株式投資・金融知識

【総合利回り4%超え】「アダストリア(2685)」はアパレルメーカー「配当+優待」が魅力!株価は?今は買いなのか?

プラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)

今回は「アダストリア」の財務分析をしていきます。

アダストリアはユニクロに代表されるSPAモデルを採用している国内大手のアパレルメーカーです。

主に女性向けファッションブランドを多数展開しており、近年では雑貨販売、店舗にカフェを併設するなど、ファッションも含めた「ライフスタイル」を提供する企業になっています。

この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?

プラズマコイ

ファッション・ビジネスは常に業界をリードするカテゴリの一つ

「アダストリア」は「アパレルショップ」をモール内に展開している企業

新ブランド以外でも「グローバルワーク」など主力ブランドの店内も「ライフスタイル」を意識したものにシフトしている。
プラズマコイ

イオンの中なら”優待を使える店”が必ず見つかるでしょう。

「アダストリア」の事業利益はおもに「アパレルの販売収益」によって生み出されています。
主力ブランドはグローバルワーク、ニコアンド、ローリーズファーム、スタジオクリップ、レプシィムです。

それぞれのブランドで男女や取扱商品、内装なども大きく異なり、それぞれのターゲットに最適化されている

ユニクロとアダストリアの比較

ファンション業界と言えば最大の競合はユニクロでしょう。
ここではプラズマコイの主観でユニクロとアダストリアの違いを表にします。

ユニクロを基準とした場合価格ファンション性
ユニクロ安い低い(ベーシック)
アダストリア高い高い(ユニクロより個性的)

ユニクロとアダストリアは同じアパレル産業なので競合になりますが、
その企業戦略は明確に異なります。

そのため2つの企業は「多少はユーザーを食い合うものの、共存が可能」だと言えます。

高価格ファッションアパレル企業では国内1位のアダストリア

国内アパレル企業時価総額ランキングより

ある程度の価格帯(中価格、高価格)の商品になってくると、
ファッションアパレルをメインとした企業で時価総額が500億円以上なのは「アダストリア」「ユナイテッドアローズ」「オンワードHD」の3社しかありません。

1着5000円や1万円のアイテムを買い求めるユーザー層をターゲットにする場合、
アダストリアは最も力のある企業と言えます。

「アダストリア」は「ファッション」を中心としてブランドを約50展開している企業。
主にモール内に店舗を出店。

ファッションに興味がある層をターゲットとしてビジネスを展開している。

アダストリアの主なブランドの上位5つ

  1. グローバルワーク・・・20代以降の男女のアパレル(子供用品もあり)
  2. ニコアンド・・・20代〜30代の男女アパレル
  3. ローリーズファーム・・・20~30代の女性用アパレル
  4. スタジオクリップ・・・30代〜40代の女性のライフスタイル用品
  5. レプシィム・・・40代以上の女性

公式サイトで明確にブランドごとのターゲットが公開されています。

時価総額は調査時点で「982億円」ということで中型株ですね。
PERは23.98倍とすこし割高です。

今回は「アダストリア」について

  • 今後は業績を伸ばせるのか?
  • 配当金を出し続けられる企業なのか?
  • 今は買いなのか?

分析していきたいと思います。

「アダストリア」の配当利回りを見る

プラズマコイ

配当利回りは2.5%ほど

「アダストリア」の配当利回りは2.5%ほどです。
この水準では高配当とは言えないですが、優待があったり株価成長が見込めるならプラス材料ですね。

アダストリアは過去では4%近い配当利回りで高配当銘柄だった歴史があります。
しかし近年は業績悪化で減配もありました。

それでもこの配当水準は企業としては頑張っているレベルだと思います。

株主優待はグローバルワークなどのお店で使える割引券

アダストリアの割引券は、グローバルワークなどのお店で使える割引券です。
表示価格から直引きなのが嬉しいところです。

※他の企業だと10%や20%OFFの場合が多いです。

対象株数優待品
100株3,000円
※2年以上保有で5,000円
1,000株10,000円
※2年以上保有で12,000円
10,000株20,000円
※2年以上保有で22,000円

今後は株価成長、配当金の増加などで

  • キャピタルゲインを狙えるか?
  • 配当の伸びを期待できるか?

