プラズマコイです(^^)
SNS： PostPrim
今回は「ステップ」の業績・財務状況をチェックしていきたいと思います。
ステップは「神奈川県内に特化した学習塾」です。
神奈川県内の難関公立高校向け進学塾として高いブランド力を有しており、合格者数の実績から、人気が右肩あがりで業績も右肩あがりを続けている企業です。
フィスコなどのアナリストレポートの評価も高いですね。
ステップ (9795)は連続増配の学習塾?
— プラズマコイ@毎日ブログで日本株を分析? (@purazumakoi) May 3, 2022
TIW 企業調査レポート(マネックス銘柄スカウターで見れます)でかなりの強気のレポートが公開されていて、増配株＆グロース銘柄である印象を受けました??
コイもチェックしてみようと思います
電子部品商社には追い風が吹いていますね
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか！？
- 「ステップ」は神奈川県の学習塾を運営
- 「ステップ」のPER推移を見る
- 「ステップ」の配当利回りをみる
- 「ステップ」の売上（上昇トレンドであるか？）
- 「ステップ」の営業利益率（業種によるが10%以上目安）
- 「ステップ」のEPS（一株当たり当期純利益）
- 「ステップ」の自己資本比率：高いほど良い（最低40%）
- 「ステップ」の配当金（上昇傾向か？）
- 「ステップ」の配当性向：配当金÷EPS（儲けの何割を配当に出す？）
- 「ステップ」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「ステップ」の現金等はいくらあるか？（業績悪化の耐性）
- 「ステップ」の当期純利益は上昇中か？
- 【まとめ】「ステップ」は連続増配中の進学塾
- 「ステップ」の今後の株価は？買い時かを予想する
「ステップ」は神奈川県の学習塾を運営
生徒が増え続ける限りは安心なビジネスモデルです
「ステップ」の事業利益は主に「高校受験のサービス」から生み出されています。
生徒を偏差値70以上の高校に入学させる高い学習ノウハウが魅力の塾ですね。
進学意欲が高い家庭向けに「高い付加価値」の学習を提供しており、
神奈川県で高い教育レベルを維持して展開するという「ニッチ戦略」を選択っている企業です。
ステップのサービスは５つ
- 学習塾「高校受験STEP」（小学5年生〜中学3年生）
- 学習塾「大学受験STEP」（高校生）
- 学習塾「Hi-STEP」（小・中学生）
- 個別指導「K-STEP」（個別指導）
- 学童保育「STEPキッズ」
時価総額は調査時点(5/2)で「299億円」ということで小型株ですね。
PERは11.8倍と一般的には割安です。
今回は「ステップ」について
- 今後は業績を伸ばせるのか？
- 配当金を出し続けられる企業なのか？
- 今は買いなのか？
分析していきたいと思います。
※プラズマコイ調査のため事実と異なる内容の可能性があります。
「ステップ」のPER推移を見る
いまのPERは割安です
「ステップ」の調査時点のPERは11.8倍。
最近は少しずつPERも上昇していますが、過去の水準からみるとPER13倍は行けっるはずで目標のPERは15倍程度でしょう。
業績も好調で個人的には今は割安な状態だと見ています。
「ステップ」の配当利回りをみる
配当利回りは2.56%です。
「ステップ」の配当利回りは2.56%です。
配当利回り的にはそこそこの水準で、現時点では旨味がないですね。
しかし増配株なので今買っておけば将来的に、配当利回りがあがって、株価もあがれば含み益になることも期待できる銘柄です。
株主優待はクオカード
ステップは株主優待としてクオカードを提供しています。
長期保有になるほどお得で、連続増配と合わせて長期保有に向いている銘柄ですね。
22/5/3時点の株価では優待利回りは0.28%ですが、
継続2年保有で優待利回りは1.1%になります。
| 対象株数 | クオカード |
|---|---|
| 100株 | 500円相当 継続6ヶ月以上で1,000円相当 継続1年以上で1,500円相当 継続2年以上で2,000円相当 |
| 500株 | 1,000円相当 継続6ヶ月以上で2,000円相当 継続1年以上で2,500円相当 継続2年以上で3,000円相当 |
| 1,000株 | 1,500円相当 継続6ヶ月以上で3,000円相当 継続1年以上で3,500円相当 継続2年以上で4,000円相当 |
「ステップ」の売上（上昇トレンドであるか？）
売上は右肩あがりです。
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が１つの目安です。
「ステップ」の売上は2桁成長です。
2020年もはコロナショックでダメージをうけましたが、2021年が再上昇に転じて2桁成長を達成。
2022年も過去最高を更新する見込みで、堅調な業績を維持する予定です。
「ステップ」の営業利益率（業種によるが10%以上目安）
営業利益率は26%を超えています
業種や年度で異なりますが、日本企業の平均は4〜7%ほどと言われています。
「ステップ」の営業利益率は26%を超えています。
生徒数の増加による利益の増加がコストを上回り続けているということがわかります。
営業利益が上昇しており、効率的に稼ぐちからもアップしています。
「ステップ」のEPS（一株当たり当期純利益）
EPSは最高最高。
EPSは「上昇中であるか、100円超え」を目安としています。
「ステップ」のEPSは過去最高を更新中です。
EPSの観点からも経営は順調に進捗していると判断できます。
「ステップ」の自己資本比率：高いほど良い（最低40%）
自己資本比率は85%程度です
「ステップ」の自己資本比率は85%程度です。
財務的には心配なしですね。
有利子負債は15億円ほどを維持していく経営方針のようですが、
