こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は、高配当株への投資時に候補銘柄としたい
「FJネクスト」の業績や財務状況をチェックしていきたいと思います。
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
「FJネクスト」は不動産会社
「FJネクスト」の事業内容は、主にガーラマンションシリーズの物件販売です。
主に首都圏でのマンション販売に強みがありますね。
東京での不動産需要が業績のカギを握る
東京の不動産の価値は少しずつ上がっている
東京都の土地価格はどんどん上がっています。
そうすると、資産価値も高くなるので、東京の不動産需要も続くと予想できます。
FJネクストは定期的にWEBセミナーも行っていますので、
真剣に投資を検討されている場合、参加してみても良いかと思います。
不動産会社なので不動産業界の動向にも影響されますね。
今回は今後も配当金を出し続けられる企業なのか?今は買いなのか?を分析していきたいと思います。
チェックは「IR BANK」で行う
今回紹介されている方法は、IR BANKの「決算まとめ」から確認ができます。
まずは配当利回りを見る
株価は2020年3月は800円くらい
2020年2月24日時点では1100円くらい
「FJネクスト」の配当利回りは近年高配当化してきて2020年は5%につけていました。
株主優待は百貨店ギフトが100株からなので優待目当ての銘柄としても魅力的です。
株主優待
対象株数 | 優待品 |
---|---|
100株 | ①百貨店セレクトの株主優待商品 (1,500円相当1品または寄付 ご選択) |
1000株以上 | ②当社グループが経営する温泉旅館の優待利⽤券 (優待内容①に加えて贈呈) |
配当利回り5%だと相当買いでしたね。
それでは本当に買いか?実際の業績を見ていきましょう。
売上(上昇トレンドであるか?)
一時的に!?相当な落ち込み
配当金をいままで通り出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「FJネクスト」は順調に売上を伸ばしています。
2021年もはコロナの影響をモロに受けて減収予想です。
営業利益率(10%以上は欲しい)
10%くらい
売上から経費を引いたの時の儲かり具合が「営業利益率」です。
「営業利益率が高い=儲かりやすい企業」と覚えて置きましょう。
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「FJネクスト」の営業利益率は10%ほどで合格点といえます。
不動産業界の他の企業では20%近い銘柄もありますので、
まずまずと言った所ですが、
不況時でも10%を守れた所は評価できるポイントです。
無理せず景気が回復するのを待つということですね
EPS(一株当たり当期純利益)
200円を超えたり、概ね右肩あがり
1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。
要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことですね。
個人的には100円くらいが一つの目安です。
「FJネクスト」のEPSは200円くらいが目安。
基本的に利益が増加している企業なので、
このあたりは今後売上回復が見込めれば利益も回復してきそうです。
自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。
自己資本比率は最低40%〜かをチェックしましょう。
個人的には自己資本比率60%以上が1つの目安です
「FJネクスト」は自己資本率は、2021年3月期で60%を回復する予想くらいと、不動産会社にしては自己資本比率が高いですね。
40年の実績が「利益剰余金」に積み上がっています。
自己資本比率が高いということは、つまり企業の体力が豊富ということです。プラスの材料ですね。
配当金(高いほど良い)
近年一気に増配。
44円を一旦は維持
配当金は「株を持っているだけで、その企業からもらえるお金」です。
配当的には連続で増配を行っている超優良企業です。
2020年も44円で増配でした。
2021年の配当予想も44円で据え置きの予想です。
減収予想なので、44円を維持してくれただけでもOK
配当は維持してくそうな感じはあります。
配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
「稼いだ利益のうち、何割くらい配当金に使っている?」という指標が配当性向です。
※【目安】業種によりますが、市場平均の配当性向は30%くらい。
配当性向は増加中だが、まだ低い
「FJネクスト」は配当性向は20%ほどで市場平均よりは下ですね。
配当性向は徐々にあがっているのですが、他社の動向からみると一旦このあたりでストップするかな?と個人的には思います。
今後の政治動向などで30%くらいに上がるかな?とも思います。
営業活動によるキャッシュフロー
不動産会社あるあるで
営業CFは割とマイナス
「営業活動によるキャッシュフロー」は簡単に言うと
「商売によって儲けたお金がいくらになったか?」の数字です。
その会社の事業で「儲ける力」を調べる項目ですね。
「FJネクスト」は、不動産業界なので業績は安定しないですね。
今後の販売動向が気になる所です。
現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
長期借入金で現金を増やしている!
次に見ていきたい項目は企業が保有する「現金」です。
基本的に保有する現金は多い方が良いです。
現金の重要性は「個人の家計でも企業の財務でも同じ」です。
「FJネクスト」の現金は黒字倒産しないように、豊富に持たれています。
これなら、倒産しないし、
配当金も維持できるかな?
不動産業界は「長期借入金」で現金を賄うスタイル
借り入れによって現金を増やし、
住宅を売って、利子も含めて返済をするのが不動産ビジネス
不動産業界の収益モデルとしては、
- 銀行から長期での融資を受ける
- それを元手にして物件を開発、販売
- 儲けたお金で銀行へ返済をする
このような流れのビジネスモデルなので、長期借入金が多くなりがちという所はポイントになります。
そして企業の保有現金が増えるようになるわけですね。
このあたりが不動産会社のリスクとも言えますね。
配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
今の財務状況での配当金の支払い能力はどうでしょうか?
だいたい13億円くらいの配当の支払いですね
高配当株を探している僕たちにとっては、
業績が悪化しても、配当を維持して欲しいものです。
そのため、短期的に利益が悪化しても、耐えられる現金あればよいということになります。
そのため、配当金の支払額を見ることがポイントになります。
「FJネクスト」は現金などの保有額や利益を考えると当面は配当維持されるかな?と思います。
業績が悪化したら減配をするというリスクは高そうです。
【まとめ】FJネクストはマンション販売を行っている不動産会社
今後の業績拡大に期待したい!
FJネクストの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ○ | 4%くらい |
売上高 | ▲ | 上昇中だがコロナで一旦ブレーキ |
EPS(1株利益) | ○ | 150〜200円くらいで増加傾向 |
営業利益率 | ▲ | 10%くらい |
自己資本比率 | ○ | 60%くらい |
1株配当 | ○ | 44円で増加傾向 |
配当性向 | ○ | 20%くらい |
営業CF | △ | 不安定 |
現金など | ▲ | 現状では問題なし |
総合的には不動産会社の特有のリスクを鑑みながらも「結構良いかも」と言った評価ですね。
「FJネクスト」に投資すべきか?
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】買ってもいいかも。
東京の地価などは、しばらくは少しずつ上がることを予想します。
そのため、東京のマンションの需要は続くと思います。
そのため高配当株として買う場合も、
このあたりのトレンドを意識して、株価が下がってきたらインしたい銘柄ですね。
永久保有の銘柄ではないかと思います。
※投資は自己責任でお願いします。
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