プラズマコイです(^^)
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今回は「伝説の編集長が教える 会社四季報はココだけ見て得する株だけ買えばいい」という本を読みました。
著者の山本 隆行さんは会社四季報の元編集長で、会社四季報を知り尽くしている人です。
そんな会社四季報を作っている”中の人”が解説してくれる四季報の読み方は非常に説得力がありました。
本書は「株価が上昇する株を四季報によって先回りで知るため」のテクニックが詰まった一冊です。
今日は読書をしています📕
— プラズマコイ@毎日ブログで日本株を分析🎏 (@purazumakoi) July 3, 2022
四季報は情報が膨大なのでどこを見るべきかも重要になりますね🎏
「伝説の編集長が教える 会社四季報はココだけ見て得する株だけ買えばいい」https://t.co/1Zsz4mn29d
会社四季報から今後株価があがる企業がわかります
本書は以下の内容で構成されています。
もくじ
- 第1章 会社四季報は毎号読むから意味がある
- 第2章 各号の特徴を生かしてお宝銘柄を発掘!
- 第3章 会社四季報、1冊だけ買うなら何を買う?
- 第4章 稼ぎ頭を見抜くとっておきテクニック
- 第5章 人と10倍差をつける会社四季報読解術
- 第6章 業績欄「知ってるつもり」じゃもったいない
- 第7章 大化け候補を探せ!
- 第8章 外国人投資家が好きな株・嫌いな株
- 第9章 会社四季報「分解術」で大事なことが見えてくる
- 第10章 キャッシュフローでわかる儲けのウソ・ホント
- 第11章 最高益企業を狙え!
- 第12章「フル生産」の落とし穴
- 第13章 年収の変化は一大ヒントなのだ
- 第14章 売上高には不思議がいっぱい
- 第15章 割安株の本当の探し方
- 第16章 株価チャートはここだけ見よ!
今回は要約として3つのトピックをピックアップして紹介していきます。
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- 付箋3つが貼られたら”問答無用で買う”
- 毎号買えない場合は”秋号”がおすすめ
- 業績欄だけは”読み方をマスター”したい
▼ 興味を持ったら是非、実際に手にとってみてください ▼
付箋3つが貼られたら問答無用で買う
本書には具体的な四季報の活用例が記載されています。
「資産運用会社のファンドマネージャー」の活用法
企業を3つの項目でチェックします。
「某外資系資産運用会社のファンドマネージャー」は以下の3ステップで有望銘柄を探すようです。
四季報は3回読み直し、気になる銘柄に付箋を貼る
- 1回目は業績記事を読んでおもしろかった銘柄
- 2回目は予想の業績数字を見て伸びている銘柄
- 3回目は欄外にある月足チャートをチェックして、まだ買われていない割安な銘柄
3つの項目をまとめると「事業内容がおもしろい」「業績が成長している」「割安水準にある」の全てを満たしているものは上がりやすいということです。
上記方法は具体的な指標がなく、時間もかかりそうで上級者向けであると言えます。
自分には合わないなと感じる方は次の方法まで敷居を下げるのがおすすめです。
完読するのが難しい場合はココだけ見る
個人投資家でも実践できそうな方法はこちらでしょう
以下の順番で好調な企業だけを見る
- 四季報の【見出し】で良いことが書いてある銘柄だけ見る
- 会社予想、四季報予想の両方とも強気の銘柄だけ見る
- 月足チャートの形や財務内容をチェックする
本書の内容は「これから株価があがりそうな企業」を先回りして探すことを目的としているため、好材料がでている企業だけを探すことになります。
特に、会社予想よりも、四季報予想のほうが大幅に強気の銘柄は、
今後の上方修正も期待できるため注視したいところです。



3ステップを吟味して割安だと判断できる銘柄が買いの銘柄になります。
毎号買えない場合は”秋号”がおすすめ
毎号買うのが良いですが秋号がもっとも重要です
本書では四季報は”毎号買うべし”としながらも、もっともおすすめなのは秋号だと書かれています。
秋号では第1四半期を通過して増額予想の企業が増える
秋号は特に気合をいれて確認したいです。
秋号には夏号よりも会社予想より四季報予想のほうが業績が良い銘柄がたくさんでてきます。
