こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は「コンパクト戸建て」で業績が好調な「ケイアイスター不動産」の財務分析をしていきます。
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
決算のたびに株価があがるロケット銘柄
- 「ケイアイスター不動産」は主に「分譲住宅」を販売している会社
- チェックは「IR BANK」で行う
- 「ケイアイスター不動産」の配当利回りを見る
- 「ケイアイスター不動産」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「ケイアイスター不動産」の営業利益率(10%以上は欲しい)
- 「ケイアイスター不動産」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「ケイアイスター不動産」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「ケイアイスター不動産」の配当金(高いほど良い)
- 「ケイアイスター不動産」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「ケイアイスター不動産」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「ケイアイスター不動産」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「ケイアイスター不動産」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
- 「ケイアイスター不動産」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「ケイアイスター不動産」は、コンパクト戸建てを強みにおしゃれ戸建ての需要を取り込んでいる会社
- 【チャートは?割安?】「ケイアイスター不動産」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「ケイアイスター不動産」は主に「分譲住宅」を販売している会社
実際のシステムの他に、コンサルティングの売上も高い
「ケイアイスター不動産」の事業利益は「分譲住宅」の事業で生み出されています。
業績が絶好調の理由はなぜでしょうか?
決算説明資料によると「コンパクト分譲開発によるセミオーダー新築住宅」というオリジナルのビジネスモデルに秘密がありそうです。
1~2棟の小ロット区画にデザイン性の高いコンパクト分譲住宅を開発するというのがいまの時代に合っているということですね。
コンパクトセミオーダーはいまの時代の需要を満たしている
- お金はかけたくない → コンパクト戸建て
- 自分の色を出したい → セミオーダー
- 新築に済みたい → 新築住宅
- おしゃれなところに済みたい → デザイン性の高い内装
いまはシニア世帯から、ディンクス、おひとり様と「戸建てに済みたい」だけど「コンパクトでリーズナブルでおしゃれな家」に済みたいという、需要がでてきました。
それを満たしたのが「ケイアイスター不動産」のお家ということですね。
僕も決算説明資料をみていて、興味がわいてきました
断然に賃貸派のプラズマコイをも振り向かせるこの戸建て・・・もともと戸建て志向の方であれば人気になるのもうなずけます。
大家族というよりも、少人数で住む中でプライベートを保ちつつ過ごすのがのがいまのトレンドということなんでしょうね。
ケイアイスター不動産のサービスは7つ
- 分譲住宅事業
- 注文住宅事業
- よかタウン事業
- 旭ハウジング事業
- 建新事業
- 東京ビッグハウス事業
- ケイアイプレスト事業
メインは分譲住宅事業ですね。
時価総額は調査時点で「883億」ということで小型株ですね。時価総額がの伸びは目まぐるしいですね。
PERは6.77倍とかなり割安です。
今回は「ケイアイスター不動産」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
チェックは「IR BANK」で行う
今回紹介されている方法は、IR BANKの「決算まとめ」から確認ができます。
「ケイアイスター不動産」の配当利回りを見る
配当利回りは過去最低の水準。
「ケイアイスター不動産」の配当利回りは3.7%台です。
いまでも十分に高配当株の水準ですが、過去は5%の時期もありましたね。
近年は増配をしても株価の上昇のほうが勝っている状況といえます。
株主優待はQUOカード
「ケイアイスター不動産」は高配当株ながらクオカードもついてきます。
総合利回りを押上げてくれて、さらに魅力がたかまりますね。
対象株数 | 優待品 |
---|---|
100株 | QUOカード1000円分 |
500株 | QUOカード3000円分 |
今後は株価成長、配当金の増加などで
- 今後キャピタルゲインを狙えるか?
- 今後の配当の伸びを期待できるか?
チェックしていきましょう。
「ケイアイスター不動産」の売上(上昇トレンドであるか?)
