連続増配の株

日本ゼオン(4205)は合成ゴム・高機能樹脂の石油化学メーカー【12年連続増配】

プラズマコイです(^^)
SNS: PostPrim

今回は「日本ゼオン」の業績・財務状況をチェックしていきたいと思います。

日本ゼオンは「化学メーカー」です。
石油化学製品の製造・販売を行っています。

主な製品は合成ゴム(タイヤ・ベルト)、合成ラテックス(医療用手袋)など石油化学製品を製造しています。
製造している製品はこちらの公式サイトがわかりやすいですね。

石油化学製品を手掛けていることから、原油高は原価上昇につながります。

プラズマコイ

業績は順調に上昇しています。

主力製品は、タイヤ・自動車部品で、自動車産業の景気影響を受けそうです。
その他も、スマートフォンや液晶テレビのフィルムも作っていますね。
近年の業績は堅調です。

いま、この会社の株を買うべきでしょうか?見ていきましょう。

「日本ゼオン」の化学製品は幅広い産業で利用されている

日本ゼオンの主なセグメントは2つ

  • エクストラマー素材
    タイヤ用合成ゴム、合成ラテックス、化成品など生成した素材を販売
  • 高機能材料
    合成香料、特殊化学品、電子材料、電池材料、高機能樹脂、プラスチックフィルム、カーボンナノチューブ、医療器材など、一次加工した部材を販売
  • その他
海外売上比率は約6割 出典:マネックス証券

世界トップの化学品も多数保有しています

「日本ゼオン」の事業利益は石油化学素材・部材で生み出されています。
高いシェアを持つ素材分野もあり、ニッチトップ企業と言えそうです。

  • 合成ゴム(自動車部品やタイヤに使用)は国内2位
  • 特殊合成ゴムは世界1位
  • 高機能樹脂製レンズ「ZEONEX」は国内1位

対応製品も広く、自動車部品、タイヤ、ゴム手袋、紙おむつ、携帯電話、液晶テレビ、香水など幅広い用途に使われています。

「日本ゼオン」は石油化学メーカー
主要製品はタイヤ・ベルトと言ったクルマ関連。

事業は生成した素材を販売する「エクストラマー素材」
一次加工した部材を販売する「高機能材料」がある

海外売上比率が6割で円安に強い銘柄としても期待。

配当金は12年連続増配中。安定増配企業なところも魅力。

時価総額は22/9/16時点で「3,133億円」ということで大型株ですね。
PERは8.4倍と一般的には、割安水準です。

今回は「日本ゼオン」について

  • 今後は業績を伸ばせるのか?
  • 配当金を出し続けられる企業なのか?
  • 今は買いなのか?

分析していきたいと思います。
※各種指標の表はIRBANKより引用しています。

「日本ゼオン」のPER推移を見る


PERは過去比較では割安感があります。

この株の「割安度」の判断目安として過去のPER比較を行います。
過去のPERより低ければ「今は割安かも?」と検討します。

「日本ゼオン」のPERは8.4倍(22/9/16時点)。
過去の推移を見ると割安でしょう。

2018年はPERが26倍を超えていますがそれ以外はPER10倍〜14倍が目安ですね。
過去の推移を見るといまのPERは割安に見えます。

「日本ゼオン」の配当利回りを見る

配当利回りは上昇中です。

「日本ゼオン」の配当利回りは9/15時点で2.58%です。
配当利回りは上昇中です。

毎年安定的に増配をできていますが、株価はそれほどあがっておおらず、利回りが少しずつ上がってきていますね。

「日本ゼオン」の売上(上昇トレンドであるか?)

売上は上昇中です。

株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。

「日本ゼオン」の売上は上昇傾向です。
2023年は4000億の予想で、2022年の引き続き過去最高を更新予定です。
業績は好調と言えるでしょう。

「日本ゼオン」の営業利益率(10%以上が理想)

営業利益率は高いです。

「売上-経費」の儲かり具合が「営業利益率」です。
「営業利益率が高い=儲かりやすい企業」と覚えておきましょう。

営業利益は4%〜7%を一般水準の目安としています。
「日本ゼオン」の営業利益率は11%程度です。

営業利益率は高いですね。
ニッチトップな製品を多数保有しているところから、製品の競合優位性が感じられます。

営業利益率は長きにわたり10%程度を維持できており、儲かりやすいビジネスを展開している企業と言えるでしょう。

「日本ゼオン」のEPS(一株当たり当期純利益)

