株式投資・金融知識

【高配当株】「第一生命ホールディングス(8750)」は国内2位の保険会社。株価は?投資すべき?【連続増配】

プラズマコイです(^^)
SNS: PostPrim

今回は国内外ので保険業を展開する「第一生命ホールディングス」の財務状況をチェックしていきたいと思います。

プラズマコイ

資産運用会社としての側面も見逃せません

この銘柄は「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?

「第一生命ホールディングス」は保険会社。資産運用、健康医療などの事業も展開している

保障(保険)、健康・医療、資産形成・継承、つながり・絆の4つのエリアで事業を展開している

基本的には”保険屋さん”ですね

「第一生命ホールディングス」の事業利益は、おもに「国内生命保険」から生み出されています。

保険商品は「万が一の保障」という用途のほか、資産運用としての色も持ち合わせています
※プラズマコイ的には資産運用はネット証券で行うのを推奨しています。

事業は国内がメインですが海外でも展開しています。

米国での展開や、近年ではオーストラリアの保険会社を買収しました。
米国・オーストラリアは人口増加国であり保険市場の成長も期待できますね。

また、総資産のうちの8割は有価証券(株・社債など)です。
全体の経常収益の3割ほどは資産運用からの収入であり、この点も見逃せないところです

「第一生命ホールディングス」は総資産国内2位の大手生命保険会社。
海外にも積極的に展開をしている。
保険料収入以外に、資産運用からの収益も多い

事業内容として「資産運用」があるので、自社の資産もうまく運用しているということですね。

第一生命ホールディングスの3つの主要事業

  1. 国内生命保険
    第一生命保険、第一フロンティア生命保険、ネオファースト生命保険
  2. 海外生命保険
    Protective Life Corporation/米国、TAL/オーストラリア
  3. 資産運用・アセットマネジメント
    アセットマネジメントOne、第一生命リアルティアセットマネジメント

時価総額は調査時点で「2兆9710億円」ということで超大型株ですね。
PERは8.15倍と低いですね。しかし近年の水準からいくと少し上がりました。

今回は「第一生命ホールディングス」について

  • 今後は業績を伸ばせるのか?
  • 配当金を出し続けられる企業なのか?
  • 今は買いなのか?

分析していきたいと思います。
※プラズマコイの独自調査に基づく記事のため事実と異なる内容の場合があります。

「第一生命ホールディングス」のPER推移を見る


過去と比較して割安の水準といえます

この株の「割安度」の判断目安として過去のPER比較を行います。
過去のPERより低ければ割安になっている場合があります。

「第一生命ホールディングス」の今のPERは8.15倍。
ここ4年間で比較するとそこそこ割高と判断できそうです。

バリュー株ブームでPERがあがっていますね。

「第一生命ホールディングス」の配当利回りをみる

利回りは3%ほど

「第一生命ホールディングス」の配当利回りは3.5%を超えることはあまりありません。
年々配当利回りは上昇気味です。

連続増配銘柄で配当利回りは徐々に上昇していますね。

「第一生命ホールディングス」の売上(上昇トレンドであるか?)

概ね右肩上がりで推移しています。

株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。

「第一生命ホールディングス」の売上(経常収益)概ね右肩あがりで成長できています。

売上は安定していますね。近年は7兆円をコンスタントに超えられています。

「第一生命ホールディングス」の営業利益率(10%以上は欲しい)

経常利益率=5200億 / 7兆2320億円=約7%

経常利益率は7%ほどです

「売上-経費」の儲かり具合が「営業利益率」です。
「営業利益率が高い=儲かりやすい企業」と覚えておきましょう。

第一生命ホールディングスは営業利益という概念がないので経常利益で見てみましょう。
「第一生命ホールディングス」の経常利益率は7%ほど。

まずまずの水準と言った所でしょうか、
利益水準が年々上がっている所が魅力的です。

保険業なのでストック収入のビジネスで積み上がっている形ですね。
近年は海外の事業が貢献しているようです。

「第一生命ホールディングス」のEPS(一株当たり当期純利益)

EPSは横ばいです

1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。

要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことです。

EPSはプラズマコイ的には「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「第一生命ホールディングス」のEPSは325円ほどで上昇傾向です。

自社株買いも活発に行われておりEPSの上昇に貢献していますね。

「第一生命ホールディングス」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)

自己資本比率67%と高い水準です。

自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。

「第一生命ホールディングス」の自己資本比率は7%程度です。

保険業のため、お客様から扱っている保険は「責任準備金」として支払い責任が発生しうるものとして負債になっていますね。

実際はそんなに多額の保険を支払う場面はよほどの大災害が置きたときなので、自己資本比率の低さは問題なしと見ています。

「第一生命ホールディングス」の配当金(高いほど良い)

連続増配の銘柄です!

