株式投資・金融知識

【将来性バツグン】「スマレジ (4431)」はクラウド型POSレジを開発。株価は?今は買いなのか?

プラズマコイです(^^)
SNS: PostPrim

今回は成長企業「スマレジ」の財務分析をしていきます。

メインサービスの「スマレジ」はデジタル化によりレジシステムがとても便利になるサービスです。
機能としては「基本レジ機能、リアルタイム売上分析、在庫管理、電子マネー決済」などを持っています。

2019年のIPO組の銘柄です。

プラズマコイ

iPhone、iPadがレジになる!
今後の成長が期待できるPOSレジです。

「スマレジ」はクラウド型POSレジ「スマレジ」がメイン商材

ビジネスの魅力はなんといってもサブスク収入

導入店舗が増えれば増えるほど毎月の収入があがります。

「スマレジ」の事業利益はおもにスマレジの月額で生み出されています。
今は4割ほどが初期導入に関する収入ですが、今後は月額利用料の割合が増えていくでしょう

スマレジのキャッチコピーは「無料で始める圧倒的な高機能クラウドPOSレジ」
無料から初められる料金プランで契約数を増加させています。

公式サイトより料金表を引用

「スマレジ」の今後の業績を予想する上で重要なのは「市場規模」となります。
「スマレジ」のメインターゲットは中規模(2店舗〜39店舗)の店舗です。

中規模は77万店舗で「スマレジ」の現在のシェアは3.5%。
目標シェアの38%まで行けば、今より10倍の売上が見込めることになります。

既存レジのリプレイスと新規開拓の両輪でシェア拡大を目指す。

「スマレジ」はiPadなどを用いてPOSレジを提供する「クラウド型レジシステム」を開発する会社。
収入減がストック型という点も魅力

スマレジの事業は主に2つ

  1. クラウドサービス月額利用料
    スマレジなどサービスの月額利用料
  2. クラウドサービス関連機器販売
    サービスの初期導入、関連機器の販売など

時価総額は調査時点で「468億円」と小型株ですね。
PERは65.5倍で割高です。成長への強い期待がありますね

今回は「スマレジ」について

  • 今後は業績を伸ばせるのか?
  • 配当金を出せるようになる企業なのか?
  • 今は買いなのか?

分析していきたいと思います。

「スマレジ」の配当利回りを見る

無配の企業です。

スマレジ」は現在は配当をだしていません。
グロース期の銘柄ですので株主還元よりも企業成長を優先するフェーズです。

「スマレジ」の売上(上昇トレンドであるか?)

売上は毎年成長率が上昇中です。

株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。

「スマレジ」は毎年成長をしています。
2021年は成長がストップしましたが、2022年度は再成長できる見込みです。

気になるのは2023年度ですね。
売上の成長率がさらに加速すれば株価が上がることが予想されます。

「スマレジ」の営業利益率(10%以上は欲しい)

営業利益率は20%を超える

「売上-経費」の儲かり具合が「営業利益率」です。
「営業利益率が高い=儲かりやすい企業」と覚えておきましょう。

業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「スマレジ」の営業利益率は20%を超えます。

2022年度は人材に投資するとのことで営業利益率は悪化しています。
しかし成長のためなのでネガティブ材料として捉える必要はないと思います。

今後は営業利益率が回復してくるかに注目していきたいです。

「スマレジ」のEPS(一株当たり当期純利益)

EPSはまだこれからですね。

1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。

要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ということです。

EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「スマレジ」のEPSは少しずつです。
”これから上がってくる感”を感じます。

EPSはそれほど高くないです。
しかし成長企業なので今後の上昇には期待できると思います

「スマレジ」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)

自己資本比率は高いですね

自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。

「スマレジ」の自己資本比率は81%です。
無借金経営で、自己資本比率は高い水準です。

財務基盤としては安心感のある数字です。
一方、成長企業としては比較的高い水準にあります。

企業戦略として「人を増やして成長させる」という意思がみられます。
現状の利益があればそこまで現金を増やす必要がないという経営判断かと思います。

スマレジ」の配当金(高いほど良い)

無配の企業です。

まだグロース期の企業ですので配当は出していません。

「スマレジ」の営業活動によるキャッシュフロー

営業CFは増加傾向

「営業活動によるキャッシュフロー」は簡単に言うと
「商売によって入金されたお金がいくらになったか?」の数字です。

基本的には毎年プラスが理想です。

「スマレジ」の営業CFは安定的に成長しています。
導入店舗数が増え、月額の収入も増えていけば、今後もプラス傾向で推移することが予想できます。

営業マンやマーケター「新規店舗を増やすため」に一生懸命ビジネスを行ってこれば、
しばらくは売上は上昇を続けるでしょう。

「スマレジ」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性) 

順調に積み上がり中

基本的に保有する”現金など”は多い方が良いです。
現金の重要性は「個人の家計でも企業の財務でも同じ」です。

しかしお金は「使ってこそ意味がある」ので貯めすぎは良くありません。

「スマレジ」の現金は2021年度終了時は36億円程度です。
概ねフリーCFも出ており、利益分が現金に積み上がっています。

事業自体が黒字であり、自己比率を下げなくとも現金の増加額は増えていくでしょう。

「スマレジ」の当期純利益は上昇中か?

基本は右肩あがり

「スマレジ」の当期純利益は近年は安定しています。
2022年は採用などの先行投資のため利益が下がっていますが問題ないでしょう。

ストック収入は「契約数の伸びに比例する」ため、
先行投資の結果、大きなリターンが期待できます。

【まとめ】「スマレジ」は新タイプのPOSを提供するシステム企業

POS業界もアナログからデジタルの波は進みます

スマレジの財務分析のまとめです。

項目評価コメント
配当利回り
売上高上昇中
営業利益率20%ほど
EPS(1株利益)成長中
自己資本比率81%くらい
1株配当
配当性向
営業キャッシュフロー上昇傾向
現金など上昇傾向

総評としては未来に期待が持てるグロース株です。

現状の「スマレジ」の時価総額は450億円前後ですが、
売上が上昇を続ければどこかで10倍株に化ける可能性も秘めています。

【チャートは?割安?】「スマレジ」の今後の株価は?今は買い時かを予想する

最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。

プラズマコイ

【中立】チャートは悪い

この記事の執筆時点(21/12/16)では株価は2,295円。

チャート的には下げトレンドです。
赤字企業を買収したこともあり、下方修正がでていますね。

10年後に株価が10倍になっていると思うなら今は十分割安かと思います。

※投資は自己責任でお願いします。

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  2. 企業がどんな事業セグメントを持っているかがわかる
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