プラズマコイです(^^)
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今回は「ヤオコー」の財務状況をチェックしていきたいと思います。
ヤオコーは「食品スーパー」を展開する企業です。
埼玉、千葉を中心に関東の1都6県でグループ合計192店(22年3月末時点)を展開する食品スーパーです。
生鮮三品(青果・鮮魚・精肉)や惣菜、寿司、店内ベーカリーに強みを持ち、メインは食品ですが日用雑貨も販売しています。
ヤオコー (8279)は食品スーパー🏢
— プラズマコイ@毎日ブログで日本株を分析🎏 (@purazumakoi) July 4, 2022
埼玉県を拠点に1都6県に食品スーパーを展開しています。
店舗数は192店舗(2022年3月末)
特筆すべきは29年連続増益なところです。
PLはピカピカですね🌟
※実際は33年の増収増益とのことでした。
33年連続の増収増益は圧巻です
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
- 「ヤオコー」は食品スーパーを展開
- 「ヤオコー」のPER推移を見る
- 「ヤオコー」の配当利回りを見る
- 「ヤオコー」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「ヤオコー」の営業利益率(10%以上が目安)
- 「ヤオコー」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「ヤオコー」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「ヤオコー」の配当金(高いほど良い)
- 「ヤオコー」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「ヤオコー」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「ヤオコー」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「ヤオコー」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「ヤオコー」は33年連続で増収・増益の好業績企業
- 【チャートは?割安?】「ヤオコー」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「ヤオコー」は食品スーパーを展開



住宅など建物向けのシャッター・ドアを製造販売しています
「ヤオコー」の事業利益は「食品スパーマーケット事業」で生み出されています。
食品を中心としたスパーマーケットを展開しており、出典をつづけることで連続成長を続けています。
2017年4月、神奈川県で食品スーパーを展開するエイヴイを買収し、21年9月せんどうと資本業務提携を行っており成長につなげています。
時価総額は調査時点(22/7/4)で「2,461億円」ということで中型株ですね。
PERは14.9倍と一般的には標準水準です。
今回は「ヤオコー」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
「ヤオコー」のPER推移を見る



PER的には過去と比べると多少割高です。
「ヤオコー」の22/7/4のPERは14.9倍。
近年の水準と比較すると割安に見えます。
33年連続での増収・増益のためか、PERは概ね15倍〜20倍をマークと割安株とは言えないPER推移ですね。
「ヤオコー」の配当利回りを見る



配当利回りは1.33%と低水準
「ヤオコー」の22/7/1時点の配当利回りは1.33%です。
配当利回りは低い水準で推移をしています。
業績が好調なため、なかなか配当利回りが下がってこない企業です。
増収増益を続けており、長期では株価も上昇推移をしています。
株主優待はお買い物券など
株主優待は100株の場合は最寄りに店舗がある場合に有用ですね。
対象株数 | 優待品 |
---|---|
100株 | お買物優待券10枚(1,000円相当) |
200株~ | (1)お買物優待券20枚(2,000円相当) (2)当社オリジナルミネラルウォーター(550mlペットボトル24本)1ケース (3)直輸入ワインセット(2,000円相当) (4)PB商品詰合せ(2,000円相当) 上記より1点を選択 |
1,000株~ | (1)お買物優待券50枚(5,000円相当) (2)当社オリジナルミネラルウォーター(550mlペットボトル24本)2ケース (3)直輸入ワインセット(5,000円相当) (4)PB商品詰合せ(5,000円相当) 上記より1点を選択 |
2,000株以上の株主様 | (1)お買物優待券100枚(10,000円相当) (2)当社オリジナルミネラルウォーター(550mlペットボトル24本)4ケース (3)直輸入ワインセット2ケース(10,000円相当) (4)PB商品詰合せ2ケース(10,000円相当) 上記より1点を選択 |
「ヤオコー」の売上(上昇トレンドであるか?)



