プラズマコイです(^^)
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今回は「豊田通商」の財務状況をチェックしていきたいと思います。
「豊田通商」は国内7大商社の中ではトヨタ系で自動車に強い商社です。
総合商社内で比較すると「安定業績」「自動車関連が軸」が特徴です。
事業セグメントは7個で、アフリカで積極的に事業を行っています。
7大総合商社のなかでは「自動車」「アフリカ」にフォーカスした記載は見られないので、
「自動車企業の商社」という部分が色濃くでています。
豊田通商 (8015)はトヨタ系の商社?
— プラズマコイ@財務分析が好き? (@purazumakoi) February 27, 2022
7大商社のなかでは「自動車系」に特化している商社ですね?
7セグメントで事業展開ですが多くが「自動車に関連するもの」です??♀️
配当利回りも3%と総合商社のなかでは低めなのも特徴です?✔
自動車産業の動向と連動して業績が変化します
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
- 「豊田通商」は農業穀物や金属・資源など14つの事業を展開
- 「豊田通商」のPER推移を見る
- 「豊田通商」の配当利回りをみる
- 「豊田通商」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「豊田通商」の営業利益率
- 「豊田通商」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「豊田通商」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「豊田通商」の配当金(上昇傾向か?)
- 「豊田通商」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「豊田通商」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「豊田通商」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「豊田通商」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
- 「豊田通商」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「豊田通商」はトヨタ系の総合商社。自動車関連とアフリカのビジネスが業績のカギ
- 「豊田通商」の今後の株価は?買い時かを予想する
「豊田通商」は農業穀物や金属・資源など14つの事業を展開
農業穀物(食料・アグリ事業)が特徴です
「豊田通商」の事業利益は主に「自動車や関連部品の流通事業」から生み出されています。
金属や化学資材なども自動車関連のものがメインですね。
他の総合商社も自動車産業向けのもありますが、
トヨタ系の商社だけに自動車のための事業という色合いが強いです。
国内外の売上比率は「国内が約30%」と低いですね。
中国、米国での事業展開もありますが、その他が多いですね(主にアフリカでしょうか)
海外比率が高いのが特徴です。
豊田通商の事業セグメントは7セグメント
- 金属
「自動車薄板」「金属製品」「非鉄金属」「資源循環」の4つのビジネスユニットの商品軸を持つ - グローバル部品・ロジスティクス
タイヤ組み付け事業、エアバッグ・クッションなどの生産事業。
内外装部品はの企画・開発から原料調達・加工までを手掛ける - 自動車
トヨタ車を中心に商用車、産業車輌、補給部品を世界各国に輸出 - 機械・エネルギー・プラントプロジェクト
機械分野、エネルギーソリューション分野、インフラソリューション分野での事業展開 - 化学品・エレクトロニクス
自動車材料、化学品、エレクトロニクスの3分野で事業展開 - 食料・生活産業
穀物、食品、保険、遷移、住環境、メディカル・ヘルスケアで事業展開 - アフリカ
モビリティ、ヘルスケア、消費財、電力・インフラの4分野で自動車以外も含め事業を展開
時価総額は調査時点で「1兆6,942」ということで超大型株ですね。
PERは8.0倍と割安水準です。
今回は「豊田通商」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
※プラズマコイの独自調査に基づく記事のため事実と異なる内容の場合があります。
「豊田通商」のPER推移を見る
PER的には標準の水準です。
「豊田通商」の今のPERは8.0倍。
過去の推移をみると割安な水準に見えます。
業績が好調に推移していますが、株価がまだ追いついていないという状況でしょうか。
PERは5倍台のときもあるので「底というわけではなさそう」です。
「豊田通商」の配当利回りをみる
利回りは下落中
「豊田通商」の配当利回りは2%台のことが多いですね。
高配当株という水準には届いていません。
2022年の配当利回りは現時点では増配を発表で3%超えています。
他の総合商社と比べると人気の企業と見て良いでしょう。
「豊田通商」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は横ばいです。
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「豊田通商」の売上は横ばい傾向です。
2022年は大きく上昇しそうです。
2023年以降の推移がどうなるかですね。
このあたりは他の商社とも同様の懸念を抱えているといえるでしょう。
「豊田通商」の営業利益率
営業利益率は3%台です
業種や年度で異なりますが、日本全体の市場平均は7%ほどと言われています。
「豊田通商」の営業利益率は約3%ほど。
営業利益率は上昇中で企業努力を感じます。
他の総合商社と比べても比較的高い水準ですね。
事業の効率化は着実にすすめられています。
「豊田通商」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは400円あたりが目安
EPSはプラズマコイ的には「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「豊田通商」のEPSは2022年は596円の予定です。
それより、コロナショック時にダメージを負っていないのが注目ですね。
近年のEPS推移は堅調です。
「豊田通商」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は30%弱です。
「豊田通商」の自己資本比率は28%程度です。
有利子負債も多いですが、自己資本比率は30%を目指して上昇中です。
他の総合商社と比較しても自己資本比率は30%が目安といった状況です。
問題なしと見ていいでしょう
「豊田通商」の配当金(上昇傾向か?)