チェックしていきましょう。

「アダストリア」の売上(上昇トレンドであるか?)

プラズマコイ

2022年は2000億を回復できるかが勝負

株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。

「アダストリア」は毎年成長を続けていましたが2019年に成長がストップ。
その後コロナ影響で続落しました。

業績としては頭打ちをしていると言えます。

今後はファッションを軸として、国内ではライフスタイルを提案していく形で復活を模索しています。
海外事業は業績への寄与度が少ないので個人的には注目していません。

また近年ではオンラインストアでの販売が全体の30%を占めており、EC化率が高まっています。
ECサイトの使い勝手やWEBサイトの見栄えは他社に比べて先進的なものを展開しています。

「アダストリア」の営業利益率(10%以上は欲しい)

プラズマコイ

営業利益率はかなり悪い

「売上-経費」の儲かり具合が「営業利益率」です。
「営業利益率が高い=儲かりやすい企業」と覚えておきましょう。

業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「アダストリア」の営業利益率は3%ほど。

ユニクロやしまむらなど、ファッション業界の営業利益率はここ10年でかなり悪化しており、競争がピークを迎えていると言えます。

価格を抑え、薄利多売のビジネスを強いられているのがデフレ日本の現状です。

人々の思考が「ユニクロで十分」になっている中、利益体質の企業になることは難しいと言えるでしょう。

「アダストリア」のEPS(一株当たり当期純利益)

プラズマコイ

EPSは100円を割って下落トレンド入りか?

1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。

要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことです。

EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「アダストリア」のEPSは100円を割っています。

長期でみると下落トレンドに入っているように見えます。
2022年の動向もですが2023年以降のビジョンでも見ると下落する可能性は考慮に入れたいところです。

「アダストリア」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)

プラズマコイ

自己資本比率は高い

自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。

「アダストリア」の自己資本比率は53%程度です。
借金を返済して無借金企業になりました。

しかし「流動負債が多く」自己資本比率は低めに抑えられています。

2022年度 1Qの決算短信より

小売業なので、買掛金や未払金が溜まっていますね。
高いポイント付与率でユーザーの購買意欲を刺激しているので、ポイント債務もたまっています。

無借金だからと手放しでは評価できない自己資本比率の数字ですが、
当面は問題はない水準かと思います。

ポイント引当金とは?

買い物をした際にユーザーに付与されるポイントは1ポイント1円などの効果を持つため負債として計上される。
しかし、実際には使われていない費用のため「売上原価」などにはならず「引当金」として計上される。

※ポイントは有効期限が切れると失効するため「企業側にとって美味しいのがポイントプログラム」です

「アダストリア」の配当金(高いほど良い)

プラズマコイ

業績が安定せず配当も安定しない

配当金は「株を持っているだけで、その企業からもらえるお金」です。

「アダストリア」は業績連動で配当をだす企業です。
毎年業績をかんがみて”配当は出せるだけ出している”といった企業です。

2022年度は1株50円と10円の増配予想です。
1Qの進捗率が微妙なので2022年は脱コロナの動向が業績の命運を握るでしょう。

しかし緊急事態宣言の発令・解除で一進一退を繰り返しているいま、業績の急回復の見込みは乏しいでしょう。

「アダストリア」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)

プラズマコイ

配当性向は50%目安

配当性向は「稼いだ利益のうち、何割くらい配当金に使っている?」という指標です。
※市場平均は30%くらいです。

「アダストリア」の配当性向は50%を目安とされているように見えます。
感覚的には好業績のときに増配を続けていたため、減配をしづらい状況になっているように見えます。