滑り出しが良い企業は、その企業の好調な理由を四季報記者も企業に突っ込んで聞きやすくなります。その結果、通期の業績予想も行いやすくなります。
企業側は第1四半期だからということで保守的な見通しを続け上方修正をだせなくとも、
四季報では客観的にみて強気の予想を出すことができることがあるのです。
第1四半期で上方修正をした会社は再び上方修正をする
第1四半期で上方修正するは強気の証です
本書では「第1四半期で早くも上方修正を発表する企業は第2四半期でも上方修正をしてくることが多い」と書かれています。
その確率は50%ほどです。
これは2006年〜2021年の過去のデータでの統計で、優位性が高いです。
第1四半期で上方修正をするということは、かなり業績の見通しが強く、
その時点では多少保守的な業績見通しにしていても、第2四半期の動向であらためて上方修正するということでしょう。
上方修正をだしていなくても営業利益の進捗率が良いものは注視
慎重派の企業も進捗率で好業績がわかる。
多くの企業は、第1四半期の業績が良くても、簡単には上方修正を出しません。
第1四半期が良くても、まだ1年の1/4しか経っていないわけです。
このタイミングで上方修正を出してしまうと、後半で業績が悪くなり、下方修正することになると非常にカッコ悪いからです。
しかし上方修正を出さなくても業績が好調かは分かります。
それが営業利益進捗率です。
過去3年間の第1四半期の進捗率平均より「5%ポイント以上」良ければ上方修正をしてくる可能性が高いです。
イメージ例
- 2020年度の第1四半期の営業利益の進捗率が20%
- 2021年度の第1四半期の営業利益の進捗率が20%
- 2022年度の第1四半期の営業利益の進捗率が20%
- 2023年度の第1四半期の営業利益の進捗率が25%
2023年度の進捗率が過去3年間の平均より5%ポイント多いので上方修正が期待できます。
これは第2四半期や第3四半期でも同様のことが言えます。
業績欄だけは「読み方をマスター」したい
業績が良いことが最重要です
株価を動かす要因は3つ「需給・テーマ(人気)、業績」です。
株価を動かす3つの要素
- 需給・・・買いたい人と売りたい人のバランス
- テーマ(人気)・・・時代により変わる人気テーマ。最近では半導体、AIなど
- 業績・・・売上、利益が伸びている。アナリストの予想より伸びている。
企業の業績は学校でいうなら「通信簿」にあたる
売上、利益が期待通りか?で株価が上下します。
株価に影響を与える要素は3つありますが、需給やテーマはあやふやなもので個人では判断が難しいです。
その一方、業績だけは数字がはっきりと出ます。
そのため、業績が好調に成長しているの企業を探すことが投資家が意識を向けるべき部分になります。
企業が出す「上方修正」は「思ったよりも業績が好調だった」という発表なので好材料とさますね。
四季報で「数量」と「単価」の文字に注目
数量や単価が上昇していると書いてある企業を探します
企業の業績(売上や利益)は、商品の数量と単価で決まります。
同じ商品でも、価格が高く売れたり、数量が数多く売れれば儲かるわけです。
そのため四季報の企業ごとに書かれているコメントで、数量と単価に関わる強気な文字があった場合は注目したいところです。
【まとめ】人生の自由を手に入れるには「資産」を手に入れる事に注力しましょう。
四季報を買っても上手く活用できてない方におすすめ
本書はどんな人におすすめかというと「四季報を買ったことがあるけど上手く使えなかった人」です。
四季報は分厚く、掲載企業数も多いので、初心者キラーであるとも言えます。
そのため四季報を読むためのガイドも必要になてきます。
本書は四季報をどうやって読めばいいかの答えを教えてくれる一冊です。
今回は3つのトピックスを紹介しましたが本書は他にも本当に多くの学びが詰まっていますので、四季報を読む前に、読んでおきたい一冊です。
この記事のまとめ
- 付箋3つが貼られたら”問答無用で買う”
- 毎号買えない場合は”秋号”がおすすめ
- 業績欄だけは”読み方をマスター”したい
書籍内ではこの記事で紹介していない情報も多く記載されています。
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