こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回はソフトバンクグループのメディア担当である、
「アイティメディア」の財務分析をしていきます。
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
もともとは国営企業ということで、地盤は最強です
- 「アイティメディア」は各種IT関連のメディア事業を運営する企業
- チェックは「IR BANK」で行う
- 「アイティメディア」の配当利回りを見る
- 「アイティメディア」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「アイティメディア」の営業利益率(10%以上は欲しい)
- 「アイティメディア」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「アイティメディア」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「アイティメディア」の配当金(高いほど良い)
- 「アイティメディア」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「アイティメディア」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「アイティメディア」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「アイティメディア」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
- 「アイティメディア」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「アイティメディア」はITメディアを軸に、広告とマッチング事業で業績を伸ばしていく!
- 「アイティメディア」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「アイティメディア」は各種IT関連のメディア事業を運営する企業
様々な人気メディアを運営しています。
「アイティメディア」の事業利益は「メディア広告事業」「リードジェン事業」で生み出されます。
アイティメディアが主戦場とするのは「デジタルメディア領域」です。
デジタルメディアは「情報収集の場」「企業同士のマッチングの場」として今後も有望な業界で、
業績もその流れに沿って上昇中です。
インターネットに関する記事を数多く掲載しているので、多くのユーザーが一度は見たことがあるのではないでしょうか。
株価は一旦上昇した後に、調整相場になっていますが、時代の流れを考えると、
ファンダメンタルとしては非常に有望な企業に見えます。
アイティメディアの主な事業セグメントは大きく2つ
- メディア広告事業
ITに関する各種情報を提供し、ユーザーの疑問を解決すると共に、広告収入を得る - リードジェン事業
メディア広告事業で集めた、IT製品の導入意向を持ったユーザーと、製品ベンダーのマッチングを行う
時価総額は調査時点で「344億円」ということで小型株です。
PERは21.05倍と成長企業としては割安な水準です。
今回は「アイティメディア」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
チェックは「IR BANK」で行う
今回紹介されている方法は、IR BANKの「決算まとめ」から確認ができます。
「アイティメディア」の配当利回りを見る
配当利回りは低い
「アイティメディア」の配当利回りは0〜1%台と低い水準で推移しています。
過去には2%を超えることもありますが、近年トレンドの経済のデジタルシフトの影響で株価があがってきていますね。
今後は株価成長の期待を持ちつつ、
- 今後キャピタルゲインを狙ったり、
- 今後の配当の伸びを期待できるか
チェックしていきましょう。
「アイティメディア」の売上(上昇トレンドであるか?)
ほぼ横ばいだが、少しずつ成長している
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「アイティメディア」の売上は、盤石すぎる安定感ですね。
この10年は毎年成長しており心配な点はありません。
サービスの料金体系も毎月支払いというサブスクリプションモデルを早くから採用できており、
さらに電話・インターネットという社会的インフラと言えるサービスを提供しているので、
ユーザーは一度契約したらそう簡単に解約しません。
サービス継続率の高さが強みですね。
今後、5G、6Gのグローバル展開で優位に立てれば一段と業績もあがってくるので、その点も注目です。
「アイティメディア」の営業利益率(10%以上は欲しい)
営業利益は14%とOK
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「アイティメディア」の営業利益率は2022年の予想では30%を超えており非常に高い部類に入ります。
もともとネット専業事業のため、営業利益率は高めでした。
特にここ数年の伸びが素晴らしいのは、リードジェン事業が起動に乗ってきたので、その分の上乗せが感じられます。
「アイティメディア」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは強い伸びをしました
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「アイティメディア」のEPSは100円を目指して上昇中です。
長い期間に渡り低迷中でしたが、2020年に1段階上がって、
2021年は完全に時代の波に乗った形です。
今後もこの流れが続くと予想されており、2022年も更にEPSは増加の見込みです。
「アイティメディア」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は減少中だが問題なしの水準
「アイティメディア」の自己資本比率は70%台です。
近年は低下中ですが、無借金経営を出来ており、取り立てて問題視する項目はありません。
全体的に資産も増えていますので、経営としては順調であると言えます。
「アイティメディア」の配当金(高いほど良い)
連続増配を行っています
「アイティメディア」は連続増配を行っています。
2022年度も22円と好調な業績に乗って増配を継続できています。
利益が伸び続ける限りはこの増配も続きそうです。
「アイティメディア」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は余裕あり
「アイティメディア」の配当性向は30%〜40%が目安と言ったところでしょうか。
市場平均くらいの配当性向で、
IT業界の銘柄なので、高配当株といえるくらいに配当性向が上がることはなさそうです。
「アイティメディア」の営業活動によるキャッシュフロー
ここ2年の営業CFの伸びがすごい!
「アイティメディア」の営業CFはこの2年でかなり伸びました。
好調な業績がそのま現金に反映されるビジネスモデルということがわかります。
このペースなら2022年の営業CFもかなり期待できるのではないでしょうか。
「アイティメディア」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
どんどん増えている
「アイティメディア」の現金はこの2年はかなり伸びました。
営業CFがそのまま現金として積み上がっていると考えてよさそうです。
短期的には多額の投資は行われていないので、
そのぶん内部に現金が溜まっていますね。
「アイティメディア」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
今の財務状況での配当金の支払い状況はどうでしょうか?
とりま3億くらい配当金として用意できればOK
投資家としては基本的に、業績が悪化しても配当を維持して欲しいものです。
配当を維持するためには、短期的に「利益が多少悪化しても配当を支払える現金」があればよいということになります。
そのため、配当金の総支払額を見ることがポイントになります。
「アイティメディア」は直近では配当金は3億くらいが目安。
増配を行っているので3億円くらまでは見込んでおきたいところです。
「アイティメディア」の当期純利益は上昇中か?
利益もがっぽり出るようになりました
「アイティメディア」の当期純利益は2022年は15.8億円の会社予想。
売上、営業利益率の伸びと相まって強気です。
数年まえまでは3億円とかでしたが、一気に15億円まで伸ばしてくるということで、
高い成長力ですね。
【まとめ】「アイティメディア」はITメディアを軸に、広告とマッチング事業で業績を伸ばしていく!
今後、さらなる成長に期待
アイティメディアの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | △ | 1%台 |
売上高(営業収益) | ◯ | 成長中 |
営業利益率 | ◎ | 30%くらい |
EPS(1株利益) | ◯ | 増加傾向 |
自己資本比率 | ◎ | 70%台 |
1株配当 | ◯ | 連続増配の銘柄 |
配当性向 | ◯ | 30〜40%目安 |
営業キャッシュフロー | ◎ | 直近で増加 |
現金など | ◯ | 問題なし |
総評としては、強気の成長余力を感じます。
業績は今後も伸びそうなので、長期的には株価もあがりそうだと思います。
「アイティメディア」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】長期ではあがりそうだが短期では調整局面
この記事の執筆時点(21/06/04)では株価は1678円。
業績的には好調も2020年10月に3000円をつけてからは下落傾向。
週足では75日移動平均にタッチしているので、PERが21倍の今なら反発してもよさそうです。
短期的には米国のテーパリング懸念とか、市場の空気が悪いのでちょっと動向は怪しいですね。
※投資は自己責任でお願いします。
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