プラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は国内・アジアを中心に無印良品を展開している「良品計画」の財務分析をしていきます。
※ちなみに欧米は赤字で再生中です。
良品計画(7453)の本決算は10/14でした?
— プラズマコイ@財務分析が好き? (@purazumakoi) October 16, 2021
来期のガイダンスは…
・売上は過去最高を突破の見込み
・EPSなど利益系は最高水準に着地の見込み
総じて「保守的な計画」で見込まれていますね? pic.twitter.com/EgH3vxi2GC
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
独特で共通のコンセプトで生み出される製品は「ムジラー」と言われる熱烈な顧客を生み出しています。
- 「良品計画」は無印良品で生活に関わるほとんどの製品を提供
- 「良品計画」の配当利回りを見る
- 「良品計画」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「良品計画」の営業利益率(10%以上は欲しい)
- 「良品計画」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「良品計画」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「良品計画」の配当金(高いほど良い)
- 「良品計画」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「良品計画」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「良品計画」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「良品計画」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
- 「良品計画」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「良品計画」は業績が右肩上がりな「無印良品」を運営している生活雑貨企業
- 【チャートは?割安?】「良品計画」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「良品計画」は無印良品で生活に関わるほとんどの製品を提供
生活のなかの多くの製品をカバーしているので
無印良品の「オーガニックな世界観」で生活を満たすことができる。
生活に馴染む製品で、女性を中心に愛好者が多いのが特徴です
「良品計画」の事業利益は「無印良品の事業」から生み出されています。
国内や東アジアでの事業が好調です。
一方、欧米では毎年赤字で苦しんでおり現状では足を引っ張っている事業となります。
基本的にはアジア系に強みがある企業と言えますね。
また、無印良品は生活雑貨を中心としていますが「無印良品の家」など大物の事業も展開していますね。
衣服に関してはユニクロと立ち位置が被っているので、ユニクロとの競争も一つのポイントになります。
良品計画の事業セグメントは4つ
- 日本国内 売上の6〜7割
- 東アジア(中国) 売上の2割
- 欧米 売上の1割未満
- 西南アジア・オセアニア 売上の1割未満
時価総額は調査時点で「6415億円」ということで大型株ですね。
PERは18.78倍とほどほどの水準です。
今回は「良品計画」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
「良品計画」の配当利回りを見る
配当利回りがあがってきました
「良品計画」の配当利回りは1.7%です。
利回りはそこまで高くはないですが、過去に比べてあがってきているように見えます。
ちなみに株主優待は実施していません。株主優待があれば個人投資家には人気がでそうですけどね。
今後は株価成長、配当金の増加などで
- キャピタルゲインを狙えるか?
- 配当の伸びを期待できるか?
チェックしていきましょう。
「良品計画」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は続伸中
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「良品計画」の売上は右肩あがりの成長を続けられています。
強いブランドを持つ同社で、国内外に積極的に出店をおこなっています。
業績は今後も成長できると見て良いでしょう。
「良品計画」の営業利益率(10%以上は欲しい)
利益率は小売業にしては高い
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%ほどと言われています。
「良品計画」の営業利益率は9〜11%ほど。高い水準だと言えます。
生活雑貨の製造小売業(SPA)である無印良品なので、営業利益率は10%程度t高めです。
欧米の赤字がなければ10%くらいはいけますが、欧米市場への挑戦は今後の事業拡大に向けた投資の意味合いも強そうです。
「良品計画」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは過去最高を再び目指す
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「良品計画」のEPSは上昇中でこのペースなら過去最高も数年以内に達成してくれると期待できます。
短期、中期であればホールドしても良いかもしれません。
「良品計画」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は減少傾向
「良品計画」の自己資本比率は53%程度です。
有利子負債をかなり増やして現金を増やしています。
自己資本比率としては50%台なので、まだ心配になる水準ではありません。
あらたな成長ステージに向けてチャレンジをしているという意味で、プラズマコイ的には評価できます。
「良品計画」の配当金(高いほど良い)
業績連動だが概ね増配傾向
「良品計画」は近年の減配はホルダー的には痛かったと予想されますが、業績連動型ですね。
コロナショックが収まれば業績も安定して配当も戻る予想となっています。
2022年も配当予想は前年通り1株40円で据え置いています。
「良品計画」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は30%以下。
「良品計画」の配当性向は30%です。
先程のIR資料でも記載がありましたね。
小売業で赤字になることもありますが、基本的には安定配当を実施できる企業です。
「良品計画」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFはマイナスが目立つ
「良品計画」の営業CFは増加傾向です。
営業CFは順調に伸びていて好感が持てます。
今後も2,3年以内にもう1段階、営業CFの最高値を更新してくれると期待しましょう。
「良品計画」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は一気に増加で勝負をかける
「良品計画」の現金は増加傾向です。
有利子負債によって現金が増えていますね。
使用用途はというと、一例かと思いますが、設備投資や出店などに使われそうです。
他にも、コオウンド経営(店舗に権限を多めに与える)やオンラインショップへの投資などもろもろ現金が必要かと予想しています。
中期経営計画にも「2024年までに実現すること」の欄に積極的に投資をしていく旨が記載されています。
「良品計画」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
今の財務状況での配当金の支払い状況はどうでしょうか?
100億円くらいがターゲット
「良品計画」の配当金は近年は減配していましたが、概ね100億円がターゲットですね。
当期利益は300億円以上はほしい所です。
「良品計画」の当期純利益は上昇中か?
2022年度は保守的に見ている。
2024年度までに利益を伸ばせるかが次の注目
「良品計画」の当期純利益は右肩あがりです。
現在だと300億円規模は普通になってきましたね。
今後を考えたときに投資家にインパクトを与えようとおもったら、
当期利益が350億くらいになり過去最高をとってくるか、次の節目である400億円を意識させるような決算が必要でしょう。
【まとめ】「良品計画」は業績が右肩上がりな「無印良品」を運営している生活雑貨企業
まだまだ半導体の需要が続きます。
良品計画の財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ▲ | 1.7% |
売上高 | ◯ | 上昇中 |
営業利益率 | ◯ | 10%前後 |
EPS(1株利益) | ◯ | 120円くらい |
自己資本比率 | ◯ | 50%台 |
1株配当 | ▲ | 業績連動。 右肩上がり傾向 |
配当性向 | ◯ | 30%目安 |
営業キャッシュフロー | ◯ | 基本右肩あがり |
現金など | ◯ | 有利子負債で増加 |
総評としては、長い目でみると成長している企業です。
今後の成長力も期待しても良いかと思いますが、ここ2,3年だとそこまで業績が成長するかどうかは微妙な所です。
【チャートは?割安?】「良品計画」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【買い】3年間保有するなら買っても良いかも
この記事の執筆時点(21/10/15)では株価は2,304円。
直近決算のガイダンスが弱かったので、向こう1年は株価は軟調かと思います。
今後は積極的に投資をするということで、2024年の中期経営計画の達成状況しだいでは過去最高の4000円に戻ることも可能だと思います。
プラズマコイ的「良品計画」の2024年度までの目標株価は4000円にしたいと思います。
※投資は自己責任でお願いします。
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良品計画自体の1単元(100株)を買おうとするとまとまった金額が必要になります。
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