プラズマコイです(^^)
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今回は「日本プロセス」の業績・財務状況をチェックしていきたいと思います。
日本プロセスはソフトウェアを作る「ITエンジニア企業」です。
自動車、鉄道、防災、情報機器分野といった社会インフラ分野のシステムに強いところが特徴です。
日本全国の企業など、各産業で進んでいる「IT化」の波にのって、毎年業績や利益率が上昇している成長企業です。
事業セグメントを見ただけで”成長していそうだ!”と感じる企業ですね。
日本プロセス (9651)はITエンジニア企業🏢
— プラズマコイ@毎日ブログで日本株を分析🎏 (@purazumakoi) September 2, 2022
自動車やインフラ企業など日本の各種産業向けの高度なシステムを開発・提供しています💻
既存の産業にIoT、AI、ディープラーニングなどの先端技術を導入していけるのも魅力です✨
■株価指標(9/1時点)
PER 14.4倍
PBR 0.79倍
配当利回り4.27%
売上は上昇傾向ですが、利益が心配です
業績は底堅い背景には、社会的インフラ企業へシステムを提供していることがあります。
自動車システム、組込み系システムなどを提供しています。
画像処理やIot、AIなど近年トレンドの高い技術力が必要なシステムも提供します。
いま、この会社の株を買うべきでしょうか?見ていきましょう。
- 「日本プロセス」はインフラ分野に強いITエンジニア企業
- 「日本プロセス」のPER推移を見る
- 「日本プロセス」の配当利回りを見る
- 「日本プロセス」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「日本プロセス」の営業利益率(10%以上が理想)
- 「日本プロセス」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「日本プロセス」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「日本プロセス」の配当金
- 「日本プロセス」の配当性向(儲けの何割を配当に出す?)
- 「日本プロセス」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「日本プロセス」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「日本プロセス」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「日本プロセス」は安定業績の高配当企業
- 【チャートは?割安?】「日本プロセス」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「日本プロセス」はインフラ分野に強いITエンジニア企業
日本プロセスのセグメントはおもに5つ
- 制御系システム
発電所監視・制御システム、配電自動化システム、新幹線・在来線運行管理システム、輸送管理システムなど - 自動車システム
エンジン制御・変速機制御、外界認識システム、セントラルゲートウェイ制御、カーナビゲーションなど - 特定情報システム
衛星画像地上システム、画像解析システム、音声関係システム、地理情報システム、リモートセンシングシステムなど - 組込みシステム
半導体記憶装置、IoT建設機械、医療機器など - 産業・ITCソリューション
自動券売機・窓口処理機、気象レーダー、IoTセキュリティ・画像分類、プライベートクラウド環境構築、航空宇宙関連システムなど
インフラ系を中心に産業システムを開発しています。
「日本プロセス」の事業利益はおもに「産業・ITCソリューション」で生み出されています。
鉄道や航空宇宙関連、医療系などの産業やICTなど新規分野のサービスですね。
次いでは自動車システムが稼ぎ頭です。
その他セグメントもバランスよく収益をあげています。
時価総額は22/9/2時点で「85億円」ということで超小型株ですね。
PERは14.3倍と一般的には、割安水準です。
今回は「日本プロセス」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
※各種指標の表はIRBANKより引用しています。
「日本プロセス」のPER推移を見る
PERは過去比較だと割安感はないですね。
「日本プロセス」のPERは14.3倍(22/9/2時点)。
過去の推移を見ると標準水準ですね。
過去をみるとPERは15倍以下であれば割高感はありませんね。
割安&高配当株として検討したい銘柄です。
「日本プロセス」の配当利回りを見る
配当利回りは4%を超えています。
「日本プロセス」の配当利回りは9/1時点で4.27%です。
高い配当利回りが魅力の企業です。
年々増配をしており、配当利回りも4%を超えています。
「日本プロセス」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は上昇傾向です。
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「日本プロセス」の売上は上昇傾向です。