売上は増加傾向です。
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「ヤオコー」の売上は上昇傾向です。
売上高だけで見ると2010年は減収になっていますが、加盟店からの営業収入を含めた数字では33年連続で増加を続けています。
安定に増加をつづけており、今の所は順調そのものですね。
「ヤオコー」の営業利益率(10%以上が目安)



営業利益率は4.6%ほどです。
業種ごとで異なりますが、営業利益は4%〜7%を目安としています。
「ヤオコー」の営業利益率は4.6%ほど。
長期に渡り営業利益率は安定推移です。
食品スーパーを長年続けており、企業買収も行っていますが同じ食品スーパーで経営手法も同じ形で行っているため、営業利益率としては横ばいを続けています。
「ヤオコー」のEPS(一株当たり当期純利益)



EPSは過去最高を更新中です。
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円以上」が一つの目安です。
「ヤオコー」のEPSは上昇傾向です。
2022年のEPSは396円と過去最高を更新!
2023年も過去最高を更新予定です。
EPSは毎年増加を続けており好調推移を続けています。
「ヤオコー」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)



自己資本比率は42%程度です。
「ヤオコー」の自己資本比率は42%程度です。
有利子負債は増加中ですが、自己資本比率は40%前後を維持されています。
有利子負債比率が年々上昇しているのは気になるところで、現状のビジネスモデルの拡大だけでは限界があるのかもしれません。
旗艦店や新業態の拡大の模索に投資資金が必要になるということでしょうか。
「ヤオコー」の配当金(高いほど良い)



概ね増配傾向です。
「ヤオコー」の配当は右肩あがりで推移しています。
連続増配というわけではありませんが、配当金は上下しながら上昇傾向をつづけています。
2023年の1株配当は80円と配当維持の予想です。



21年の記念配当を除けば近年は非減配で推移できています。
「ヤオコー」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)



配当性向は20%程度
「ヤオコー」の配当性向は20%程度が目安です。
配当性向は低く、配当利回りが低くなっている一因になっています。
配当性向は20%目安と低く、配当性向をあげくるようであれば配当利回りもあがってくる企業ですね。
小売業のため、配当性向をあげられるほどの経営状況ではないという側面もありそうです。
「ヤオコー」の営業活動によるキャッシュフロー



営業CFは安定的に増加しています。
「ヤオコー」の営業CFは安定増加です。
毎年営業CFは増加しており、売上、利益の伸びと連動して営業CFも伸びています。
営業CFが毎年伸びているのは企業運営としては重要なポイントで、現金を稼ぐ力が毎年増している結果と言えます。
営業CFの成長はポジティブ要因ですね。
「ヤオコー」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)



現金は上昇傾向です。
「ヤオコー」の現金は2022年で312億円程度。
総資産は3059億円ほどで、現金比率は10%程度ですね。
現金比率は決して多くはなく、現金保有額は増加傾向です。
投資CFに多くの金額を使っており、フリーCFはあまりいい推移とは言えないですね。
現金保有額も増えていますが、有利子負債も増えており財務状況としては安心が出来ない状況です。
「ヤオコー」の当期純利益は上昇中か?



当期純利益は過去最高を更新中です。
「ヤオコー」の当期純利益は毎年過去最高を更新しています。
2023年も過去最高を連続更新する予定です。
33年もの間、増益が続いており、今後も連続増益を続けてくれる限りは株価も大崩することはないでしょう。
もし地合いの悪化があっても最高益の更新さえ続けていればどこかで戻ってくることがきたいできます。
【まとめ】「ヤオコー」は33年連続で増収・増益の好業績企業
財務力に一抹の不安がありますが業績は堅調です。
ヤオコーの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | △ | 1.3% |
売上高 | ◯ | 33年連続増加 |
営業利益率 | △ | 4% |
EPS(1株利益) | ◯ | 連続で増加中 |
自己資本比率 | ▲ | 42% |
1株配当 | ▲ | 概ね右肩あがり |
配当性向 | ◯ | 20% |
営業キャッシュフロー | ◯ | 安定プラス |
現金など | ◯ | 現金比率10% |
総評としては、業績好調ではありますが、指標としては魅力に乏しい企業です。
33年もの長期に渡り増収・増益なのは素晴らしいく、今後も上昇を続けていくようであれば、長期での株価推移はポジティブでしょう。
一方、長期保有で考えた場合、配当利回りが少々低いため買いづらい側面もあります。
【チャートは?割安?】「ヤオコー」の今後の株価は?今は買い時かを予想する



最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】業績に連動して株価は上昇しています。
この記事の現時点(22/07/4)では株価は6,150円。
業績が右肩あがりの企業で、株価も順調に右肩あがりを続けていますs。
最近は決算はそこまで悪くないですが、チャートは下落局面なこともあり購入は控えたほうが無難でしょう。
※本記事は固有の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
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