配当金は「株を持っているだけで、その企業からもらえるお金」です。

「第一生命ホールディングス」の配当は連続増配です。
盤石の増配企業ですね。。

2022年も1株配当は80円と大幅増配の予想です。
今後も増配が期待できる優良企業です。

「第一生命ホールディングス」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)


配当性向は30%が目安です

配当性向は「稼いだ利益のうち、何割くらい配当金に使っている?」という指標です。
※市場平均は30%くらいです。

「第一生命ホールディングス」の配当性向は25%ほどです。
過去の配当性向は20%あたりなので増配余力が高い企業です。

連続増配企業としてかなり魅力度は高いですね。

「第一生命ホールディングス」の営業活動によるキャッシュフロー


安定してプラスです

「営業活動によるキャッシュフロー」は簡単に言うと
「商売によって入金されたお金がいくらになったか?」の数字です。

基本的には毎年プラスが理想です。

「第一生命ホールディングス」の営業CFは安定プラスです。

2021年はマイナスです。
為替の影響や有価証券の損などがあってマイナスになっています

細かい経費も増えているようですね。

一旦問題ないとみていますが、今後の推移には注意したいです。

「第一生命ホールディングス」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)


現金は増加気味です

基本的に保有する”現金など”は多い方が良いです。
現金の重要性は「個人の家計でも企業の財務でも同じ」です。

しかしお金は「使ってこそ意味がある」ので貯めすぎは良くありません。

「第一生命ホールディングス」の現金は2021年度の終了時は2兆円を超えました。
有価証券を一部処分して現金を追加した形ですね。

歴史的にみると現金は増加傾向にあります。
保険料を徴収しているので銀行のように基本的には増加するビジネスですね。

「第一生命ホールディングス」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)


配当総額は上昇中です。

投資家は、業績が悪化しても配当を維持して欲しいものです。

業績が悪化しても配当の支払いが負担にならなければ減配のリスクは下がります。
そのため、配当金の支払額を見ることがポイントになります。

「第一生命ホールディングス」の配当総額は増加傾向です。
連続増配で配当総額も右肩あがりです。

配当総額の推移をみてみても、多くの増配を行ってきた歴史を垣間みることができます。

安定配当・高配当株として買いのタイミングを検討した銘柄です。

「第一生命ホールディングス」の当期純利益は上昇中か?


当期純利益は減少傾向です

「第一生命ホールディングス」の当期純利益は減少傾向です。
近年は利益が伸びていませんね。

期待したいのは、人口増加国のアメリカやオーストラリアで事業展開しているところです。
利益水準は比較的安定しており、海外投資も活発ですね。

国内外から業績を伸ばしていける企業です。

【まとめ】「第一生命ホールディングス」は日本を代表する生命保険会社。業績・配当は安定している。

プラズマコイ

業績の安定感が強い企業です。

第一生命ホールディングスの財務分析のまとめです。

項目評価コメント
配当利回り3%
売上高横ばい
EPS(1株利益)325円
経常利益率7%くらい
自己資本比率7%くらい
1株配当連続増配の銘柄
配当性向30%くらい
営業CF基本はプラス
現金など増加中
数字は記事投稿当時のものです。評価は筆者の主観です。


総合的には安定配当で、高配当株投資として魅力的な企業です。
配当利回りが上がってきたときに狙いたい企業ですね。

「第一生命ホールディングス」の今後の株価は?買い時かを予想する

最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。

プラズマコイ

【売り】今は高値付近

この記事の執筆時点では株価は2,574円。

新高値をとっており、もうしばらく上昇するかもしれません。

その分配当利回りがさがっているので、高配当株としてみるなら下がってきたあたりを狙いたいところです。

※投資は自己責任でお願いします。

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