プラズマコイです(^^)
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今回は「日本ピラー工業」の業績・財務状況をチェックしていきたいと思います。
日本ピラー工業は「総合シールメーカー」の企業です。
流体(液体・気体)制御のシールを作っています。シール製品(ガスケット、パッキン)や継手・ポンプを製造しています。
シールとは
日本工業規格JIS B 0116
「流体の漏れまたは外部からの異物の侵入を防止するために用いる装置の総称」
近年は半導体製造装置むけの製品が伸びていますね。
日本ピラー工業(6490)は総合シールメーカー🏢
— プラズマコイ@毎日ブログで日本株を分析🎏 (@purazumakoi) August 5, 2022
シール製品(ガスケット、パッキン)や継手・ポンプを製造しています⚙️
コロナショック以降は半導体の洗浄装置などが好調なようです🎏🔍
長期で安定配当を実施している高配当株です💵
■株価指標(8/4時点)
PER 7.9倍
PBR 1.23倍
配当利回り3.91%
業績は右肩あがりでピークを迎えています。
売上、利益は上昇傾向の企業ですが、コロナショックで一段と上昇しました。
非常に力強い成長を続けている企業ですね。
一方、短期目線では半導体の需要一服が意識される局面で、業績悪化が懸念されます。
いま、この会社の株を買うべきでしょうか?見ていきましょう。
また、同業ではバルカー(7995)がありますね。
- 「日本ピラー工業」は流体制御の総合シールメーカー
- 「日本ピラー工業」のPER推移を見る
- 「日本ピラー工業」の配当利回りを見る
- 「日本ピラー工業」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「日本ピラー工業」の営業利益率(10%以上が目安)
- 「日本ピラー工業」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「日本ピラー工業」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「日本ピラー工業」の配当金
- 「日本ピラー工業」の配当性向(儲けの何割を配当に出す?)
- 「日本ピラー工業」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「日本ピラー工業」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「日本ピラー工業」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「日本ピラー工業」は過去最高の絶好調企業
- 【チャートは?割安?】「日本ピラー工業」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「日本ピラー工業」は流体制御の総合シールメーカー
日本ピラー工業の主な事業セグメントは2つ
- 電子機器関連
半導体製造装置、建物、自動車産業向けの、継手・チューブ・ポンプなど - 産業機器関連
社会的インフラ企業向けの、パッキン・ガスケットなど
工業機械、建物、自動車などに使われる必須パーツを製造しています。
「日本ピラー工業」の事業利益はおもに「電子機器関連」の事業で生み出されています。
産業機器関連も含めですが「液体や気体がもれないように密封する」製品を生み出す企業ですね。
近年は半導体製造装置の需要を受け成長していますが、他にも社会の各産業で使われる必須パーツなので需要は底堅い企業です。
未来の新産業でも、モノを製造する必要がある場合は工場や設備が必要になり、同社の製品の需要がでてきそうです。
時価総額は22/8/5時点で「692億円」ということで中型株ですね。
PERは7.9倍と一般的には割高水準です。
今回は「日本ピラー工業」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
※各種指標の表はIRBANKより引用しています。
「日本ピラー工業」のPER推移を見る
PERは過去比較だと割安水準ですね。
「日本ピラー工業」のPERは7.9倍(22/8/5時点)。
過去の推移を見ると割安感があります。
長期的には株価があがっていますが、利益に対しては追いついてない感じです。
市場には今後の利益悪化が予想されている状況かもしれませんね。
「日本ピラー工業」の配当利回りを見る
配当利回りは高めですね
「日本ピラー工業」の配当利回りは8/5時点で3.91%です。
配当利回りは常に高い企業です。
2021年➔2022年に配当金が倍増しており、配当利回りもあがっていますね。
一気に4%近い配当利回りまであがってきました。
株主優待はクオカード
「日本ピラー工業」の株主優待はクオカードです。
コンビニでも使えて便利な株主優待ですね。
対象株数 | 優待品 |
---|---|
100株 | 1,500円相当 ※3年保有で2,000円相当 |
500株 | 2,000円相当 ※3年保有で3,000円相当 |
1000株 | 3,000円相当 ※3年保有で4,000円相当 |
「日本ピラー工業」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は常に上昇しています。
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「日本ピラー工業」の売上は上昇傾向です。
2022年に昨年対比34%の高成長をしており、2023年も引き続き好調が予想されています。