毎年素晴らしい成長
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「ケイアイスター不動産」の売上は毎年のように二桁成長を続けています。
そろそろ成長の頂上が意識されることですが相変わらず二桁成長を続けています。
常に成長をしていて、しかも不況の耐性もあるというところが投資家に評価されていると言えそうです。
「ケイアイスター不動産」の営業利益率(10%以上は欲しい)
営業利益率は10%を超える予定
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「ケイアイスター不動産」の営業利益率は10%ほど。
不動産会社なら営業利益率の10%超えは決して高くはないですが、近年上昇中というところが注目ポイント。
グループ企業の出店やFC展開で版図を少しづつ増やしながらも高利益率を達成してるのが好材料です。
「ケイアイスター不動産」のEPS(一株当たり当期純利益)
900円超えは驚異的
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「ケイアイスター不動産」のEPSは900円を予想
ここ2年は利益が伸びすぎているほど高いのでEPSもその分増加しています。
不動産会社のみならず他の業界でもEPSが500円や900円の会社はなかなか見つかりません。
非常に強い数字を残しています。
「ケイアイスター不動産」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は20%程度
「ケイアイスター不動産」の自己資本比率は20%程度です。
自己資本比率は不動産会社らしく低い水準です。
自己資本比率の低さは不動産業界の定番なので悲観的になる必要はないですが
それでもこの低さは考慮にいれておいたほうが良いと思います。
「ケイアイスター不動産」の配当金(高いほど良い)
配当金が80%アップは驚異
「ケイアイスター不動産」は近年は連続で増配をしている銘柄です。
増配率も素晴らしいですね。
当国近年は利益が非常に伸びています。
そのため配当金も大幅増配の傾向が続いています。
「ケイアイスター不動産」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は30%が目安
「ケイアイスター不動産」の配当性向は30%を目安としているようです。
配当利回りが高い割には配当性向は低めで抑えられているところがgoodポイントです。
業績が好調で増配をしながらも配当利回りは維持か減少で留められていますね。
配当性向からも業績の好調さが伺えます。
「ケイアイスター不動産」の営業活動によるキャッシュフロー
増減が激しい
「ケイアイスター不動産」の営業CFは増加傾向です。
しかし不動産会社特有の安定感のなさはこの会社でも健在です。
タイミングにより「大幅に支出が増える年」もあれば「回収の年」もありますね。
「ケイアイスター不動産」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は増やしているので問題なし
「ケイアイスター不動産」の現金は増加中です。
不動産会社には特有のキャッシュフローの悪さがあるので現金はある程度持っておく必要があります。
300億ほどあるので、1年分くらいの経営は問題ないです。
もし足りなければ有利子負債で賄うというスタイルですね。
有利子負債はどんどん増加していっています。
「ケイアイスター不動産」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
今の財務状況での配当金の支払い状況はどうでしょうか?
20億円くらいが配当総額のターゲット
「ケイアイスター不動産」の配当金の支払い総額は11億円を超える程度。
ただし増配をしているので20億くらいの支払いは見込んでおきたいところです。
しかし現在の経営状態であれば20億円くらいの配当金支出は許容できますね。
「ケイアイスター不動産」の当期純利益は上昇中か?
当期純利益はもはや100億円を突破見込み
「ケイアイスター不動産」の当期純利益は近年は常にプラスです。
特に2021年度、2022年度の予想は2倍あたりで非常に業績が好調です。
当期純利益の水準が100億あたりになってもこれだけの成長率があるのは、不動産業界の魅力とも言えますが、
純粋に経営上手くいったということですね。
これだけ利益が増加していれば当然株価もあがりますね。
【まとめ】「ケイアイスター不動産」は、コンパクト戸建てを強みにおしゃれ戸建ての需要を取り込んでいる会社
時代の需要を上手くつかみ取りました。
ケイアイスター不動産の財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ◯ | 3.7%台 |
売上高 | ◎ | 成長中 |
営業利益率 | ◯ | 10%超え |
EPS(1株利益) | ◎ | 900円予想 |
自己資本比率 | △ | 20%台 |
1株配当 | ◯ | 連続増配 |
配当性向 | ◯ | 30%目安 |
営業キャッシュフロー | △ | 安定しない |
現金など | ◯ | 問題なし |
総評としては、売上、営業利益率、当期純利益といった業績の数字は抜群です。
成長性をみても非常に有望な不動産会社ですね。
売上の成長力もありながら、高配当という銘柄です。
PERも低いので買われやすいですね。
【チャートは?割安?】「ケイアイスター不動産」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【買い】PERが低いので狙い目
この記事の執筆時点(21/08/17)では株価は6310円。
最近は業績が良いのでPERは6.7倍と低水準です。
業績が今後も維持、上昇していけそうであればいまの株価でもまだまだ割安です。
※投資は自己責任でお願いします。
株を毎月コツコツ買っていくなら「SBIネオモバイル証券」がおすすめ
ケイアイスター不動産は魅力的ですが、まとまった投資資金がない場合、1株から買える「SBIネオモバイル証券」がおすすめです。
ケイアイスター不動産自体は1単元(100株)を買おうとすると記事執筆時点の株価では63万円ほど必要です。
高値圏にある今、初心者は少額で経験を積むのも良いと思いますので、そういった意味でも「SBIネオモバイル証券」はおすすめです。
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