プラズマコイです(^^)
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今回は「コクヨ」の財務状況をチェックしていきたいと思います。
「コクヨ」は文具・家具・オフィス用品のメーカーです。
Campusノートなど、多くの文房具が日常的に利用されています。
文具のほかには、家具・オフィス用品・インテリア用品を取り扱っています。
オフィスや施設の空間デザインも行っていますね。
コクヨ(7984)は国内トップの文具メーカー?✏
— プラズマコイ@財務分析が好き? (@purazumakoi) February 17, 2022
文具・家具・オフィス用品を販売する企業です??
? 安定財務な高配当株?
? PER11.7倍
? 10年連続増配
? 配当利回り3.5%
? 自己資本比率70%
特に利回りが近年急上昇の企業ですね?✔
安定業績で財務も良い優良銘柄です
売上は伸び悩む成熟企業ですが、利益は増収気味で、今後も高配当化が見込める企業です。
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
- 「コクヨ」は文具・オフィス用品・家具を販売する会社
- 「コクヨ」のPER推移を見る
- 「コクヨ」の配当利回りをみる
- 「コクヨ」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「コクヨ」の営業利益率(業種によるが10%以上目安)
- 「コクヨ」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「コクヨ」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「コクヨ」の配当金(上昇傾向か?)
- 「コクヨ」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「コクヨ」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「コクヨ」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「コクヨ」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
- 「コクヨ」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「コクヨ」は配当利回りが上昇中の財務優良企業。
- 「コクヨ」の今後の株価は?買い時かを予想する
「コクヨ」は文具・オフィス用品・家具を販売する会社
ネットリサーチを実施する企業です
「コクヨ」の事業利益は主に「法人向け販売」から生み出されています。
オフィス家具や文房具の通販ですね。
事業領域も2022年からわかりやすい2領域の分け方になりました。
- ワークスタイル領域(法人向け)
- ライフスタイル領域(一般向け)
構成比率は不明ですが、海外でも「中国、インド、タイ、ベトナム」などで事業を展開しています。
コクヨの事業セグメントは4つ
- ファニチャー事業
空間、家具、働き方を企業や、官公庁・自治体など提供する - ビジネスサプライ流通事業
主にEC販売で、文具・オフィス製品を企業向けに販売する - ステーショナリー事業
文房具の開発、販売を国内外で展開 - インテリアリテール事業
スタイリッシュな家具や生活雑貨の販売。巣ごもり需要を取れる事業
時価総額は調査時点で「2,061億円」ということで中型株ですね。
PERは11.7倍と割安水準です。
今回は「コクヨ」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
※プラズマコイの独自調査に基づく記事のため事実と異なる内容の場合があります。
「コクヨ」のPER推移を見る
PER的には割安の水準です。
「コクヨ」の今のPERは11.7倍。
ここ数年は過去のPERより割安ですね。
売上成長は鈍化傾向ですが利益水準は悪くなく、過去のPERと比較するといまは割安水準であると言えそうです。
PERが10倍を切る確率は低いかと思いますのでそろそろ買い時かもしれません。。
「コクヨ」の配当利回りをみる
利回りは上昇中です。
「コクヨ」の配当利回りは3.5%(22/2/17時点)です。
配当利回りは過去最高の水準です。
非常にお値打ち感があります。
株主優待は文房具などの自社製品
「コクヨ」文具企業だけに株主優待は文具製品がもらえます。
500株以上が対象なのでハードルは多少高めですね。
対象株数 | 優待品 |
---|---|
500株以上1,000株未満 | 3,000円相当の自社グループ商品 |
1000株以上 | 6,000円相当の自社グループ商品 |
「コクヨ」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は横ばいです。
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「コクヨ」の売上は横ばいです。
中期経営計画では2024年に3600億円の目標がありました。
現状では到達は難しそうな推移ですが、研究開発など投資を強化するということなので期待したいですね。
国内のみならず海外でも事業を展開しています。
海外での事業成長も期待できます。
「コクヨ」の営業利益率(業種によるが10%以上目安)
営業利益率は上昇傾向
業種や年度で異なりますが、日本全体の市場平均は7%ほどと言われています。
「コクヨ」の営業利益率は約7%ほど。
営業利益率は上昇傾向にあります。
文具という物販から、近年は「オフィスの空間デザイン」など利益率が高い事業が成長していますね。
今後も営業利益率は上昇できるようであれば株価にとってはプラスでしょう。
「コクヨ」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは上昇中です。
EPSはプラズマコイ的には「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「コクヨ」のEPSは2022年は136円の予想。
2009年以降での過去最高を達成予定です。
一株利益は成長を続けています。
2021年は40億円規模の自社株買いも行っていますね。
「コクヨ」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は70%です。
「コクヨ」の自己資本比率は70%程度です。
有利子負債はありますが、自己資本比率が70%もあり問題はありません。
創業100年以上の財務力がある企業です。
毎年、自己資本比率は上昇しており、着実に資産が積み上がっているところもポジティブ材料です。
「コクヨ」の配当金(上昇傾向か?)
