投資歴7年のプラズマコイです(^^)
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今回は「デジタルアーツ」の財務分析をしていきます。
主力はWebフィルタリングソフト「i-FILTER」「m-FILTER」です。
「i-FILTER」はアダルトサイトなど許可されていないサイトの閲覧を制限できます。
「m-FILTER」はスパムメールが届かないようにしてくれるソフトですね。
デジタルアーツ (2326)はi-FILTERなどのWEBフィルタリングソフトを提供している企業です?
— プラズマコイ@財務分析が好き? (@purazumakoi) September 22, 2021
コイの企業も昔導入していて、市場調査のために優良アダルトサイトを閲覧しようとしたら見事にはじかれた覚えがあります??
ビジネスには営業利益率が40%を超えている高収益の企業です?
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
高利益率のビジネスで魅力的な企業
- 「デジタルアーツ」は「i-FILTER」「m-FILTER」を提供している企業
- 「デジタルアーツ」の配当利回りを見る
- 「デジタルアーツ」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「デジタルアーツ」の営業利益率(10%以上は欲しい)
- 「デジタルアーツ」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「デジタルアーツ」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「デジタルアーツ」の配当金(高いほど良い)
- 「デジタルアーツ」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「デジタルアーツ」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「デジタルアーツ」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「デジタルアーツ」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
- 「デジタルアーツ」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「デジタルアーツ」は「DX時代」の「WEBセキュリティー」ソフトを提供する企業
- 【チャートは?割安?】「デジタルアーツ」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「デジタルアーツ」は「i-FILTER」「m-FILTER」を提供している企業
GIGAスクール構想の特需が発生
「デジタルアーツ」の事業利益はおもに
「WEBセキュリティーソフト」の利用料で生み出されています。
特に官公庁や大企業、教育機関での需要が高いですね。
近年はサーバー犯罪やハッキングなどの被害が懸念されています。
導入しているパソコンがウィルスに感染しないよう「お硬い」組織では個人情報や気密情報を扱っているためセキュリティーには敏感です。
デジタルアーツの主な商品は3つ
- 「i-FILTER」…ウェブサイトのアクセス制限
- 「m-FILTER」…メースソフトの受信制限
- 「FinalCode」…ファイル暗号化ソフト
時価総額は調査時点で「1308億円」で中型株ですね。
PERは50.96倍と割高です。
今回は「デジタルアーツ」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
「デジタルアーツ」の配当利回りを見る
配当利回りは下がってきている
「デジタルアーツ」の配当利回りは0%台です。
株価の上昇に配当金がついてきていません。
配当は連続増配ですが、あまりにも株価の上昇が多きすぎますね。
今後は株価成長、配当金の増加などで
- キャピタルゲインを狙えるか?
- 配当の伸びを期待できるか?
チェックしていきましょう。
「デジタルアーツ」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は右肩あがり
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「デジタルアーツ」は毎年成長を続けており近年は毎年20%を超えて成長しています。
WEBセキュリティー製品は確実な需要で導入数が増加し、一度いれてしまえばなかなか解約がされづらいビジネスということが想像できます。
「デジタルアーツ」の営業利益率(10%以上は欲しい)
営業利益率はかなり高い
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「デジタルアーツ」の営業利益率は43%ほど。
もともとが高い営業利益率でしたが、近年は営業利益率が40%を突破してきます。
高い営業利益率の秘密は限界費用ゼロのビジネスモデルであるという背景があります。
基本的には一度導入してしまえば保守なども含め社員が「個別対応で作業をすることがない」ので高い利益率が実現できます。
「デジタルアーツ」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは非常に高く成長中
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「デジタルアーツ」のEPSは200円に迫る勢いで上昇中です。
EPSの成長性としても強い伸びを達成しています。
「デジタルアーツ」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は高い
「デジタルアーツ」の自己資本比率は67%程度です。
無借金企業で財務は盤石です。
近年は「クラウドサービス」への以降が進んでおり、たとえば年間契約の利用料を初月に受け取る形になっています。
そのため「前受金」が増加しており、自己資本比率が低下しています。
クラウドサービスへの以降が進むと今後も自己資本比率は低くなっていくことが予想できます。
しかし財務的には問題がないですね。
前受金を返還するような事態はほぼ起こり得ないかと思います。
「デジタルアーツ」の配当金(高いほど良い)
連続増配の銘柄です。
「デジタルアーツ」は連続増配の企業です。
毎年多くの増配を行っていますね。
2022年度も1株65円と10円の増配予想です。
非常に業績が好調なのが増配ペースからも感じ取れます。
「デジタルアーツ」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は30%〜40%目安
「デジタルアーツ」の配当性向は30%〜40%を目安とされているように見えます。
一時的に配当性向があがっているところから、基本的には減配はしない配当方針に見えます。
配当性向も標準並みで増配余力、業績悪化時の耐性もありますね。
「デジタルアーツ」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは力強く上昇中
「デジタルアーツ」の営業CFは増加傾向です。
大きく右肩あがりで推移をしています。
営業CFの伸びも力強いです。OKですね。
「デジタルアーツ」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は110億円ほど
「デジタルアーツ」の現金は毎年増加中です。
利益がそのまま現金として積み上がっていることがわかります。
現金保有額からも企業の財務状況に不安がないことがわかります。
今後の現金の使いみちにも注目していきたいと思います。
「デジタルアーツ」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
今の財務状況での配当金の支払い状況はどうでしょうか?
8億円くらいが当面の配当総額ターゲット
「デジタルアーツ」の配当総額は連続増配で当面は8億円が目安でしょうか。
2021年は前年の自社株買いの影響下、配当総額はさがっています。
まだまだ配当総額も低く、今後の増配が期待できる銘柄ですね。
「デジタルアーツ」の当期純利益は上昇中か?
当期純利益も強く成長
「デジタルアーツ」の当期純利益は近年減少してます。
ここ2年は20%以上の増益です。
売上の伸び、高い営業利益率から利益成長のインパクトしても十分です。
文句のない業績成長です。
【まとめ】「デジタルアーツ」は「DX時代」の「WEBセキュリティー」ソフトを提供する企業
ストックビジネスで安定&高収益の企業
デジタルアーツの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | △ | 0%台 |
売上高 | ◯ | 20%成長 |
営業利益率 | ◎ | 40%以上 |
EPS(1株利益) | ◯ | 100円を超え上昇中 |
自己資本比率 | ◎ | 67%だが盤石 |
1株配当 | ◯ | 連続増配 |
配当性向 | ◯ | 30〜40% |
営業キャッシュフロー | ◯ | 上昇 |
現金など | ◯ | 問題なし |
総評としては、今後も業績成長が期待できるビジネスを展開しています。
組織への導入がすすめ。
時価総額も高いので今後の株価は「高いリスク」を帯びています。
WEBセキュリティーの重要性が低くなるっことは考えづらいので今後も順調に成長してくれるものと思います。
【チャートは?割安?】「デジタルアーツ」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】今後も業績は伸びる可能性が高井
この記事の執筆時点(21/09/22)では株価は9,170円。
ストック型ビジネスを展開できている高営業利益の企業なので、決算次第ですが、今後も株価は伸びると思っています。
※投資は自己責任でお願いします。
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デジタルアーツ自体の1単元(100株)を買おうとするとまとまった金額が必要になりますね。
そういった場合は「SBIネオモバイル証券」で少しずつ買うがおすすめです。
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