こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
毎年11月は会社員にとって年末調整のシーズンです。
書類を記入したり、医療費控除や生命保険料控除の資料を提出する人もいらっしゃると思います。
この内容に沿って、そもそも年末調整って何で必要なの?という社会の仕組みについて皆んなで学んでいきましょう。
- 年末調整は「あなたの税金を決めるために、今年の経費を決める事」
- 税金の決め方は「収入-経費」つまり「今年もうかった額を出したい」
- 年末調整とは「経費を確定させること」
- 覚えておきたい用語「所得税」「控除」「課税所得」
なんで会社員は年末調整ってなんで必要なの?
年末調整は、税金を決めるために「あなたの今年の経費を決める事」です。
まず「年末調整とは、その年の所得税を決める手続き」です。
ところで、所得税って何でしょうか?
知らない人もいるかもしれませんが、会社員は給料から税金を引かれているんですね。
そして所得税は収入から「様々な控除を差し引いた額」で決まります。
ここで「控除」という言葉がでてきました、控除ってなんでしょうか?
所得税は、特定の支出や、家族構成などを理由に収める税を少なくするために「控除という仕組みがあります」
所得税の控除仕組み
- 特定の支出や
- 家族構成により
- 税金を減らす控除を受けられる
なぜ支出(経費)が多いと控除をされるの?
ここでは、日本の税制が「可愛そうな人を救済するための制度」という事について学んでいきましょう。
そもそも日本の税金「その人の負担する力に応じて収めるという考え方」がベースにあります。
税金は「払える人が払える分だけ支払う」というのが基本の考え方
国は、可愛そうな人には税金の負担を減らして、
国民の収入を平均化しようとしているんですね。
「累進課税」という仕組みを聞いた事はあると思いますが、
収入が多い人が、税金が多いのはそのせいです。
税金の決め方は基本的には「収入ー経費=利益」の利益にかかるので、
可愛そうな人は、この経費が増えますよね。っていうことです。
そして税金の決め方は「会社でも、個人でも大きい考え方は変わらない」のです。
結局どんな控除が受けられるの?
控除が受けられる項目は複雑ですが、
ここでは日経新聞に載っていた、会社員が受けられる「主な控除で使えそうな項目」を挙げていきます。
所得控除の対照例
種類 | 対照例 |
---|---|
雑損控除 | 災害で壊れた家の修理費 |
医療費控除 | 病院で払った手術代 |
社会保険料控除 | 健康保険料、国民年金保険料、介護保険料 |
小規模企業共済等掛金控除 | 個人型確定拠出年金の掛け金 |
生命保険料控除 | 生命保険などの保険料 |
寄付金控除 | 自治体や指定された公益団体などへの寄付(ふるさと納税など) |
↑この所得税控除は、我々が生きていく上での「経費」です。
ここは後述するので、覚えておいてください。
税額控除となる支出例
種類 | 対照例 |
---|---|
住宅借入金特別控除 | 条件を満たした住宅ローン残高 |
寄付金特別控除 | 特定の公益社団法人などへの寄付(ふるさと納税など) |
税金の負担が軽くなる「節税をする仕組み」
ここでは「控除(経費)を適切に計上することにより節税になる」仕組みを解説します。
所得税の控除(経費)を計算するステップ
- そもそも税金は「利益にかかる」ため「収入ー経費」を出す必要がある。
- 会社員の場合、収入は給料だけなので計算が簡単
- 「経費」は○○控除という項目によって表される
つまり「生命保険料控除」とかは、
生きるために必須な「経費」
その分は引いてから税金の計算をするという事ですね。
さまざまな控除、例えば「生命保険料控除とか、社会保険料控除」というのは、
「経費だからそれを引いてから税金の計算をしないとね」ってことです。
つまり「収入ー経費」によって導き出された、
本当の利益で課税所得がきまります。
つまり「経費(控除)を適切に計上することにより節税になる」と言えます。
そしてその控除には3つの段階があります。
3つの控除を使って「課税所得を下げる」
節税をするには3つの控除によって課税所得を下げることができます。
控除は3段階
- 給与所得控除(給与所得控除など)
- 所得控除(基礎控除、配偶者控除など)
- 税額控除(住宅ローンなど)
控除の第1段階「仕事をする上での経費を控除」
第一段階では、あなたの「給与所得」を出します。
まずは総所得を出すします。
所得には会社員には主に2つの所得があります。
- 給与所得・・・会社員の収入-経費
- 副業などがあれば、事業所得・・・収入-経費
他にも雑所得、不動産所得や配当所得など、所得の種類自体は全部で10種類もありますね。
控除の第2段階「自分や家族が生きていくための経費を控除」
第2段階では、「給与所得」から、
基礎控除や配偶者控除といった「所得控除」を引きます。
所得控除は、自分や家族に関する「経費」を課税対象から引く作業といえます。
主な所得控除の一例
- 基礎控除
- 配偶者控除
- 生命保険料控除
- 医療費控除
所得控除は全14種類があります。
この第2段階を終えると「税金が加算される課税所得」が決まります。
控除の第3段階「税額控除」
第三段の「税額控除」は「一旦決まった所得税から直接減税」がされる項目です。
つまり計算後の税金から「直接引かれる」ので節税効果が高くなります。
主な税額控除
- 住宅ローン減税
- 配当金の控除
- 外国の配当金の控除
この他税額控除は全14種類があります。
また、控除は申請を忘れていても5年間は申告をすることで過去5年間のものは払いすぎた税金がもどってくる可能性があります。
ここも覚えておくと良いでしょう。
【まとめ】年末調整は「節税のため」に必要
この記事のまとめ
- 年末調整とは、その年の所得税を決める手続き
- 生活における「経費」が多ければ、税金は下げられる
- 「経費」に出来るものは申請すると節税ができる
- 確定申告をすれば「更に節税ができるかも」
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所得税・・・あなたが今年稼いだ収入によって支払う税金