年々ジリジリと売上を伸ばしていっています。
既存事業のシステム運用のほか、新規システムも受注が進んでいることがわかります。
「日本プロセス」の営業利益率(10%以上が理想)
営業利益率は高いです。
営業利益は4%〜7%を一般水準の目安としています。
「日本プロセス」の営業利益率は9%程度です。
営業利益率は上昇傾向で10%も間近です。
IT産業なので他の産業のように原材料の高騰で悩まされることもないですね。
業務の効率化などで利益率は上昇傾向です。
「日本プロセス」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは近年は横ばいです。
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円以上」が一つの目安です。
「日本プロセス」のEPSは50円程度で横ばいです。
今のEPS水準は少しものたりませんね。
今後の上昇に期待したいところです。
「日本プロセス」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は高止まりです。
「日本プロセス」の自己資本比率は82%ほどです。
無借金企業で自己資本比率は高いですね。
レバレッジは全くかかっておらず、財務状況は盤石といえます。
「日本プロセス」の配当金
配当は安定増配です。
「日本プロセス」の配当金は安定増配です。
2018年に一度減配をした以外は累進配当を続けており底堅い増配力を維持しています。
2023年は1株34円と増配を予定しています。
「日本プロセス」の配当性向(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は60%ほどです。
「日本プロセス」の配当性向は60%程度です。
配当性向は高く、増配とともに年々増加しています。
そろそろ増配余力がなくなってきましたが、それだけ設備投資などにお金を使う必要がないということの裏返しともとれます。
しかし、有事の際の減配は覚悟しておきたい配当性向ではあります。
「日本プロセス」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは安定推移です。
「日本プロセス」の営業CFは安定しています。
ここ10年間で見ると、2019年に一度マイナスになっていますが、それ以外は安定プラスです。
地味ながら毎年プラスで着地できています。
目をみはるほどの成長はしてないですが、着実に営業CFがでていますね。
「日本プロセス」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は上昇傾向です。
「日本プロセス」の現金は37億円ほどです。
総資産は117億円で現金比率は31%ほど。
現金比率は高めです。
近年は現金が増加しています。
設備投資などの投資を行っておらず、IT企業らしく”投資にお金を使う必要がない企業”という特徴がでています。
そのため近年は現金保有額も増加していますね。
「日本プロセス」の当期純利益は上昇中か?
当期純利益は安定横ばいです。
「日本プロセス」の当期純利益は5億円ほどの安定推移です。
近年は横ばいと言って良い推移ですね。
もう少し成長を期待したいところですが、利益成長はストップ気味ですね。
株価は、今後の利益の上昇次第といったところでしょう。
【まとめ】「日本プロセス」は安定業績の高配当企業
需要は底堅い蓄電池事業を展開しています。
日本プロセスの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ◯ | 4.2% |
売上高 | ◯ | 上昇傾向 |
営業利益率 | ◯ | 9% |
EPS(1株利益) | ▲ | 50円ほど |
自己資本比率 | ◯ | 82% |
1株配当 | ◯ | 安定上昇 |
配当性向 | ▲ | 60% |
営業キャッシュフロー | ◯ | 安定 |
現金など | ◯ | 上昇傾向 |
当期純利益 | ▲ | 横ばい |
総評としては「堅調業績の高配当企業」です。
売上、利益は緩やかですが上昇傾向です。
事業領域もITシステムで今後の成長性にも期待できます。
リスク要因はいまいち利益が伸びていないところでしょうが、今後は少しずつ業績は上昇する確率が高いでしょう。
【チャートは?割安?】「日本プロセス」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】買っても良さそうですが株価上昇は期待薄です
調査時点(22/9/2)では株価は795円。
高配当で業績も底堅く株価も堅調です。
高配当株としては魅力的です。
リスク要因はそれほど大きくありませんが、配当性向が60%で減配懸念があるのと、
イマイチ業績の伸びが緩やかなところでしょうか。
(業績の伸びは安定感というポジティブにも見ることができます)
※本記事は固有の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
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