現在は絶好調と言えそうです。
「日本ピラー工業」の営業利益率(10%以上が目安)
営業利益率は高いですね。
業種ごとで異なりますが、営業利益は4%〜7%を目安としています。
「日本ピラー工業」の営業利益率は直近では20%を超えています。
2022年は営業利益率が一気にあがっており、特需感があります。
2023年も同様ですね。
平常時でも15%前後は確保できており、もともと営業利益率が高い企業です。
競争力が高い事業を営んでいる企業といえますね。
「日本ピラー工業」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは上昇傾向です。
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円以上」が一つの目安です。
「日本ピラー工業」のEPSは上昇傾向です。
右肩上がりと言っていいですね。
自社株買いも状況を見つつ、定期的に実施されています。
株主還元の意識はそこそこ高めの企業と言えるでしょう。
「日本ピラー工業」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は高いです。
「日本ピラー工業」の自己資本比率は80%程度で安定しています。
有利子負債はありますが、有利子負債比率が3%と非常に低いです。
もうすぐ有利子負債も完済できそうな感じですね。
財務は文句なしの優良企業ですね。
「日本ピラー工業」の配当金
配当は上昇傾向です
「日本ピラー工業」の配当金は上昇傾向です。
2020年に1度減配していますが、それまでは連続非減配でしたね。
2023年も1株108円と増配予想です。
長期的に増配傾向な増配株として魅力的な企業です。
「日本ピラー工業」の配当性向(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は30%以上が目安です。
「日本ピラー工業」の配当性向は30%以上を目安としているようです。
配当性向は市場平均並みです。
配当性向は年々あがっており、株主還元の意識はそこそこ高い企業と言えるでしょう。
「日本ピラー工業」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは増加傾向です。
「日本ピラー工業」の営業CFは安定推移です。
2022年の営業CFは過去最高を達成していますね。
2021年と比較して一気に2倍になっています。
半導体製造装置関連の製品に特需があり好調です。
「日本ピラー工業」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は安定推移です。
「日本ピラー工業」の現金は198億円ほどです。
総資産は650億円ほどで、総資産に占める現金の比率は30%程度です。
現金比率としては高い水準です。
キャッシュリッチ企業と言えるでしょう。
現金保有額としては問題なさそうです。
設備投資にお金が必要になるフェーズがある企業なので、今のうちに体力を蓄えておいてほしい所ですね。
「日本ピラー工業」の当期純利益は上昇中か?
当期純利益は絶好調です。
「日本ピラー工業」の当期純利益は絶好調です。
2022年は80億円を突破しており、過去最高益です。
2023年もさらに過去最高益を更新予想です。
絶好調の企業と言えるでしょう。
【まとめ】「日本ピラー工業」は過去最高の絶好調企業
需要が底堅い企業で近年は特需も発生しています。
日本ピラー工業の財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ◯ | 3.91% |
売上高 | ◯ | 上昇傾向 |
営業利益率 | ◯ | 20%超え |
EPS(1株利益) | ◯ | 上昇傾向 |
自己資本比率 | ◎ | 80%前後 |
1株配当 | ◎ | 増加傾向 |
配当性向 | ◯ | 30%程度 |
営業キャッシュフロー | ◯ | 安定増加 |
現金など | ◯ | 増加 |
当期純利益 | ◯ | 上昇傾向 |
総評としては「営業利益率が高い、安定業績企業」です。
配当金も安定配当であり優良企業ですね。
リスク要因としては近年は特需感があるところです。
2024年以降で一回は大きな減収・減益になる可能性がありますね。
【チャートは?割安?】「日本ピラー工業」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】今買っても良いですがスルーです。
調査時点(22/8/5)では株価は2,764円。
株価チャートは長期では右肩あがりです。
配当利回りが高く、株主優待もクオカードで魅力です。
しかし直近では下落圧力があり、手を出しづらい状況でしょう。
日本ピラー工業 (6490)はいい押し目っぽいチャート📈
— プラズマコイ@毎日ブログで日本株を分析🎏 (@purazumakoi) August 6, 2022
配当利回りも4%近く魅力的な水準ではあります。
しかし、今後直近高値を更新して上昇できるほどの強い材料は・・・?
2000円くらいまで落ちてくるまで様子を見たいと思います🎏 pic.twitter.com/LSSGThKrPK
株価2,500円を割ると、次のサポートラインは2,000円付近なので、一旦そのあたりまで待つのが無難かと思います。
※本記事は固有の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
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