プラズマコイです(^^)
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今回は「フリー」の財務分析をしていきます。
2019年のIPO企業です。
フリーはクラウドERP企業です。
ネット上で、会計処理や人事労務管理をできるサービスを展開しています。
クラウド会計を軸として、スモールビジネス(小規模企業やフリーランス向け)や中規模企業に向けたサービスを展開しています。
ユーザーはスモールビジネスのほか、中規模向けの企業の導入も増えてきておりそれに合わせて中規模向けの機能(固定資産管理機能)などを強化しています。
幅広い会計・労務管理などを実施する機能を”小分け”で提供しており、従来のパッケージソフトから、少しずつフリーのクラウドERPに移行することが可能となっています。
フリー(4478)はクラウド会計ソフト企業です?
— プラズマコイ@毎日ブログで日本株を分析? (@purazumakoi) April 13, 2022
国内グロース銘柄では注目度の高い高成長企業です✔
売上は毎年40%以上の成長を続けており好調に推移しています?♪
時価総額は一時期は6000億ほどありましたが今は米国の金利上昇にやられて2500億程度までさがっていますね?
成長力が高いSaaSグロース企業ですね。
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
「フリー」はスモールビジネス向けにけ「統合型クラウド会計ソフト」を提供する企業
業績は順調に成長しています。
「フリー」の事業利益はおもに「個人事業主、Smallビジネスオーナー」のから生み出されています。
優良課金のユーザーは毎年30%以上増加しており強い売上成長を支えています。
スモールビジネスのユーザーにとって財務会計は大いなる間接コストです。
必要ではありますが、なるべく自動化したい作業です。
さらにクラウド上でそれを行えれば半永久的に使いつ付けることができ、
自動で機能追加もしてくれるので使い勝手が良いサービスです。
フリーのセグメント(事業分野)は4つ
- フリーランス・個人事業主向け
「クラウド会計ソフトfreee」 - 法人事業向け「会計freee」「人事労務freee」「申告freee」「マイナンバー管理freee」「会社設立freee」「中堅企業向けクラウドERP」
- 税理士・会計事務所向け 「申告freee」、創業サポート「開業freee」、融資サポート「資金調達freee」
- 事業用クレジットカード「freeeカード」
時価総額は調査時点で「2,569億円」ということで中型株ですね。
PERは赤字企業なのでありません。
今回は「フリー」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
※プラズマコイの独自調査に基づく記事のため事実と異なる内容の場合があります。
「フリー」の配当利回りを見る
いまは配当は出していません。
「フリー」は今は配当をだしていません。
今は事業成長に資金を集中するフェーズですね。
「フリー」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は毎年40%成長を遂げています
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「フリー」の売上はハイパーグロース株らしく毎年40%の成長率を維持しています。
今後の売上成長率は鈍化していく傾向でしょうが、高い成長率を維持しつづけていく公算が高い企業です。
「フリー」の営業利益率(10%以上で優良)
営業利益率はマイナスです
業種や年度で異なりますが、日本全体の市場平均は7%ほどと言われています。
「フリー」の営業利益率はマイナスです。
投資フェーズの企業で、営業利益率は赤字です。
積極的に人材や広告費を投じてユーザー数を増やしていくことにより将来的には大きな利益を生み出すという戦略ですね。
「フリー」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSはマイナスです。
EPSはプラズマコイ的には「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「フリー」のEPSはマイナスです。
こちらも営業利益率とどうようにまだ黒字転換をしておらず赤字経営を続けています。
「フリー」の自己資本比率(40%以上が安心目安)
自己資本比率は高いです。
「フリー」の自己資本比率は84%あたり。
2021年に3億円ほどの有利子負債を追加していますが、
2021年に海外公募増資を行うなど、自己資本としての資金調達を行っています。
自己資本比率を高く保つことができるのは人気企業の証ですね。
自己資本比率としてはOKです。
「フリー」の配当金(高いほど良い)
配当は今は無配です
「フリー」の配当は無配です。
今は配当は出さずに事業成長に資金を投入しています。
「フリー」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFはマイナス推移です
「フリー」の営業CFはマイナス推移です。
そろそろマイナスのキャッシュフローも小さくなってきました。
営業CFとしては黒字化の目前といったところですね。
「フリー」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性は?)
現金は増加中です。
「フリー」の現金は471億円前後です。
2020年のはIPO、2021年のは海外の公募増資が主な増加理由ですね。
今後は調達した資金をプロダクトの強化・拡充を目的に透過していきます。
M&Aも実施をしていくでしょう。
「フリー」の当期純利益は上昇中か?
安定赤字で推移させています
「フリー」の当期純利益は毎年赤字です。
まだまだ黒字化する様子はみられませんね。
売上成長にフォーカスした経営を続けています。
【まとめ】「フリー」は売上高成長中のクラウドERPソフト企業
高い成長力が魅力の企業です
フリーの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ー | 無配 |
売上高 | ◎ | 毎年40%成長 |
営業利益率 | ✕ | マイナス |
EPS(1株利益) | ✕ | マイナス |
自己資本比率 | ◯ | 80%超え |
1株配当 | ー | 無配 |
営業キャッシュフロー | ✕ | マイナス |
現金など | ◎ | 急上昇 |
総評としては、売上の伸びが急成長中の成長企業です。
有利子負債は少ないですが、
いまは米国長期金利の上昇によりグロース株自体の勢いが弱いですね。
高い市場ポテンシャルがあるクラウド会計分野ですが
2022年はしばらく株価が安定しない相場がつづきそうです。
【チャートは?割安?】「フリー」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】マーケットの動向で株価が上下します。
この記事の執筆時点(22/4/13)では株価は4,560円。
業績は好調ですが株価の動向はマーケットの動向しだいです。
特に今は米国長期金利があがっており、日米のハイテク成長企業には厳しいモメンタムが続いています。
株価の上下が激しい企業のため、いまは個人投資家には手が出しづらい銘柄ですね。
※本記事は固有の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
【分析ツール】個別株の分析をしたい方におすすめの記事
この記事をご覧のかたで、個別株の分析に興味がある方におすすめのツールがあります。
マネックス証券の「銘柄スカウター」を使った株の分析方法を解説しています。
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マネックス証券の「銘柄スカウター」です。
以下が気に入ってるところです。
- 企業の業務内容・サービスの概要がわかる
- 企業がどんな事業セグメントを持っているかがわかる
- 直近の決算短信などのIR情報にすぐにアクセスできる
- 各年度ごとや四半期ごとの業績推移が見やすい
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