プラズマコイです(^^)
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今回は国内外のメーカー向けに産業資材の貿易を行う「三洋貿易」の財務状況をチェックしていきたいと思います。
三洋貿易 (3176)は国内外のメーカー向けに貿易を行う産業資材の商社?
— プラズマコイ@財務分析が好き? (@purazumakoi) January 18, 2022
業績は安定的に上昇しています?
配当利回り3.9%の高配当株としても魅力ですね?
ゴム、化学品、産業資材の輸出入を行っています
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
- 「三洋貿易」は国内外企業向けへ産業資材を輸出入している。輸入で国内販売がメイン
- 「三洋貿易」のPER推移を見る
- 「三洋貿易」の配当利回りをみる
- 「三洋貿易」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「三洋貿易」の営業利益率(10%以上は欲しい)
- 「三洋貿易」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「三洋貿易」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「三洋貿易」の配当金(高いほど良い)
- 「三洋貿易」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「三洋貿易」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「三洋貿易」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「三洋貿易」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
- 「三洋貿易」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「三洋貿易」は産業用資材をBtoB向けに輸出入する企業
- 「三洋貿易」の今後の株価は?買い時かを予想する
「三洋貿易」は国内外企業向けへ産業資材を輸出入している。輸入で国内販売がメイン
4つの市場分野の産業資材を取り扱っています
「三洋貿易」の事業内容は、おもに「化成品、機械資材」から生み出されています。
化成品(自動車向けゴム、塗料など)、機械資材(自動車内装用の革製品、飼料加工機器、バイオマス関連事業など)ですね。
事業部としては5つで運営されており、4つの市場向けに資材の輸出入を行っています。
事業は国内がメインですが海外でも展開しています。
三洋貿易の3つの主要事業
- 化成品
ゴム事業、化学品事業 - 機械資材
産業資材事業、機械・環境事業、科学機器事業 - 海外現地法人
アメリカ・中国・タイ・ベトナム・メキシコ・インドネシア
時価総額は調査時点で「290億円」ということで小型株ですね。
PERは6.8倍と低いですね。不人気株と言えそうです。
今回は「三洋貿易」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
※プラズマコイの独自調査に基づく記事のため事実と異なる内容の場合があります。
「三洋貿易」のPER推移を見る
過去と比較して割安の水準といえます
「三洋貿易」の今のPERは6.8倍。
過去と比較すると比較的割安と判断できそうです。
うまく流れに乗れれば株価は1.5倍ほどはいけそうですね。
「三洋貿易」の配当利回りをみる
利回り3.9%と高配当の銘柄です
「三洋貿易」の配当利回りは過去は高いですが数字が少し怪しいかもですね。
今は3.9%と高配当株と言えそうです。
低PERで業績も好調なので「割安成長&高配当株」として注目できそうです。
「三洋貿易」の売上(上昇トレンドであるか?)
概ね右肩上がりで推移しています。
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「三洋貿易」は概ね右肩あがりで成長できています。
2020年はコロナショックで落ち込んだことを考えると、毎年上昇していると言えそうです。
「三洋貿易」の営業利益率(10%以上は欲しい)
営業利益率は6%ほどです
業種や年度で異なりますが、日本全体の市場平均は7%ほどと言われています。
「三洋貿易」の営業利益率は6%ほど。
まずまずの水準と言った所でしょうか、商社であることを考えると比較的高い営業利益率と言えるでしょう。
それだけ優位性をもったビジネスといえるでしょう。
「三洋貿易」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは横ばいです
EPSはプラズマコイ的には「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「三洋貿易」のEPSは140円ほどで横ばいです。
利益が横ばいのためEPSがあがらないですね。
売上はあがっているのですが、輸送費があがったりと利益には結びついていないようです。
「三洋貿易」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率67%と高い水準です。
「三洋貿易」の自己資本比率は67%程度です。
有利子負債もそれほど多くなく、自己資本比率は上昇しています。
財務的には安定度が増していっていますね。
いい感じに推移しています。
「三洋貿易」の配当金(高いほど良い)
連続増配の銘柄です!
「三洋貿易」の配当は連続増配です。
配当の安心感からも高配当株として魅力が高いと思います。
2022年も1株配当は39円と維持予想です。
今後も増配が期待できる企業です。
「三洋貿易」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は25%が目安です
「三洋貿易」の配当性向は25%ほどです。
配当性向は低めですね。
まだ増配余力は残しているなかでの高配当株なのでやはり魅力的ですね。
「三洋貿易」の営業活動によるキャッシュフロー
安定してプラスです
「三洋貿易」の営業CFは安定プラスです。
近年は営業CFがあまり出ていない年もありましたが、
ここ3年は安定してプラスにできていますね。
しかし上下も激しく、外的要因による業績変動が大きそうな印象です。
「三洋貿易」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は増加気味です
「三洋貿易」の現金は2021年度の終了時は86億円前後です。
2020年のときは100億円を超えていましたが、有利子負債の返済もあり少し減らしましたね。
それでも現金保有額は増加傾向であり、順調に資産が増加しています。
「三洋貿易」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
配当総額は上昇中です。
「三洋貿易」の配当総額は増加傾向です。
増配を重ねており、配当総額も増加傾向です。
配当総額からみても、業績が安定していることが伺えます。
現金保有額や利益水準からみて、当面の減配リスクは低そうです。
「三洋貿易」の当期純利益は上昇中か?
当期純利益はジリ上がり気味です
「三洋貿易」の当期純利益は横ばいですが少し上昇傾向でしょうか。
安定度が高い印象ですね。
基本的には成熟産業向けのBtoB販売の商社なのである程度安定しています。
【まとめ】「三洋貿易」は産業用資材をBtoB向けに輸出入する企業
業績の安定感が強い企業です。
三洋貿易の財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ◯ | 3.9% |
売上高 | ◯ | 上昇中 |
EPS(1株利益) | ○ | 140円 |
営業利益率 | △ | 6%くらい |
自己資本比率 | ◯ | 67%くらい |
1株配当 | ○ | 連続増配の銘柄 |
配当性向 | ○ | 25%くらい |
営業CF | ○ | プラス |
現金など | ◯ | 増加中 |
総合的には安定業績で高配当な優良企業です。
低PERなので株価下落の耐性もありそうです。
配当性向も低く、魅力的な銘柄ですね。
「三洋貿易」の今後の株価は?買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【買い】今も買いだが870円以下になったらもっと買いたい
この記事の執筆時点では株価 1,001円。
PERと配当利回りからして割安なので現段階で買ってもよさそうです。
今のマーケット的にもバリュー株が買われやすいというのも理由です。
相場全体がさがった場合は870円〜700円くらいで拾えたらお買い得感があるでしょう。
※投資は自己責任でお願いします。
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