こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は、様々なインデックス投資の投資信託やETFに採用されている人気の「MSCI コクサイ」について解説していきます。
「MSCI コクサイ」とは何なのでしょうか?その中にの投資商品はどんなものが含まれているのでしょうか?
結論:MSCIコクサイは指数で、外国株(米国)に投資できるものです。
この記事で詳しく紹介していきます。
- MSCI コクサイとは何なのか?
- MSCI コクサイのパフォーマンス(利回りは?投資すれば儲かるの?)
- MSCI コクサイの中身(構成企業)
- MSCI コクサイに連動する投資商品の種類、買い方
「MSCI コクサイ」ってなんなの?投資商品なの?指数ってなに?
「MSCI コクサイ」は日本以外の先進国に投資するための指数です
まずは株式新聞というサイトの説明を引用します。
米MSCI社が提供するMSCIコクサイ(除く日本)指数は、日本を除く先進国株式を構成銘柄の対象としている。先進国株式全体を対象とする「MSCIワールド指数」から日本を除いたもので、日本から見た「外国株式」を捉える代表的なインデックスの一つ。各国の浮動株調整時価総額の約85%をカバーしている。
株式新聞 より引用
特徴をまとめますね。
「MSCI コクサイ」とは?
- 米国のMSCIという会社が作っている「指数」です。
- 「指数」は、証券会社の人が作る「投資信託」に使われて、その値動きに連動した投資商品が販売されます。
- 「MSCI コクサイ」の中身は、日本以外の外国株式で構成されています。
- 指数は「日本を除く先進国22ヵ国に上場している大企業・中企業の約1,300銘柄」です。
- 外国株の85%の株が含まれています。
- つまり日本人にとって「外国株に投資できるように設計」されています。
また「MSCIワールド指数」というのもでてきました。違いも押さえておきましょう。
- MSCI コクサイ・・・日本を除いた「22ヵ国の外国の株」
- MSCI ワールド・・・日本を含む「23ヵ国(先進国)の株」
日本は近年は経済成長をしていないので、日本を除外して投資するというのは1つの有効な投資方法です。
特に日本人にとっての外国株の代名詞が「MSCI コクサイ」です。
最後にポイントとして要約しますね。
「MSCI コクサイ」は日本を除く「外国株の投資商品」に使われる株式投資の指数。
MSCI コクサイのチャート、利回りをチェック
外国株は最高や!右肩あがりやん!
「MSCI コクサイ」の投資パフォーマンスは絶好調とですね。
15年のチャートで見ても右肩あがりで安定的に上昇していることがわかります。
さらに、2020年3月から2021年の7月2日までの間では約1.5倍の利回りになっています。
2019年や2020年に投資をしていたら20%〜50%の利回りが目安でしたね。
絶好調すぎる指数です。
インデックス(指数)投資の期待利回りは長期では3%〜7%が目安とされているので、
異常な投資パフォーマンスだと言えるでしょう。
それでは、なぜ「MSCI コクサイ」はこのように右肩あがりのパフォーマンスを出せているのでしょうか?
その秘密は構成銘柄にあります。
MSCI コクサイの「構成銘柄」はその時代を征する企業で構成される
iシェアーズ MSCI コクサイ ETF のサイトから「MSCI コクサイ」の中身をチェックしていきましょう。
MSCI コクサイはその時々で「外国株の中で企業価値(株価)が高い銘柄を選ぶ」傾向があります。
今はアメリカ企業が人気
構成銘柄の7割が米国の企業
今は米国株が人気なのでほとんど米国株のみが投資対象になっていますね。
しかし、10年後、20年後に他の企業が人気なってきたら構成銘柄がガラリと変わる可能性があります。
そのため米国株のインデックスとの違いは「今はほぼ無いのが実際のところ」とおぼえて置きましょう。
構成銘柄はハイテク関連の企業が人気
ハイテク株がトップシェアを誇る
今の株高は米国のIT企業が牽引しています。
Amazon、Apple、Microsoftなどの企業の業績は右肩あがりです。
業種としては「情報技術」は20%ほどしかありませんが、実際のところは高い技術やサービスをもつIT関連の企業の伸びが目覚ましいです。
それは構成銘柄のトップ10を見るとわかります。
GAFAMが今の株式市場の主役で構成比率が高い
トップ5の企業の頭文字をとったGAFAM(ガファム)と呼ばれる5つの企業は、
業種こそ別れていますが、それぞれ高い技術をもつハイテク関連の企業です。
「MSCI コクサイ」の指数は、時価総額(企業の人気)がたかければ高いほど保有比率もあがるので、人気の高い株に比較的集中してその企業成長と株価成長の恩恵を受けられるように設計されています。
MSCI コクサイの注意点は「中国、インド、アフリカ」を含まない点
今後発展が見込まれる3つの国は入っていない
「MSCI コクサイ」の注意点は「中国、インド、アフリカ」が対象に入っていないことが一つの注意点とされています。
これら3つの国は新興国と位置づけられているので、先進国の株に投資する「MSCI コクサイ」の投資対象からは外れてしまいます。
そのため、既に経済成長が著しい中国や、次に経済成長が見込まれているインド、アフリカに投資したい場合は、新興国の企業が入った指数を採用した投資信託を買う必要があります。
しかし、中国は何かと問題視されることが多い国ですし、
インドやアフリカの経済成長が投資環境としても旨味に反映されるか疑問な部分もあります。
その意味では先進国に投資しておくほうが無難に資産が増えるといった期待もあります。
MSCI コクサイに投資できる「インデックス投資用」の投資信託、ETFをご紹介
それでは「MSCI コクサイ」の指数に連動する商品にはどんなものがあるのでしょうか?
MSCI コクサイに投資できる投資信託(SBI証券、楽天証券取扱い)
※手数料が安い上位3つをピックアップ(2021年7月5日時点)
MSCI コクサイに投資できるETF(SBI証券、楽天証券取扱い)
MSCI コクサイに連動している投資商品はどんな人におすすめ?
米国だけじゃなく欧州の先進国企業もトッピングで入れたい方向け!
中身がほとんど米国の企業なので、そうなると米国100%の投資信託を買っても良いかもしれません。
しかし米国以外の外国も含んだ方が魅力があると思うのであれば検討してみるのも良いですね。
他には企業の確定拠出年金などでは、米国株だけのものは選べず「MSCI コクサイ」連動の投資商品しか選べない場合もあります。
その場合は米国株投資を目的として選択することになりますね。
【まとめ】「MSCI コクサイ」は日本を除く22ヵ国の先進国に投資するためのインデックス指数
日本人にとっての外国株式と言えば「MSCI コクサイ」
MSCI コクサイとは?
- 米国のMSCI社が作る、日本以外の先進国22ヵ国の約1300社で構成される投資用の指数
- 時価総額が高い人気の企業の株の比率が高い。そのため今は7割が米国企業の株
- 先進国の企業に投資をするので、中国、インド、アフリカなどの新興国の企業は含まない
- 投資をする場合はSBI証券、楽天証券などの投資信託、ETFで買える
- 日本人が「外国株式」に投資したい場合に使われる。
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