プラズマコイです(^^)
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今回は「SPK」の業績・財務状況をチェックしていきたいと思います。
SPKは「自動車の補修部品」を提供している商社です。
自動車のメンテナンス部品の需要は新車よりも安定度が高いようで、堅調に業績を伸ばせています。
特筆すべきは24年の連続増配を実施している点ですね。
国内2位の長さです。
SPK(7466)は自動車の補修部品の商社です?
— プラズマコイ@毎日ブログで日本株を分析? (@purazumakoi) May 4, 2022
24年の連続増配を続けている企業として有名です?
時価総額は約140億円の小型株ですが「自動車のアフターマケット」に向けた部品供給がメインで、安定的に業績を拡大している企業です?
自動車のアフターマーケットは需要が底堅いですね
自動車のアフターマーケットは新車中古車を問わず、市場に流通する車が増えれば需要は増えていく構造です。
その点では「日本特殊陶業(5334)」も似たような需要環境があります。
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
- 「SPK」は自動車の補修部品などを提供する商社
- 「SPK」のPER推移を見る
- 「SPK」の配当利回りをみる
- 「SPK」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「SPK」の営業利益率(業種によるが10%以上目安)
- 「SPK」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「SPK」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「SPK」の配当金(上昇傾向か?)
- 「SPK」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「SPK」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「SPK」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「SPK」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「SPK」は連続増配中の自動車補修部品商社
- 「SPK」の今後の株価は?買い時かを予想する
「SPK」は自動車の補修部品などを提供する商社
毎年少しずつ業績を拡大しています。
「SPK」の事業利益は主に「国内の自動車補修部品」から生み出されています。
現在の自動車産業は新型コロナウイルスの流行以降「新車は半導体不足で減産」が続いており「中古車価格は上昇」といった流れです。
その中で、SPKの補修部品は一時的なショックを乗り越えて以降は、国内・海外事業と共に、安定供給ができているようです。
国別の売上では日本が7割と日本市場の依存度が高いことがわかります。
SPKの事業セグメントは4つ
- 国内営業
- 海外営業
- 工機営業(建機・農機・フォークリフトなど産業車輛)
- CUSPA営業(企業のコンセプトカーなど、個別のカスタムパーツ)
時価総額は調査時点(5/4)で「138億円」ということで小型株ですね。
PERは7.8倍と一般的には割安です。
今回は「SPK」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
※プラズマコイ調査のため事実と異なる内容の可能性があります。
「SPK」のPER推移を見る
いまのPERは割安です
「SPK」の調査時点のPERは7.8倍。
過去の水準から見ると7倍台は割安言えます。
ここ数年はPERが下がっていますが、業績の伸びや配当の伸びを見ると売り込まれるべき株ではないとは思いますので、相場観がよくなってこればある程度株価の見直しがはいるかもしれません。
PERは10倍ほどを目標にしたいですね。
「SPK」の配当利回りをみる
配当利回りは2.56%です。
「SPK」の配当利回りは3.34%です。
毎年増配を繰り返しており、安定の配当で配当利回りは高めです。
5/2に本決算があり、増配を発表して2023年の予想配当利回りは3.34%まであがっています。
「SPK」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は右肩あがりです。
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「SPK」の売上は概ね安定上昇を続けています。
各セグメント(国内営業、海外営業、工機営業、CUSPA営業)の総合力で緩やかに上昇をしていくビジネスを展開しています。
そのため、調子がく、減収になる年もありますね。
「SPK」の営業利益率(業種によるが10%以上目安)
営業利益率は約4%あたり。
業種や年度で異なりますが、日本企業の平均は4〜7%ほどと言われています。
「SPK」の営業利益率は4%あたりです。
商社なので営業利益率は低めですが、安定して4%を維持できており、大きな問題はなさそうです。
営業利益率はこのまま維持しつつ、販売数の増加で利益アップを狙うビジネスモデルですね。
「SPK」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは増加傾向です
EPSは「上昇中であるか、100円超え」を目安としています。
「SPK」のEPSは2023年は過去最高を更新予定です。
基本的に右肩あがりの推移で素晴らしいですね。
「SPK」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は67%程度です
「SPK」の自己資本比率は67%程度です。
有利子負債が増えてきており、有利子負債比率も上昇傾向すが、
自己資本比率的には問題ない水準です。
財務力は問題なしです。
「SPK」の配当金(上昇傾向か?)
配当金は連続増配です。
「SPK」の配当は24年の連続増配を実施中です。
2023年も増配で25年の記録も更新予定です。
2023年は1株44円と4円の増配で通常より多めに増配ですね。
連続増配企業なので、連続増配記録がストップをしなければOKといった企業です。
「SPK」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は30%未満ほどです。
「SPK」の配当性向は30%未満を維持しています。
配当性向は低いですね。
連続増配企業ですが、決して無理をしていないことがわかります。
業績と連動して配当金も増加させていっていることがわかります。
素晴らしいですね。
「SPK」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは安定度が欠けます。
「SPK」の営業CFは安定しませんね。
商社ということもあり、仕入れと販売のタイムラグがあるようです。
(2022/5/2の貸借対照表では売掛金が前年対比で5億ほど増えていました)
結果として2022年は前年より大きく下がって5億の営業CFとなっていますが、
このあたりは問題なく、2023年に入金されることが見込めます。
2年連続で営業CFが少ない場合は注意が必要ですね。
「SPK」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は増加傾向です。
「SPK」の現金は2022年終了時は60億円程度です。
近年は有利子負債を増やして資金を調達していましたが、返済フェーズに入っており2022年は減少しています。
それでも現金保有額は増加傾向ですね。
総資産が増加する中で「現金比率は20%程度」にする意向のようです。
「SPK」の当期純利益は上昇中か?
当期純利益は安定上昇。
「SPK」の当期純利益は安定上昇です。
連続増配を実施できる源泉は当期純利益の伸びですね。
安定増加を続けています。
2023年も安定の過去最高予想ですね。
【まとめ】「SPK」は連続増配中の自動車補修部品商社
当面の需要は安心できるでしょう。
SPKの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ◯ | 3.3% |
売上高 | ◯ | 上昇中 |
EPS(1株利益) | ◎ | 過去最高を更新中 |
営業利益率 | ▲ | 4%台 |
自己資本比率 | ◯ | 67%前後 |
1株配当 | ◎ | 24年連続増配 |
配当性向 | ◎ | 30%未満 |
営業CF | ◯ | 安定しないが問題なし |
現金など | ◯ | 増加傾向 |
総評としては、配当が安定している優良株です。
基本的には連続増配を続けてくれることが期待できるため、配当利回り3%ほどで取得していけば取得単価ベースでは毎年利回りが上昇してくれる企業になります。
心配なのは、EV車の浸透などによる自動車部品の需要減少です。
しかしEVになってもいきなり既存の自動車のアフターマーケットがなくなることはなく、
ガソリン車の部品とEV車の部品を両方扱うようになれば事業拡大を無理なく行うことも可能だと思います。
少なくとも今までの経営は順調そのものですね。
「SPK」の今後の株価は?買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【買い】業績は全く問題なし
この記事の執筆時点(5/3)では株価は1,318円。
業績は文句なしで、優良企業です。
さらに連続増配株で配当利回りが3.3%で、買ったら減配しない限りは保有したい長期保有銘柄です。
そのためいま買ってもOKかと思います。
取得価格はこだわりたいので買値は1,300円以下で買えると嬉しいですね。
もしトレード用として買うなら、株価が1600円〜1700円あたりのPER10倍程度が売りの目安かと思います。
※本記事は特定の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
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