プラズマコイです(^^)
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今回は「プラネット」の財務状況をチェックしていきたいと思います。
「プラネット」はメーカー・卸売り、小売間の取引管理システムを提供している企業です。提供するEDIシステムで企業間の「受発注・出荷連絡・請求処理」などをやりとりします。
プラネット (2391)はEDIという「メーカー&小売業での受発注・請求」を行うシステムを開発・運営している企業?
— プラズマコイ@財務分析が好き? (@purazumakoi) February 25, 2022
超安定企業で、配当利回りは3%付近まであがってきています?♪
株価は下落傾向なので、暴落で配当利回りが3.5%以上になってきたら買い出動ですね?
安定業績で堅い会社です
日用品・化粧品の関連企業が共同出資して「業務がスムーズに進められるシステムを作る」ために設立したという経緯があり、大手企業の基幹システムとして永続的に存在できうる企業です。
大株主である「ライオン(4912)」の持分法適用会社です。
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
- 「プラネット」は商取引のやり取りを行うシステムを提供
- 「プラネット」のPER推移を見る
- 「プラネット」の配当利回りをみる
- 「プラネット」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「プラネット」の営業利益率(業種によるが10%以上目安)
- 「プラネット」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「プラネット」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「プラネット」の配当金(上昇傾向か?)
- 「プラネット」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「プラネット」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「プラネット」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「プラネット」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
- 「プラネット」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「プラネット」は安定業績・盤石財務の安定企業
- 「プラネット」の今後の株価は?買い時かを予想する
「プラネット」は商取引のやり取りを行うシステムを提供
企業間の「商取引を行うシステム」を開発しています
「プラネット」の事業利益は主に「EDI事業」から生み出されています。
企業間の「商取引を行うシステム」の利用料ですね。
多くのデータを蓄積しているため、データ活用の事業にもチャレンジしています。
今は「その他」のセグメントで展開しています。
プラネットの事業セグメントは3つ
- EDI事業
メーカー・卸売業間の「基幹EDI」サービスの展開 - データベース事業
商品データベースの運用・保守 - その他
AI・ビッグデータ活用
時価総額は調査時点で「96億円」ということで小型株ですね。
PERは20.4倍と割安水準です。
今回は「プラネット」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
※プラズマコイの独自調査に基づく記事のため事実と異なる内容の場合があります。
「プラネット」のPER推移を見る
PER的には割安の水準です。
「プラネット」の今のPERは20.4倍。
ここ数年のPERより割安ですね。
しかし地味な銘柄ながらPERは常に20倍を超えており割安感はありません。
安定業績・安定配当として売買がおとなしめな銘柄ということでしょうか。
「プラネット」の配当利回りをみる
利回りは上昇中です。
「プラネット」の配当利回りは2.9です。
そこそこ配当は高いですが高配当とは言いづらいですね。
「プラネット」のような堅い企業はコロナショックのような暴落時でもないかぎり高配当と呼べる水準まで株価が落ちることは期待できなさそうです。
「プラネット」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は毎年着実に成長しています
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「プラネット」の売上は上昇中です。
業務における基幹システムを提供しているため、サービスの解約リスクがほとんどありませんので、毎月新規導入先が増えていけばその分が売上になります。
売上は常に微増を続けている企業です。
「プラネット」の営業利益率(業種によるが10%以上目安)
営業利益率は20%以上を維持
業種や年度で異なりますが、日本全体の市場平均は7%ほどと言われています。
「プラネット」の営業利益率は約20以上。
営業利益率は高い水準です。
競争優位性が強いのと、IT系のサービスのため営業利益率は高い状態ですね。
盤石な収益構造がある企業です。
「プラネット」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは横ばいです。
EPSはプラズマコイ的には「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「プラネット」のEPSは横ばいですね。
微妙に右肩あがりに見えなくもないです。
毎年、安定的に利益を出し続けている企業です。
「プラネット」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は高いです。
「プラネット」の自己資本比率は83%程度です。
無借金経営で財務力は盤石です。
事業投資もほとんど行っておらず、既存のビジネスを粛々と守っている企業ですね。
自己資本比率も少しずつ上昇しています。
「プラネット」の配当金(上昇傾向か?)
連続増配の企業です
「プラネット」は連続増配の企業です。
毎年0.5円の増配を続けています。
2022年も1株42円と0.5円の増配予定です。
配当からも非常に安定感のある企業であることがわかります。
「プラネット」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は60%以下が目安です。
「プラネット」の配当性向は55%〜60%あたりで推移しています。
配当性向も年々あがっていますね。
今後の増配余力は減ってきてはいますが、事業投資が必要なビジネスを行っていないので今後もまだ増配は続けられると思います。
「プラネット」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは安定しています
「プラネット」の営業CFは安定プラスです。
営業CFも他の指標と同様に毎年微増の傾向です。
営業CFの推移もOKです。
「プラネット」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は過去最高の水準です。
「プラネット」の現金は2021年終了時は24億円程度です。
毎年利益が現金として積み上がっています。
現金の使い所がなく溜まっていっている印象です。
これは将来的に配当原資としても期待できるでしょう。
「プラネット」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
配当総額は増加傾向です。
「プラネット」の配当総額は上昇中です。
連続増配を続けており配当総額も増加していきます。
もし「いま買って10年売れないとしたら」プラネットは有望な株だと思います。
安定感がたっぷりですね。
「プラネット」の当期純利益は上昇中か?
当期純利益は横ばいの推移です
「プラネット」の当期純利益は横ばいです。
2022年は少し減益予想ですが気にするほどではありません。
利益高も安定している企業ですね。
【まとめ】「プラネット」は安定業績・盤石財務の安定企業
業績も株価も底堅い企業です
プラネットの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ▲ | 2.9% |
売上高 | ◯ | 安定 |
EPS(1株利益) | ◯ | 安定 |
営業利益率 | ◎ | 約20% |
自己資本比率 | ◎ | 約83% |
1株配当 | ○ | 連続増配 |
配当性向 | ▲ | 55% |
営業CF | ○ | 安定推移 |
現金など | ○ | 順調に増加 |
総評としては、超安定の優良企業です。
平常時はなかなか買いづらい銘柄ですが、暴落時には積極的に買っていきたい企業です。
これだけ安定的なビジネスを展開している企業は珍しいですね。
「プラネット」の今後の株価は?買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】チャートは下落傾向
この記事の執筆時点では株価は1,149円。
配当利回りは2.9%で安定感を重視したい場合は買ってもよいでしょう。
もし配当利回りが3.5%以降であれば、その時は積極的に買っていきたいですね。
※本記事は金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
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