年を追うごとに有利子負債比率は下がっています。
財務力も毎年”より”強固になってきていますね。
「ステップ」の配当金（上昇傾向か？）
配当金は連続増配です。
「ステップ」の配当は2015年以降は連続増配。
業績連動で配当金を増加させています。
2022年は1株46円の予想と微増の予定です。
今後も連続増配を継続できるかは業績次第なので、
増配株としてみるなら今後の成長見込みも合わせてチェックしていきたいですね。
「ステップ」の配当性向：配当金÷EPS（儲けの何割を配当に出す？）
配当性向は30%ほどです。
「ステップ」の配当性向は30%目安です。
配当性向は市場平均なみですね。
無理して配当を出しているわけではなく、業績が多少悪化していても配当性向は40%くらいまでは配当を維持してくれそうです。
それ以上は利益が伸びないと増配は難しいでしょう。
「ステップ」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは増加傾向。
「ステップ」の営業CFは増加傾向。
しかし分かりやすい右肩あがりではないですね。
2021年の営業CFが頭ひとつ抜けているので好調に見えますが、
2022年以降の数字によっては横ばいと判断できそうです。
「ステップ」の現金等はいくらあるか？（業績悪化の耐性）
現金は増加傾向です。
「ステップ」の現金は2022年終了時は83億円程度です。
現金は毎年増加傾向ですね。
現金の増加要因は、投資にお金を使っていないため現金が貯まっているためですね。
新校舎の開校に向けた資金は準備OKといった状況ですね。
「ステップ」の当期純利益は上昇中か？
当期純利益は安定上昇。
「ステップ」の当期純利益は安定上昇です。
2022年も第二四半期決算時点では進捗率を56%と好調で、うまくいけば26億、27億くらいで着地できそうです。
業績好調が続いていますね。
【まとめ】「ステップ」は連続増配中の進学塾
しっかり足場を固めて成長していく企業です
ステップの財務分析のまとめです。
| 項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 配当利回り | ▲ | 2.5% |
| 売上高 | ◯ | 増加傾向 |
| EPS（1株利益） | ◯ | 150円。増加傾向 |
| 営業利益率 | ◎ | 26%前後 |
| 自己資本比率 | ◎ | 85%前後 |
| 1株配当 | ◯ | 連続増配 |
| 配当性向 | ◯ | 30% |
| 営業CF | ◯ | 安定上昇 |
| 現金など | ◯ | 増加傾向 |
総評としては、長期保有に向いている銘柄です。
ニッチ戦略のため、神奈川県内のブランド力の毀損が目下の懸念事項ですが
経営スタンスも急成長を目指すというよりは、地域の地盤と教育力をためて少しずつ規模を広げていくという形なので、大崩はしにくい銘柄だと思います。
「ステップ」の今後の株価は？買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】優良銘柄ですが株価下落のタイミングを狙いたい
この記事の執筆時点(5/3)では株価は1,795円。
連続増配株で優良株なのでタイミングを見る必要はなく、買ってもOKかと思います。
一方、現在はマーケットが特に不安定な状況なため、株価が1,550円くらいになってから出動したいという欲もでてきてしまいますね。
※本記事は特定の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
本ブログは株式投資から経済を学ぶブログです。応援クリックをお願いします！
← ポチッと応援
【分析ツール】個別株の分析をしたい方におすすめの記事
この記事をご覧のかたで、個別株の分析に興味がある方におすすめのツールがあります。
マネックス証券の「銘柄スカウター」を使った株の分析方法を解説しています。
#PR マネックス証券なら「企業の分析」が簡単にできる
上の記事でも解説していますが、プラズマコイが分析用に使っているツールは
マネックス証券の「銘柄スカウター」です。
以下が気に入ってるところです。
- 企業の業務内容・サービスの概要がわかる
- 企業がどんな事業セグメントを持っているかがわかる
- 直近の決算短信などのIR情報にすぐにアクセスできる
- 各年度ごとや四半期ごとの業績推移が見やすい
銘柄スカウターはマネックス証券の口座を持つことで使えます。
そして口座開設は無料。無料なのでノーリスクです。
口座開設がまだの方はとりあえず開設しておいても損はないので開設しましょう。
関連コンテンツです。
日経平均が3万円を突破しても割安な12社をピックアップしています。
いまから学んでおきたい「新NISAの投資戦略」と注目の「増配株100選」を紹介しておきます。
四季報「2023年新春号」のなかから、いま買っても良いと思える企業を選定しました。
2023年は日本株は金利上昇の影響をうけそうです。注目株を選定しました。
プロが紹介されていたNISAで買いたい高配当株をチェックしてみました。
2023年の注目テーマ地銀株の特集です
4万円台以下で買える高配当株を集めました。
5万円台〜10万円台で買える高配当株を集めました。
円安時に業績を伸ばしそうな日本株の好業績企業をピックアップしています。
日本株で連続増配の優良企業60銘柄と、注目の企業をピックアップしました。
連続増配株を中心に野球の打線を組み攻守のバランスの良い高配当ポートフォリオを作りました。
高い営業利益率と高い自己資本比率を持つ安定高配当株を紹介しています。
2022年の投資環境を考慮したディフェンシブなおすすめポートフォリオを紹介します。
2023年も継続して使えると思ってます。
割安高成長の銘柄をピックアップしました。
高齢化社会に向け成長しそうな注目企業の特集です。
オンラインストアが人気のいま、業績が伸びそうな「物流・倉庫関連」注目企業をピックアップしました。