連続増配の企業です
「豊田通商」の配当金は連続増配です。
毎年着実に増配を重ねている企業です。
2022年の一株配当も150円と大幅に増配予定です。
業績の好調さを感じさせる増配でしたね。
「豊田通商」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は28%あたりです。
「豊田通商」の配当性向は25%以上が目安です。
配当性向は低く、増配も期待できる水準ではありますが、
総合的にみると業績次第で減配もあると思ってよいでしょう。
赤字でも減配をしていないので、減配リスクは少なめの企業かと思います。
「豊田通商」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは安定しています
「豊田通商」の営業CFは安定しています。
2016年以降は金額も増加しており、2020、2021年を見ても安定しています。
まずまずの推移といったところでしょう。
営業CFはOKですね。
「豊田通商」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は増加傾向です
「豊田通商」の現金は2021年終了時は6700億円程度です。
利益を現金として毎年積み上げています。
自己資本比率30%を目安として増やしているようにも見えますね。
現金保有額は増加中で問題はなさそうです。
「豊田通商」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
配当総額は上下があります。
「豊田通商」の配当総額は、上昇傾向です。
2021年の減少理由は見つけられませんでしたが、
減配をしているわけではないので問題なさそうです。
「豊田通商」の当期純利益は上昇中か?
当期純利益は過去最高を更新予定
「豊田通商」の当期純利益は上昇傾向でした。
2022年は過去最高益を更新予定です。
2021年以降も当期純利益は上昇傾向です。
業績は絶好調と言って良い推移ですね。
【まとめ】「豊田通商」はトヨタ系の総合商社。自動車関連とアフリカのビジネスが業績のカギ
株価がさがってきたときに狙いたい銘柄です
豊田通商の財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ▲ | 3%台 |
売上高 | ▲ | 横ばい |
EPS(1株利益) | ◯ | 安定上昇 |
営業利益率 | ◯ | 3% |
自己資本比率 | ▲ | 28% |
1株配当 | ◯ | 連続増配 |
配当性向 | ◯ | 25%以上 |
営業CF | ◯ | 安定推移 |
現金など | ◯ | 上昇中 |
総評としては、業績好調の優良銘柄です。
総合商社のなかでは比較的安定したビジネスを展開できていますね。
自動車産業の動向次第の企業で、他の総合商社と少し違った業績結果になりそうです。
「豊田通商」の今後の株価は?買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】株価は高値付近です
この記事の執筆時点では株価は4,785円。
決算はよいですが2000円〜2500円で買いたいかなというのが正直なところ。
しかし、今後の自動車関係の動向は半導体問題が落ち着いてこれば結構ポジティブになるとも思っており、投資判断が難しい企業です。
売買単位が高いので100株47万円に抵抗がある場合はスルーで良いかなと思います。
※本記事は個別株の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
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