こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は、日本に無くてはならない、化学産業のなかで、
財務優良な高配当株を探していきたいと思います。
「化学」産業で最も安定的に配当金を出し続けられそうな、良い企業はどれなのでしょうか?
表の画像は「バフェット・コード」での検索結果を使わせていただいております。
比較対象は「配当利回り」が高い7社
今回は化学産業の銘柄から、配当利回りが高い銘柄を7つピックアップしました。
今回は以下の7社を比較
- 三菱ケミカルHD(4188)
- 住友化学(4005)
- 旭化成(3407)
- 三井化学(4183)
- 東ソー(4042)
- クラレ(3405)
- ダイセル(4202)
もっとも財務優良で、安定配当を継続できそうな企業を探します!
配当利回り、配当性向をチェック
化学業界は、高配当株でも概ね3%〜4%くらいの配当利回りとなっています。
この中で配当性向が比較的低いのは
旭化成、東ソー、三井化学ですね。
クラレも特別損失の影響がなければ概ね40%くらいなので、検討としては残しておいて良さそうです。
住友化学、三菱ケミカルHDは配当性向が高すぎますね。
売上高(維持以上)、営業利益率(10%くらい欲しい)
今後も安定配当をしてもらうには、
売上高が最低でも維持できている事が重要です。
また、営業利益率が高い企業の方が儲かりやすいのでここも重要です。
できれば営業利益率も10%くらい欲しいところです。
東ソー、クラレ、旭化成が優秀
EPS(一株当たり当期純利益)
配当金は例えば1株20円などなので、1株あたりの利益であるEPSの数字が多いほどたくさん配当金を出しやすいです。
ちなみに1株あたりの利益であるEPSは、
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。
東ソー、三井化学は100円を超えている!
自己資本率(借金は?)、フリーキャッシュフロー(現金いくら増えた?)
自己資本率は、簡単に言うと借金の有無を測る事ができます。
つまり、借金が少ないほど自己資本率は100%に近くなります。
自己資本率は基本的には高いほうが良いです。
もし稼ぐ力が衰えても、借金返済に追われないからです。
特に今回は安定配当の銘柄を探しているので、自己資本率には注目していきます。
東ソー、ダイセルが自己資本率60%と高め
フリーキャッシュフローですが、こちらは「今期に手元に増えたお金」です。
ここはマイナスになる事はあまりないですが、稼いだり、借りたりして、
自由に使えるいくらお金が増えたのか?を見る指標になります。
自由に使えるお金があれば、赤字でも倒産しづらいですね
【まとめ】結局どの銘柄を買うべきか?
この記事で色々比較してきましたが、結論として、今なら化学産業の株ではどこが一番有望でしょうか?
東ソー(4042)です。
株価が下落して配当利回りが4%くらいで少し拾うのが良いと思います。
化学産業の銘柄でなら「東ソーを買う理由」
- 配当利回り・・・3.6%(20/12/24時点)
- 株価・・・1500円くらい(20/12/24時点)
- 営業利益率・・・業界内では比較的に高水準
- EPS(一株当たり当期純利益)・・・100円を超えている
- 配当性向・・・約30%が目安で余裕あり
- 自己資本比率・・・60%台と増え続けている
- フリー・キャッシュフロー・・・プラスで問題なし
※投資は自己責任でお願いします。
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