連続増配の企業です
「コクヨ」は近年は連続増配の企業です。
安定的に増配できていますね。
2015年以降はコンスタントに増配を重ねています。
2022年も1株56円と大幅増配の予定です。
毎年増配を出来ており株主還元力が高まっています。
「コクヨ」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は40%目安です。
「コクヨ」の配当性向は40%が目安です。
配当性向としては無理のない水準ですね。
コロナショック時は配当性向を高めながらも配当を維持しています。
なるべく累進配当を実施する企業のようです。
配当性向は40%として今後は利益の増加により株主還元も強めていく方針かと思います。
「コクヨ」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは安定しています
「コクヨ」の営業CFは安定プラスです。
ここ数年の推移を見てみても一定の範囲内(160億〜240億円)に収まっていますね。
文具・オフィス製品は成熟産業としてシェアを維持しつつ、
インテリアやオフィス・施設の空間デザインが進捗してくれば営業CFにもプラスの影響があるでしょう。
「コクヨ」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は毎年上昇しています。
「コクヨ」の現金は2021年終了時は1005億円程度です。
毎年利益が現金として積み上がっており非常に優秀な業績を上げづつけていることがわかります。
素晴らしいですね。
総資産のうちの現金割合も約30%とキャッシュリッチな企業と言えそうです。
「コクヨ」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
配当総額は増加傾向です。
「コクヨ」の配当総額は上昇中です。
連続増配銘柄なので基本的には配当総額も増加していきますね。
好調な推移をしています。
「コクヨ」の当期純利益は上昇中か?
当期純利益は過去最高を更新予定
「コクヨ」の当期純利益は右肩あがりの傾向です。
業績は良いですね。
2022年は3期ぶりに最高益を更新予定です。
【まとめ】「コクヨ」は配当利回りが上昇中の財務優良企業。
業績は安定している企業です
コクヨの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ◯ | 3.5% |
売上高 | ◯ | 横ばい |
EPS(1株利益) | ◯ | 上昇中 |
営業利益率 | ▲ | 約7% |
自己資本比率 | ◎ | 約70% |
1株配当 | ○ | 連続増配 |
配当性向 | ○ | 40% |
営業CF | ○ | 安定推移 |
現金など | ◎ | 順調に増加 |
総評としては、業績・財務が安定している優良企業です。
売上成長力には課題もありますが、利益水準は年々増加しています。
最近では高配当化していることもあり、安定優良銘柄として注目しています。
「コクヨ」の今後の株価は?買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【買い】そろそろ買い場を探りたい
この記事(2/17)の執筆時点では株価は1,601円。
配当利回りが3.5%で利回りがあがってきました。
株価が1,400円で配当利回りが4%なので、1500円〜1400円くらいで買えると嬉しい銘柄ですね。
※本記事は金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
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