EPSは上昇傾向です。

1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。

要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことです。

EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円以上」が一つの目安です。

「日本ゼオン」のEPSは上昇です。
2023年の予想では169円と過去最高を更新よていです。

利益面は好調ですね。

自社株買いも定期的に実施しています。

「日本ゼオン」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)

自己資本比率は上昇傾向。

自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。

「日本ゼオン」の自己資本比率は65%ほどです。
自己資本比率は高く、さらに年々上昇傾向です。

有利子負債は減少傾向で、有利子負債比率は5.9%しかありません。

自己資本比率が上昇中という観点からも、財務力は盤石と言えるでしょう。

「日本ゼオン」の配当金

配当は増配を続けています。

配当金は「株を持っているだけで、その企業からもらえるお金」です。

「日本ゼオン」の配当金は12年連続増配中です。
連続増配株で配当に関しては安心感が高い企業です。

2023年も1株36円と更に増配を予定しています。

出典:決算説明資料

「日本ゼオン」の配当性向(儲けの何割を配当に出す?)

配当性向は20%ほど

配当性向は「稼いだ利益のうち、何割くらい配当金に使っている?」という指標です。
※市場平均は30%くらいです。

「日本ゼオン」の配当性向は20%ほどです。
配当性向は非常に低いですね。増配余力はまだまだ感じます。

今後も毎年増配を続けてくれることが見込める配当性向です。

これだけ配当性向が低ければ、多少業績が悪化しても減配する確率は低いでしょう。

「日本ゼオン」の営業活動によるキャッシュフロー

営業CFは安定推移です。

「営業活動によるキャッシュフロー」は簡単に言うと
「商売によって入金されたお金はいくらか?」の数字です。

毎年プラスが理想です。

「日本ゼオン」の営業CFは安定に推移しています。
毎年大体300億〜500億円が目安です。

営業CFはそこまで伸びておらず、現金創出力としては特に成長していないことが見て取れます。

「日本ゼオン」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)

現金保有額は増加傾向です

現金は業績悪化に対する備えや、事業活動の原資になります。
基本的に“現金など”は多い方が良いです。

しかしお金は「使ってこそ意味がある」ので事業投資に使うことも重要です。

「日本ゼオン」の現金は445億円ほどです。

総資産は4847億円ほどで現金比率は19.1%(10%〜20%が目安)。
現金比率はやや少ないですね。

大きな投資が必要な企業ですが、現金保有高は徐々に積み上がっていることがわかります。

現金保有高としても問題ないでしょう。

「日本ゼオン」の当期純利益は上昇中か?

当期純利益は上昇傾向です。

「日本ゼオン」の当期純利益は上昇傾向です。
2023年は2022年の最高益を更に更新する見込みです。

利益も上昇傾向で素晴らしいですね。

【まとめ】「日本ゼオン」は業績好調で株主還元余力が高い企業

堅調な業績&安定増配が魅力です

日本ゼオンの財務分析のまとめです。

項目評価コメント
配当利回り2.64%
売上高過去最高
営業利益率11%
EPS(1株利益)過去最高
自己資本比率65%
1株配当12年連続増配
配当性向20%
営業キャッシュフロー横ばい
現金上昇傾向
当期純利益過去最高
数字は記事投稿当時のものです。評価は筆者の主観です。

総評としては「好業績、連続増配の優良企業」です。

売上、利益が伸びており自己資本比率も高く財務力もあります。
連続増配株ながら、増配余力も十分。

円安銘柄なので為替の後押しもメリットです。

リスク要因は原材料の値上げよるコスト増でしょう。
利益を圧迫する可能性があります。
また、自動車など各種産業の景気悪化時も、同社の製品の需要が減少することが見込まれます。

【チャートは?割安?】「日本ゼオン」の今後の株価は?今は買い時かを予想する

最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。

プラズマコイ

【中立】株価は下値を切り上げているが上昇が緩やか

調査時点(22/9/16)では株価は1,365円。

業績も良く株価も上昇傾向なので、どちらかというとほしい銘柄です。
しかし、買うならチャート的なサポートラインの株価1,200円あたりを目安にしたいところ。

今の配当利回りだと高配当株としては魅力に欠けるので、
いま買うなら、長期保有として3年後ぐらいに旨味がでてくるといった感覚で買うとよいでしょう。

※本記事は固有の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。

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