プラズマコイです(^^)
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今回は、今後の経済回復時に注目していきたい、
「レーザーテック」の財務状況をチェックしていきたいと思います。
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
「レーザーテック」は、レーザーなどの光の技術を扱う企業
「レーザーテック」の事業は主に「半導体を検査・測定する装置の製造」を行っています。
現在は、他にも「光の技術」を使って、さまざまな検査・測定の装置を作っていますね
半導体需要に連動する業績
近年は「情報端末」「スマートフォン」などに半導体が数多く使われています。
また、その半導体は今後、より微細になり、高性能化をされるなかで、その検査装置も高度な技術が求められます。
その半導体の検査装置の中で、ほぼ独占的なシェアを誇るため、
今後のIoTや5Gの時代に「より需要が高まると考えられる半導体関連の銘柄」として大注目をされています。
半導体の需要予想が高く続く限り株価も上昇を続けるということですね。
レーザーテックの主な事業は4つ
- 半導体関連 検査・計測装置(半分以上の売上がここ)
- エネルギー環境関連の検査・計測装置
- 顕微鏡
- フラットパネルディスプレイ関連の検査・計測装置
時価総額は調査時点で「1兆5632億円」ということで大型株ですね。
今回は「レーザーテック」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
まずは配当利回りを見る
利回りはずっと低いまま
「レーザーテック」の配当利回りは0%台です。
2016年は4%まであり高配当でした。
それほど半導体というものが近年人気になったということがわかります。
配当金も増えていますが、それ以上に株価が異常なほど上昇しており、配当利回りは明らかに低下しています。
それほど市場の期待値が高い企業です。
今後は株価成長の期待をベースにしつつ、
- 今後キャピタルゲインを狙ったり、
- 今後の配当の伸びを期待できるか
チェックしていきましょう。
売上(上昇トレンドであるか?)
毎年30%以上の成長
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「レーザーテック」の売上は急成長で、日本企業としては珍しいスーパーグロース銘柄といえます。
今のPERは100倍くらいあるので、売上が5倍〜10倍になるという見込みがなければ、過熱感があると感じます。
今が割高かは未来にならないとわかりませんが、
半導体の需要が拡大しつづけて「今後株価が5倍になると思えないのならば長期では持たない株」ということになりますね。
営業利益率(10%以上は欲しい)
30%を超える!
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「レーザーテック」の営業利益率は30%が目安。
そしてこの高い水準は昔からなので、この企業のビジネスモデルはそれ自体が非常に儲かりやすいと言えます。
この10年は絶好調すぎますね。
ここ10年だけを見るのならば、業績が絶好調なので、
今後も高い営業利益率を保持できているかは毎年チェックしていきたいですね。
EPS(一株当たり当期純利益)
右肩あがりで成長
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「レーザーテック」のEPSは両方とも満たしていますね。
当期純利益も毎年伸び続けています。
今後もEPSが成長を続ける限り、基本的には株価も伸び続けるでしょうね。
自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は最低40%〜かをチェックしましょう。
なんか最近さがってない?
「レーザーテック」の自己資本比率は近年減少しています。
長期の借入をしているのでしょうか?
実は借入金ではなく、
自己資本比率の低下は「前受金の増加」です。
レーザーテックは長期に渡って、案件のを継続するで、
納品していない製品の代金も、前もって受け取っていると予想できます。
つまり、製品を受注しまくっているということが予想できます。
こういった自己資本比率の低下理由は珍しいですが、
いきなり製品を納品できずに返金を迫られるようなリスクは低いと思います。
つまり財務的には問題ないと判断できますね。
配当金(高いほど良い)
ずっと増配してます。
「レーザーテック」は毎年のように増配をしています。
近年は増配額も高いですね。
毎年の用に業績が伸び、利益が出ているので、その分をしっかり株主に還元しています。
逆に、業績が悪ければその分減配はされる企業かなとも思います。
配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は40%以下が目安
「レーザーテック」の配当性向は40%以下を目安とみて良さそうです。
もともと市場平均並みに配当を出す企業ですね。
今後も配当性向はこの水準でも推移すると予想しますので、
増配には業績拡大が必要そうです。
営業活動によるキャッシュフロー
物凄い安定キャッシュフロー
「レーザーテック」の営業CFは概ね安定黒字。
2020年は受注が急激に伸びたので更に伸びました。
今後のキャッシュフローは150億円を平気で超えるようになってくるのでしょうか。
今のバリュエーションなら300億くらいの営業CFは数年後に到達できるのではないかとさえ思えます。
現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
利益がどんどん積み上がる
次に見ていきたい項目は企業が保有する「現金など」です。
「レーザーテック」の現金は近年は増加の一途ですね。
これと言って使い所もないため、利益がそのまま積み上がっている用に見えます。
このあたりは最近絶好調なので、今後使い道を模索していくと言った所でしょうか。
配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
今の財務状況での配当金の支払い能力はどうでしょうか?
とりま50億くらい用意できればOKかな
投資家としては基本的に、業績が悪化しても配当を維持して欲しいものです。
配当を維持するためには、短期的に「利益が多少悪化しても配当を支払える現金」があればよいということになります。
そのため、配当金の総支払額を見ることがポイントになります。
「レーザーテック」は増配してますので、さしあたり50億くらいが1つの目安です。
これだけ時価総額が高い会社にしては配当総額も少なく、明らかに人気で買われれいる株ということがわかります。
【まとめ】レーザーテックは半導体などの「検査装置」を製造する企業
IoT、5Gなど半導体需要は終わりが見えない
レーザーテックの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ✕ | 0%台 |
売上高 | ◎ | 毎年30〜40%の成長 |
EPS(1株利益) | ◎ | 毎年成長中 |
営業利益率 | ◎ | 30%以上 |
自己資本比率 | ○ | 下がっているが問題ない |
1株配当 | ◎ | 増配中 |
配当性向 | ▲ | 40%以下が目安 |
営業CF | ◎ | 急激に増加 |
現金など | ◎ | 急激に増加 |
総評としては、昨今の半導体需要で一気にスター銘柄になりました。
半導体は従来からシリコンサイクル(半導体需給の波)というものがあり、波がある産業ですが、
デジタル革命により、需要が拡大するというダブルの材料で株価が急騰している業界です。
過熱感もあるイケイケの産業ですね。
「レーザーテック」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【買い】押し目で買って行きたい
この記事の執筆時点では株価は16,490円。
チャートは非常にきれいな右肩あがりです。
今は高値圏で推移することになるので、下値の12,500〜13,000円くらいまで下がって来たときにインしたい銘柄です。
大きな材料で株価は暴落する可能性もあるので、トレード銘柄ですね。
※投資は自己責任でお願いします。
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