プラズマコイです(^^)
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今回は「芙蓉総合リース」の業績・財務状況をチェックしていきたいと思います。
「芙蓉総合リース」はみずほFG(8411)系のリース会社です。
みずほFG系のリース企業では他にみずほリース(8425)がありますね。
芙蓉総合リースは1単元で70万円と高額ながら、
連続増配株で長期保有の銘柄として人気ですね。
芙蓉総合リース (8424)はリース企業?
— プラズマコイ@毎日ブログで日本株を分析? (@purazumakoi) April 7, 2022
リース企業は性質上、手数料ビジネスになり長期に渡って利益を出しやすいビジネスです?
芙蓉総合リースは利益が右肩あがりで連続増配17年の優良企業です⭕
1単元 約70万と高額なのがネックですが
優待もあり総合利回りが高く、高配当株投資の有望銘柄です?✔
利益も配当も連続で増加しています
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
- 「芙蓉総合リース」はリース・金融サービスを行う企業
- 「芙蓉総合リース」のPER推移を見る
- 「芙蓉総合リース」の配当利回りをみる
- 「芙蓉総合リース」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「芙蓉総合リース」の営業利益率(業種によるが10%以上目安)
- 「芙蓉総合リース」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「芙蓉総合リース」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「芙蓉総合リース」の配当金(上昇傾向か?)
- 「芙蓉総合リース」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「芙蓉総合リース」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「芙蓉総合リース」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「芙蓉総合リース」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「芙蓉総合リース」は毎年利益が上昇の連続増配企業
- 「芙蓉総合リース」の今後の株価は?買い時かを予想する
「芙蓉総合リース」はリース・金融サービスを行う企業
今後はリース以外の事業を強化していきます
「芙蓉総合リース」の事業利益は主に「ファイナンス・リース」から生み出されています。
今後は「不動産・航空機、エネルギー環境・BPO/ICT、医療福祉」といった新規事業を強化する方針です。
現在の営業資産残高としても「オペレーティング・リース」「ファイナンス・その他」といった他の事業の割合が徐々に増えていますね。
リースとはどんなことを行うの?
リースとは、企業が事業を行う上で、機器などを企業に代わって購入し、それを貸し出すことです。
これにより企業は現金を他の事業活動に使うことができます。
リース会社は「金利を付加して返済をしてもらい、その分が利益になるという仕組み」です。
※ファイナンス・リース、オペレーティング・リースの違いについてはこちらのページ内で解説されています。
リース会社は「たくさんリースをして、たくさん金利手数料をもらう」ビジネスですね
芙蓉総合リースのセグメントは3つ
- リース&割賦
ファイナンス・リース、オペレーティング・リース、割賦販売 - その他
集金代行、医療・介護ファクタリングなど - ファイナンス
不動産ファイナンスなど
時価総額は調査時点(4/7)で「2,063億円」ということで中型株ですね。
PERは6.6倍と一般的には割安です。
今回は「芙蓉総合リース」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
※プラズマコイの独自調査に基づく記事のため事実と異なる内容の場合があります。
「芙蓉総合リース」のPER推移を見る
過去のPERから見ると割安に見えます。
「芙蓉総合リース」の調査時点のPERは8.4倍。
過去の推移をみると標準的な水準と見ていいと思います。
過去の推移から見ると6〜7倍台が割安感がある水準です。
「芙蓉総合リース」の配当利回りをみる
利回りは上昇中です
「芙蓉総合リース」の配当利回りは直近予想では3.3%です。
近年は配当利回りも上昇しており、高利回りになってきました。
株主優待は図書カードやカタログギフト
対象株数 | 優待品 |
---|---|
100株〜 | 図書カード3,000円相当 or カタログギフト3,000円相当 ※1年保有で5,000円相当にアップグレード |
株価が7000円なら優待利回りは約0.43%ですね。
1年後には約0.71%になり総合利回りを大きく上昇されてくれます。
「芙蓉総合リース」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は右肩あがりです。
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「芙蓉総合リース」の売上は右肩あがりです。
2022年は会計基準の変更で従来の基準で計算した場合は7,500億円(対前期増減率 +1.3%)と予想されています。
「芙蓉総合リース」の営業利益率(業種によるが10%以上目安)
営業利益率は上昇中です。
業種や年度で異なりますが、日本全体の市場平均は7%ほどと言われています。
「芙蓉総合リース」の営業利益率は6%あたりです。
2022年は7%を超える成長をすると予想されています。
前年の一過性経費や、収益性を意識した経費コントロールが影響しているようです。
「芙蓉総合リース」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは右肩あがりです
EPSはプラズマコイ的には「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「芙蓉総合リース」の2022年のEPSは1036円予想とかなりの高水準です。
毎年利益も伸びており、連続増配の原資になっていることがわかります。
EPSが伸び続けている素晴らしい企業ですね。
「芙蓉総合リース」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は横ばい。
「芙蓉総合リース」の自己資本比率は10%程度です。
リース企業なので有利子負債が多く、目安の40%を大きく割っていますが問題ないです。
リース企業は金融業の側面が強く自己資本比率は低くなるのが正常です。
「芙蓉総合リース」の配当金(上昇傾向か?)
