プラズマコイです(^^)
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今回は「センコーグループホールディングス」の財務状況をチェックしていきたいと思います。
「センコーグループホールディングス」は大手の物流会社です。
総合スーパー・ドラッグストア・ホームセンター・アパレルなどの小売業向けの物流や、
住宅・建材業界、化学製品などのケミカル業界への物流も行っています。
物流事業以外に、商事(商社機能)・貿易事業も行っています。
2/125/5センコーグループHD(9069)は大手物流会社?
— プラズマコイ@財務分析が好き? (@purazumakoi) February 12, 2022
総合スーパー・チェーンストアといった小売業や、住宅物流・ケミカル物流も展開しています??
業績は右肩上がりで連続増配の企業です??
PERも9.2倍と割安で、配当利回りも3.4%で高いので注目です?✔
センコーグループホールディングス (9069)は物流企業?
— プラズマコイ@毎日ブログで日本株を分析? (@purazumakoi) May 5, 2022
19年連続増収、20年以上非減配の優良企業です?
M&A戦略によりグループ規模を拡大しています??
原油高を嫌気してか株価が低迷&配当利回りが3.6%まであがっていますね?✔
業績が伸びており注目していいます
19年増収、20年非減配の優良企業で、近年は物流以外のセクターにも事業拡大をしています。
物流事業に加えて「健康」「生活」「食」をテーマとしたライフサポート事業の拡大を図っています。
公式サイトのIRより
具体的には、介護や老人ホーム、保育、家事代行、外食など生活関連サービスを提供しており、100%子会社である株式会社ブルーアースジャパンはフィットネス事業を運営し、現在、山梨や東京で20施設を展開しています。
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
- 「センコーグループホールディングス」は大阪地盤・小売業向けメインの物流企業
- 「センコーグループホールディングス」のPER推移を見る
- 「センコーグループホールディングス」の配当利回りをみる
- 「センコーグループホールディングス」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「センコーグループホールディングス」の営業利益率(業種によるが10%以上目安)
- 「センコーグループホールディングス」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「センコーグループホールディングス」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「センコーグループホールディングス」の配当金(上昇傾向か?)
- 「センコーグループホールディングス」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「センコーグループホールディングス」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「センコーグループホールディングス」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「センコーグループホールディングス」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
- 「センコーグループホールディングス」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「センコーグループホールディングス」は連続増配の優良銘柄。利益も10年連続成長
- 「センコーグループホールディングス」の今後の株価は?買い時かを予想する
「センコーグループホールディングス」は大阪地盤・小売業向けメインの物流企業
需要が安定している商材を運んでいます
「センコーグループホールディングス」の事業利益は主に「物流事業」から生み出されています。
食品・ファッション・住宅・ケミカル物流など様々なものを運んでいますね。
総合スーパーやチェーンストア向けの製品が主力です。
商社・貿易事業も売上の3割ほどを占めています。
センコーグループホールディングスの事業は3セグメント
- 物流
・食品・チェーンストア・ファッション物流の流通ロジスティクス、住宅物流、ケミカル物流、国際物流
・旭化成・積水化学工業・積水ハウス向けの住宅・石油化学・樹脂関連の物流 - 商事・貿易
石油類販売、商事販売 - その他
ビジネスサポート事業、ライフサポート事業
時価総額は調査時点(22/5/5)で「1,398億円」ということで中型株ですね。
PERは8.8倍と一般的には割安水準です。
今回は「センコーグループホールディングス」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
※プラズマコイの独自調査に基づく記事のため事実と異なる内容の場合があります。
「センコーグループホールディングス」のPER推移を見る
PER的には割安の水準です。
「センコーグループホールディングス」の今のPERは8.8倍。
過去の推移をみると割安で放置されているように見えます。
業績は好調ですので中長期では株価も見直されるかと思っています。
「センコーグループホールディングス」の配当利回りをみる
利回りは上昇中!
