プラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は業績好調の「ウイングアーク1st」の財務分析をしていきます。
ウイングアーク1stはソフトウェア開発会社です。
2021年のIPO組です。
請求書などの帳票を簡単に作成する「SVF」を展開したり、
売上データなどを簡単に集計してダッシュボードに表示するBIツール「MotionBoard」などを展開しています。
ウイングアーク1st(4432)の2Q決算は10/12?
— プラズマコイ@財務分析が好き? (@purazumakoi) October 6, 2021
請求書発行やデータ集計を自動化するソフトを販売しているDX企業です?
売上帳票などを機関システムから取るなどは結構な作業負荷になるので短時間でできるようなシステムは需要が高そうだと思っています?
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
事務作業のペーパーレス化、効率化に役立つサービスを展開する
ドンズバのDX会社です。
- 「ウイングアーク1st」は主に「帳票作成」「データ分析ソフト」を開発しているDX企業
- 「ウイングアーク1st」の配当利回りを見る
- 「ウイングアーク1st」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「ウイングアーク1st」の営業利益率(10%以上は欲しい)
- 「ウイングアーク1st」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「ウイングアーク1st」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「ウイングアーク1st」の配当金(高いほど良い)
- 「ウイングアーク1st」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「ウイングアーク1st」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「ウイングアーク1st」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「ウイングアーク1st」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
- 「ウイングアーク1st」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「ウイングアーク1st」は「高利益率」なDX企業
- 【チャートは?割安?】「ウイングアーク1st」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「ウイングアーク1st」は主に「帳票作成」「データ分析ソフト」を開発しているDX企業
ペーパーレスや書類を簡単に作成するシステムを開発
「ウイングアーク1st」の事業利益はおもに帳票基盤基幹システム「SVF」から生み出されています。
他にもBIツールも開発しています。
最近では「invoiceAgent」という企業間での契約書を全てデジタル上で実施するソリューションを提供しています。
契約書から請求書に日頃の帳票出力まで実施できる、紙のデジタル化ツールを多数提供しています。
ペーパーレスやリモートワークでの業務が増えてくると「ウイングアーク1st」のシステムの出番です。
ウイングアーク1stの事業セグメントは2つ
- 帳票・文書管理ソリューション
帳票製品のSVF、SPAなど - データエンパワーメントソリューション
BI製品のDr.Sum、MotionBoardなど
時価総額は調査時点で「759億円」ということで中型株ですね。
PERは17.75倍とほどほどの水準です。
今回は「ウイングアーク1st」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
「ウイングアーク1st」の配当利回りを見る
配当をだしているIPO企業
「ウイングアーク1st」の配当利回りは1.85%です。
2021年のIPO銘柄ですが既に配当をだしています。
事業は順調で利益もでており株主還元もスタート出来ている企業です。
今後は株価成長、配当金の増加などで
- キャピタルゲインを狙えるか?
- 配当の伸びを期待できるか?
チェックしていきましょう。
「ウイングアーク1st」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上成長はあまり無い
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「ウイングアーク1st」の売上は成長が緩やかです。
決算資料を見ているともっと伸びても良さそうなポテンシャルを感じますが、大きくは伸びていませんね。
「ウイングアーク1st」の営業利益率(10%以上は欲しい)
利益率は高い
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%ほどと言われています。
「ウイングアーク1st」の営業利益率は30%ほど。高い水準だと言えます。
ソフトウェアを販売しているIT企業なので、営業利益率は高いですね。
「ウイングアーク1st」の営業利益率は高水準あり儲かりやすい構造に変化できています。
売上に対して利益が残りやすい企業と言えます。
「ウイングアーク1st」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは100円を超えている
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「ウイングアーク1st」のEPSは横ばいで100円は突破できています。
EPSは毎年安定的に推移をしていますね。
「ウイングアーク1st」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は上昇中
「ウイングアーク1st」の自己資本比率は45%程度です。
有利子負債が毎年減少していますね。
安定的に事業をすすめられており、
自己資本比率も上昇中で問題なしです。
「ウイングアーク1st」の配当金(高いほど良い)
増配力が高い銘柄です。
「ウイングアーク1st」はここまでの業績推移からみて感じられるのは成熟感です。
配当も出しており基本的には安定配当をしてくれそうです。
2022年は1株41.2円と増配予定です。
「ウイングアーク1st」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は30%まであがってきました。
「ウイングアーク1st」の配当性向は30%目安です。これは決算資料で宣言されていますね。
市場平均と同様の配当性向で優等生企業ですね。
今後も業績が伸びれば増配が期待できます。
「ウイングアーク1st」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは50億円が目安
「ウイングアーク1st」の営業CFは50億円が目安です。
安定的な営業CFを稼ぎ出し続けています。
また、面白いのが投資活動のCFがほとんどないことですね。
研究開発費は営業CFに含まれているため、投資CFには反映されていないことがわかります。
「ウイングアーク1st」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は増加中
「ウイングアーク1st」の現金は増加傾向です。
基本的にはフリーCFがプラスの企業なので増加傾向なのもうなずけます。
現金の積み上がり具合からも業績の好調さが感じられます。
「ウイングアーク1st」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
今の財務状況での配当金の支払い状況はどうでしょうか?
15億円くらいが配当総額のターゲット
「ウイングアーク1st」の配当金は2022年は株式の発行数から概ね15億円になりそうです。
利益水準から考えて問題のないレベルですね。
現金も300億あり減配をする気配はありません。
今後の増配にも期待しています。
「ウイングアーク1st」の当期純利益は上昇中か?
2022年度は過去最高を予想
「ウイングアーク1st」の当期純利益は40億円を突破するあたりです。
結構利益が残っている企業ですね。
売上が190億円程度でこれだけ利益がのこるのは素晴らしいですね。
稼ぐ力が強い企業です。
【まとめ】「ウイングアーク1st」は「高利益率」なDX企業
DX銘柄ながら堅い業績進捗の企業
ウイングアーク1stの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ◯ | 1.8% |
売上高 | ◯ | 緩やかに上昇中 |
営業利益率 | ◎ | 30% |
EPS(1株利益) | ◯ | 100円あたり |
自己資本比率 | ◯ | 45% |
1株配当 | ◯ | 増配 |
配当性向 | ◯ | 30% |
営業キャッシュフロー | ◯ | 近年は横ばい |
現金など | ◎ | 増加中 |
総評としては、売上の伸びは成熟企業のような進捗です。
しかし企業のポテンシャルとしてはもっと伸びても良いはず。
今後の売上成長率の再上昇を期待したいと思います。
【チャートは?割安?】「ウイングアーク1st」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】好決算でPERが15倍以下になったら検討したい
この記事の執筆時点(21/10/07)では株価は2,213円。
購入検討するためにはPERが15倍程度まで下がり、
売上成長率が10%以上が欲しい所。
今後の決算に期待して今は待つことにしましょう。
※投資は自己責任でお願いします。
【分析ツール】個別株の分析をしたい方におすすめの記事
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