配当性向の数字だけで見るなら、50%を目安にそのつど決めているようですね。

「アダストリア」の営業活動によるキャッシュフロー

プラズマコイ

営業CFは上下はあるが比較的安定している

「営業活動によるキャッシュフロー」は簡単に言うと
「商売によって入金されたお金がいくらになったか?」の数字です。

基本的には毎年プラスが理想です。

「アダストリア」の営業CFは上下はあれど安定推移です。
業績は右肩さがりですが営業CFは波はあっても安定しています。

フリーCFを見てみても毎年プラスなので、一時的に赤字になっても倒産のリスクは少ないですね。

「アダストリア」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性) 

プラズマコイ

現金は240億円ほど

基本的に保有する”現金など”は多い方が良いです。
現金の重要性は「個人の家計でも企業の財務でも同じ」です。

しかしお金は「使ってこそ意味がある」ので貯めすぎは良くありません。

「アダストリア」の現金は毎年増加中です。
現金保有額としては10年前の水準にまで戻ってきています。

現金保有額からも企業の財務状況に不安がないことがわかります。

以下の3つのポイントから手元資金は豊富になってきていることがわかります。

  1. 無借金経営
  2. 自己資本比率は下がり気味
  3. 現金保有額は高い

業績を見ると悲観的ですが、何気に経営環境としては悪くなさそうです。

「アダストリア」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)

直近の配当金の支払い状況はどうでしょうか?

プラズマコイ

25億円くらいが当面の配当総額ターゲット

投資家としては、業績が悪化しても配当を維持して欲しいものです。

業績が悪化しても配当の支払いが負担にならなければ減配のリスクは下がります。
そのため、配当金の総支払額を見ることがポイントになります。

「アダストリア」の配当総額は自社株買いもおこなっていますので25億円くらいがターゲットでしょうか。
配当性向を考えると、50億か60億くらいの当期純利益をだしてほしいですね。

「アダストリア」の当期純利益は上昇中か?

プラズマコイ

当期純利益は60億円になってほしい

「アダストリア」の当期純利益は近年減少してます。
過去は100億円ほどのときも有りましたが近年は業績が悪化していますね。

当面は50億円、60億円の回復を目指し100億円復活のベストシナリオに向けて経営者の手腕に期待したいと思います。

【まとめ】「アダストリア」は業績は下降トレンドだが、財務状況は悪くない「アパレル企業」

プラズマコイ

レッドオーシャン産業のため、WEBマーケティングなどのWEB展開が他社に比べて先進的

アダストリアの財務分析のまとめです。

項目評価コメント
配当利回り2.5%台
売上高下落トレンド
営業利益率3%
EPS(1株利益)下落中に見える
自己資本比率53%くらい
1株配当安定しない。
還元意識は高い
配当性向50%目安
営業キャッシュフロー意外と安定
現金など問題なし
数字は記事投稿当時のものです。評価は筆者の主観です。

総評としては、今後の業績は楽観視できない企業です。

その一方、WEBマーケティングや購買のEC化などは他の企業・産業に比べて進んでおり、
先進的な投資も行っている国内アパレル企業のトップランナーでもあります。

レッドオーシャンの業界ですが「衣服」の需要がなくなることはありません。
業績が縮小するリスクはありますが、生き残れる力はあると思っています。

【チャートは?割安?】「アダストリア」の今後の株価は?今は買い時かを予想する

最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。

プラズマコイ

【中立】1000円〜1500円なら買い

この記事の執筆時点(21/09/23)では株価は2,014円。
短期でみるなら買い場ではないと思います。

長期で見るとチャートは下落トレンド(業績が悪いので)です。
長期保有で考えるなら1500円以下で買いたいところで、1ヶ月〜3ヶ月のスイングトレードでも同様かと思います。

※投資は自己責任でお願いします。

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アダストリア自体の1単元(100株)を買おうとするとまとまった金額が必要になりますね。
そういった場合は「SBIネオモバイル証券」で少しずつ買うがおすすめです。

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  2. 企業がどんな事業セグメントを持っているかがわかる
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銘柄スカウターはマネックス証券の口座を持つことで使えます。
そして口座開設は無料。無料なのでノーリスクです。
口座開設がまだの方はとりあえず開設しておいても損はないので開設しましょう。

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