億円」ということで中型株ですね。
PERは調査時点で6.3倍。割安銘柄と言えます。

今回は「稲畑産業」について

  • 今後は業績を伸ばせるのか?
  • 配当金を出し続けられる企業なのか?
  • 今は買いなのか?

分析していきたいと思います。

「稲畑産業」のPER推移を見る


PER的には割安の水準です。

この株の「割安度」の判断目安として過去のPER比較を行います。
過去のPERより低ければ割安になっている場合があります。

「稲畑産業」の今のPERは6.3倍。

過去の推移をみると割安な水準に見えます
一方、PERが一桁のことも多く、万年割安株の立ち位置であることも留意したほうが良いでしょう。

「稲畑産業」の配当利回りを見る

配当利回りはなんと5%!

「稲畑産業」の配当利回りは22/2/7時点で、5%を超えています

この水準は割安すぎると思いますので株価があがって早期に配当利回りが下がる可能性もありますね。

株主優待もあり300株を保有で3年で5000円のクオカードという成長を遂げるのがこの銘柄の特徴です。

株なのに「ひよこ?」が「にわとり?」に成長するようなイメージです。

株主優待はQUOカード

稲畑産業はオリジナルQUOカードの株主優待があるので、総合利回りがあがりますね。

対象株数100株以上
200株未満
200株以上
300株未満
300株以上
6カ月未満500円分500円分500円分
6カ月以上3年未満1,000円分2,000円分3,000円分
3年以上2,000円分3,000円分5,000円分
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とりあえず100株を3年間ガチホですね!

100株ずつ保有して300株で完成といった株主優待です。

「稲畑産業」の売上(上昇トレンドであるか?)

安定した業績をあげています

株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。

「稲畑産業」の売上は安定しています。
2022年3月期もは6500億円と過去最高の予想です。

「稲畑産業」の営業利益率

近年は上昇傾向です

「売上-経費」の儲かり具合が「営業利益率」です。
「営業利益率が高い=儲かりやすい企業」と覚えておきましょう。

業種や年ごとに異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「稲畑産業」の営業利益率は3%くらいと低いです。

商社は基本的には中間マージンを取る手数料ビジネスなため利益率が低くなります。
薄利多売なビジネスモデルということですね。

しかし近年は上昇傾向で改善が見られます。

「稲畑産業」のEPS(一株当たり当期純利益)

増加傾向です

1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。

要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことですね。

EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。

「稲畑産業」のEPSは100円を超えており、増加傾向ですね。
概ね右肩あがりで推移していて企業の底力を感じます。

自社株買いも旺盛で株主還元が大きく期待できる企業でもあります。

「稲畑産業」の自己資本比率:高いほど良い(40%以上が目安)

自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。

上昇傾向です!

「稲畑産業」の自己資本率は40%を超えており上昇中です。
自己資本比率は上昇傾向にあり、もうすぐ50%に届くかという水準まで上がってきています。

財務的にも盤石度が上昇していますね。

「稲畑産業」の配当金(高いほど良い)

110円に一気に増配!

配当金は「株を持っているだけで、企業からもらえるお金」です。

「稲畑産業」の配当は連続で増配をしています。
近年配当性向を大幅に上げてきた結果、1株配当も大幅にアップしています。

2022年の一株配当は110円と大幅増配を発表しました

今後は1株110円を少なくとも維持いていくかたちになりそうです。

「稲畑産業」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)

プラズマコイ

配当性向は35%を目安で
累進配当を宣言しています

配当性向は「稼いだ利益のうち、何割くらい配当金に使っている?」という指標です。
※【目安】業種によるが、市場平均は30%くらい。

「稲畑産業」の配当性向は30〜35%と宣言をされています。
何より素敵なのは「累進配当の宣言ですね」

総還元性向も50%を宣言しており、多少の業績悪化は自社株買い→配当金へと資金をシフトすることで対応してくれそうです。

減配をしないということを宣言してくれる企業は珍しいです。

高配当株の銘柄として非常に魅力的ですし、
長期保有の後押しになります。

「稲畑産業」は株主優待も長期保有にて旨味が増してきますので、その観点からも好感が持てます。

国内で株主還元の意識が高い代表的な企業かと思います。

「稲畑産業」の営業活動によるキャッシュフロー

毎年順調に成長できています

「営業活動によるキャッシュフロー」は簡単に言うと
「商売によって儲けたお金がいくらになったか?」の数字です。

会社の「儲ける力」を調べる項目です。

「稲畑産業」の営業CFは概ね毎年黒字です

安定的に現金を稼げており、傾向としては右肩あがりです。

どこかで景気の揺り戻しがあることは予想できますが、その際でも営業CFは100億円ほどで耐えてくれればと思います。

「稲畑産業」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)

現金は安定推移です

基本的に保有する”現金など”は多い方が良いです。
現金の重要性は「個人の家計でも企業の財務でも同じ」です。

しかしお金は「使ってこそ意味がある」もの。
貯めすぎは良くありません。

「稲畑産業」の現金は2021年終了時は259億円程度です。

総資産から見ると現金比率は10%未満とそこまでではないですが事業規模に沿って現金保有額も増加しています。

現金保有額は事業規模と連動して増加しているようですね。

「稲畑産業」の配当金の支払い額


配当総額は上昇傾向です。

投資家は、業績が悪化しても配当を維持して欲しいものです。

業績が悪化しても配当の支払いが負担にならなければ減配のリスクは下がります。
そのため、配当金の支払額を見ることがポイントになります。

「稲畑産業」の配当総額は上昇中です。

連続増配企業で配当金も右肩あがりでしたね。
今後は配当金が倍近くになっているので60億円あたりの水準になるでしょう。

「稲畑産業」の当期純利益は上昇中か?


当期純利益は過去最高を更新予定

「稲畑産業」の当期純利益は上昇傾向です。
2022年は2倍近くの利益で過去最高益を更新予定です。

事業も好調で、有価証券売却益などもあり当期純利益は上昇しています。

【まとめ】稲畑産業は安定業績で株主還元が手厚い企業

累進配当で1株110円を見込めるのは嬉しい

稲畑産業の財務分析のまとめです。

項目評価コメント
配当利回り約5%
売上高上昇傾向
EPS(1株利益)300円超え
営業利益率3%くらい
自己資本比率50%弱
1株配当連続増配
累進配当
配当性向35%まで目安
営業CF近年は安定的にプラス
現金など問題なし
数字は記事投稿当時のものです。評価は筆者の主観です。

総評としては、高配当で業績も良い優良企業だと思います。
累進配当や、株主優待も魅力で、長期保有をしたい銘柄ですね

「稲畑産業」の今後の株価は?今は買い時かを予想する

最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。

2022年2月8時点での投資判断

プラズマコイ

【買い】目標株価は2750円

執筆時点での株価は2,235円。
今の配当金水準(1株110円)で換算すると配当利回りが4%の時株価は2,750円。
うまくいけばこの水準までは株価が上昇してくれると思います。

【過去ログ】2021年3月31時点での投資判断

プラズマコイ

【買い】トレンドは上昇中

執筆時点では株価は1,676円。
結構株価はあがってしまっていますが、累進配当の宣言が大きいので、ここは買いでよいかと思います。

チャート的にも、もう1段階あがってもおかしくないですね。

※投資は自己責任でお願いします。

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