配当金は連続増配です。
「芙蓉総合リース」は17年の連続増配株です。
常に増配をしてきており非常に心強い株主還元意識が見られます。
2022年も1株260円と増配を予想しています。
「芙蓉総合リース」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は30%が目安です。
「芙蓉総合リース」の配当性向は最近あがってきています。
2022年の予想では25%とあがってきました。
しかし今後も増配は十分可能で、中期経営計画には30%以上を目指すとの記載があり、今後の増配も期待できますね。
それでも増配力は乏しくとも配当維持をする力は十分あるのでそこまで心配をしなくても良いでしょう。
配当性向を上げたくない場合は、連続増配企業の意地で毎年微増を続けるかもしれませんね。
「芙蓉総合リース」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは真っ赤です
「芙蓉総合リース」の営業CFは基本的にマイナスです。
リース企業の特徴として基本的には営業CFはマイナスになるという特徴があります。
2021年はプラスになっていますが、基本的には営業CFはマイナスでその分を有利子負債で補うという構造ですね。
リース企業は概ね同じような営業CFの推移になっており、営業CFがマイナスなのが健全な証です。
このあたりはリコーリースのIR資料で解説されています。
「芙蓉総合リース」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は必要な分を随時調達するかたちです
「芙蓉総合リース」の現金は2021年終了時は987億円程度です。
近年の推移をみてみるとかなり大きな金額になっていますね。。
基本的にはリース会社は銀行が母体になるので(芙蓉リースはみずほ銀行系)必要なときに随時現金を調達するスキームですね。
「芙蓉総合リース」の当期純利益は上昇中か?
2022年も過去最高を予想。
「芙蓉総合リース」の当期純利益は右肩あがりです。
2022年も当然のように過去最高を達成する見込みです。
毎年安定して利益を伸ばせていることがわかります。
文句のつけようのない利益の上昇力です。
【まとめ】「芙蓉総合リース」は毎年利益が上昇の連続増配企業
高配当ポートフォリオにぜひ欲しい企業です
芙蓉総合リースの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ◯ | 約3.8% |
売上高 | ◯ | 概ね上昇 |
EPS(1株利益) | ◎ | 連続増加 |
営業利益率 | ◯ | 7%あたり |
自己資本比率 | ー | 10% |
1株配当 | ◎ | 17年連続増配 |
配当性向 | ◯ | 25%ほど |
営業CF | ー | マイナスが多い ※リース企業なので問題なし |
現金など | ◯ | 現金保有額は過去最高水準 |
総評としては、高利回り株で長期保有をしたい銘柄です。
22/4/7時点で総合利回りが4.3%ほどで、1年保有で優待利回りもアップします。
さらに連続増配効果で今後の利回りアップも期待できます。
現時点では非常に割安でお買い得な株といえるでしょう。
「芙蓉総合リース」の今後の株価は?買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【買い】欲を言えばもう少し下がって欲しい
この記事の執筆時点では株価は6,810円。
1単元だと70万近いのもありもう少し下がるまで我慢しても良いかもしれません。
しかし現段階(22/4/7)でPERは6.6倍、配当利回り3.8%とかなり割安水準です。
十分買っても良い水準だと思います。
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