「センコーグループホールディングス」の配当利回りは22/5/5時点で3.60%です。
配当は増配傾向で高配当化が進んでいます。
高配当株としても魅力的な水準になってきましたね。
「センコーグループホールディングス」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は上昇中です。
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「センコーグループホールディングス」の売上は上昇中です。
毎年順調に上昇を出来ており好調な業績推移です。
特に注目したいのはM&Aによる売上成長ですね。
ここ数年は積極的に企業買収を行っており、グループ全体の売上を押し上げている形です。
「センコーグループホールディングス」の営業利益率(業種によるが10%以上目安)
営業利益率は4%程度です
業種や年度で異なりますが、日本全体の市場平均は7%ほどと言われています。
「センコーグループホールディングス」の営業利益率は約4%ほど。
運送業界は概ねこのくらいの営業利益率ですね。
自社で製品を作っているわけではないので利益率は低くなるのが特徴です。
その意味では商社も同様ですね。
物流事業と商社事業は似た部分があります。
商社事業を展開しているのもそういった背景があるかもしれませんね。
「センコーグループホールディングス」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは上昇傾向です
EPSはプラズマコイ的には「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「センコーグループホールディングス」のEPSは毎年上昇しています。
M&Aの結果もありますが毎年コスト構造を改定しています。
原油が高くなれば値上げも行うことが可能なようです。
「センコーグループホールディングス」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は30%前後です。
「センコーグループホールディングス」の自己資本比率は30%程度です。
有利子負債が多く財務的には不安がありますね。
M&Aを積極的におこなっており、そのため多額の現金が必要になります。
有利子負債を追加して、レバレッジをかけて成長していくタイプの企業です。
金利上昇局面ではこの有利子負債の残高が気になるところですが、
それをもろともせず利益拡大ができればOKと言ったところでしょう。
自己資本比率の低さが株価に◯か✕かは検討したいところではあります。
「センコーグループホールディングス」の配当金(上昇傾向か?)
連続増配の企業です
「センコーグループホールディングス」は連続増配の企業です。
安定的に増配できています。
配当利回りが上昇している理由はこの増配力ですね。
2022年の一株配当も32円と4円の増配予定です。
「センコーグループホールディングス」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は30%あたりです。
「センコーグループホールディングス」の配当性向は30%が目安です。
連続で増配をできている企業ですが、配当性向は概ね同等で推移できてます。
配当性向は高配当株としては低めで推移できているので配当性向30%はポジティブ材料ですね。
「センコーグループホールディングス」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは増加しています
「センコーグループホールディングス」の営業CFは増加傾向です。
好調に推移しています。
M&Aにより事業規模が大きくなっており、営業CFも順調に増加できていることがわかります。
「センコーグループホールディングス」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は減少傾向です
「センコーグループホールディングス」の現金は2021年終了時は500億円程度です。
有利子負債を多く積んでおり、その分が現金に反映されていますね。
有利子負債比率は100%前後を目安としているようです。
中小企業の自己資本比率は100%とされており「センコーグループホールディングス」は中小企業とは言いづらい事業規模ですが戦略的に借り入れを行えていることが伺えます。
「センコーグループホールディングス」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
配当総額は上昇傾向です。
「センコーグループホールディングス」の配当総額は上昇中です。
連続増配企業で、配当総額は増加していますね。
今後も利益の上昇に合わせて増配を期待できる企業です。
「センコーグループホールディングス」の当期純利益は上昇中か?
当期純利益は過去最高を更新予定
「センコーグループホールディングス」の当期純利益は上昇傾向です。
毎年のように過去最高を更新できていますね。
今の所はM&A戦略や業務改善が順調に進んでおり、成長企業といえる成長力を維持しています。
当期純利益は10年連続成長で素晴らしいですね。
【まとめ】「センコーグループホールディングス」は連続増配の優良銘柄。利益も10年連続成長
連続成長ながら配当利回りが上がっています
センコーグループホールディングスの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ◯ | 3.4% |
売上高 | ◯ | 上昇中 |
EPS(1株利益) | ◯ | 上昇中 |
営業利益率 | ▲ | 4% |
自己資本比率 | △ | 30% |
1株配当 | ○ | 連続増配 |
配当性向 | ○ | 30%くらい |
営業CF | ○ | 上昇中 |
現金など | ○ | 上昇中 |
総評としては、優良銘柄だと思います。
レバレッジをかけた積極的な事業成長で、配当利回りも高くなっています。
一方、有利子負債比率はコントロールされているとはいえ、自己資本比率の低さが気になるところです。
業績は好調ですが短期的には株価も下落局面もありえます。
「センコーグループホールディングス」の今後の株価は?買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【買い】決算を見てからですが株価は魅力的な水準。
この記事(5/5)の執筆時点では株価は890円。
原油高によるコスト増が嫌気されているのか、株価はさがっています。
業績は好調なので、5/13の決算次第ですが、800円が下値の目安です。
決算をミスしない限りは、下値あたりで買い集めつつ、株価の回復を待ちたい企業です。
※本記事は金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
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