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【日経新聞から学ぶ】「民主主義が衰退」している2つの理由

こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)

10月26日の日経新聞の一面に「民主主義の国が現象してきている」という内容が掲載されていました。

今回は「民主主義について」と、
その反対の考えである「独裁国家について」
何故「民主主義が衰退してきたのか?」について学んでいきたいとおもます。

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民主主義とは「国民が政治をする」という制度

まず「そもそも民主主義ってなんだっけ?」という事をおさらいしていきます。

有名なのはリンカーン大統領の名言「人民の人民による人民のための政治」ですね。

国民が、自らの声の代弁者として、リーダーを決め国を運営していくスタイルです。

プラズマコイ

今は「高齢者の高齢者による高齢者のため」の政治が日本では行われていますけどね

非民主主義の数が全体の過半数を超えた

民主主義の対義語としては「独裁国家、貴族制」など、前時代的な響きがありますね。

しかしながら、今回の「非民主主義とは」例えばハンガリーを例にすると、これは「権威主義的」って言われますね。


プラズマコイ

民主主義と、独裁国家の間のポジションが
「権威主義」なのかもしれません。


ハンガリーはこのグローバル化が進んだいまだからこそ、強いリーダーシップとして国家が1つにまとめる「均一国家」が必要だと思っているのです。

ある意味では日本も「均一国家」の色合いが強いですね。
同調圧力が強い国として日本は有名です。

非民主主義は「オーナー企業」のようなもの

多様性を認めよう!という自由主義に一石を投じる形どころか、
もはや世界の半分が、非民主主義になってしまったということがデータからわかりました。

これはやはり「社会主義的な要素があります」
企業で例えるなら「オーナー企業」です。

社員は強いリーダーシップを持つリーダーの「言われたことをやる」ことが求められます。

その意味では国民を機械化するという「時代の揺り戻し」が起こっているととも考えられますね。

そもそも、なぜ民主主義が人気だったのか?

民主主義は「資本主義」と相性が良い

民主主義が人気だったのは一番は「経済成長をしやすい」という特徴があったからです。

経済はみんなが競争しあって、その過程で各々が切磋琢磨をし、世の中を良くなっていくという構造です。

民主主義は別名で「自由主義」で社会主義で抑圧された民衆の民意を反映して流行してきたという時代背景があります。

プラズマコイ

昔はよく百姓一揆とかの「デモ」がありましたね。

「頑張った人が報われる」のが資本主義

資本主義の良いところは「頑張った人、成果を出した人が報われる」世の中さと言うことで、フェアネスの観点からもメリットがありました。

仕事をサボった人も、がんばって経済成長や世の中に貢献した人も「皆んなが同じ報酬では誰もがんばりません」

間違いなく世の中は「誰かの頑張り」で良くなっていきます。

プラズマコイ

「その方が平等」とは頑張った人が報われる事

経済が発展していくためには「民主主義→資本主義のコンボ」が一応の答えとされてきたわけです。

その代名詞といわれるのが「自由の国アメリカ」ですね。

apple、google、amazon、Facebookなどを排出しているアメリカですね。

しかし、そんな資本主義にも落とし穴があったのです。

民主主義が少数派になった2つの理由

どうして民主主義が衰退しているのでしょうか?
それには2つの理由があります。

民主主義に逆風が吹いてる2つの理由

  1. 経済成長の不調
  2. 一部の富裕層への「富の集中」による大衆の不満

1980年代に3%を超えた世界経済の平均成長率は2010年〜2020年には2%前半に下がっています。

また、お金持ちのトップ1%が保有する全世界の資産は80年代の16%から21%にまで高まりました。

トランプ大統領が登場したのは「自由主義の終わり」のはじまり?

世界的に経済が不調という事が何を表すか?それは「失業者が増える」ということです。

簡単に言うと、能力が低い人、学力がない人ほど、失業するということです。
そして「民主主義において、その人達は多数派」になるんですね。

トランプ大統領が誕生した背景には「雇用の問題」とそれにも関わらず一部の人に「自由主義による富の集中」という不満が水面下で貯まっていた結果と言われています。

全世界のお金の総量は増えていても、一般人はどんどん貧乏になっていくので「経済の仕組みが悪いんだ」という国民の反発を招いたと言う事ですね。

経済学者や評論家は理性的な「インテリ」達なので、一般の人の気持ちなんてわかっていなかったという事です。

民主主義ではない中国が「世界的に進んでいる」という事実

非民主主義は「社会主義的な要素を含んでいます」

過去を遡ると、1990年くらいに「冷戦」と呼ばれる、アメリカとソ連の「民主主義 VS 非民主主義」の経済戦争がありました。

そこでアメリカの勝利によって、民主主義が良いんだ!
やはり独裁国家はダメだという決着がついたように見られました。

しかし非民主主義である「強権国家の中国」を見ると、
「経済成長の観点からは」強いリーダーが国を導くべきでないかという可能性もちらつきます。

プラズマコイ

日本の国民も少なくない人々が、
スゴイ総理大臣が出てきて国を変えて欲しいって思ってますよね。

中国が牽引する「次世代の技術革新」

信用経済のアリババによる「キャッシュレス決済の浸透」
国としてもデジタル上でのお金のやりとりを他国に先駆けて推進していて「経済的に進んでいる部分」も国外にいる身ですが見えてきます。

中国の都市の「深センなんて未来都市」みたいになってますしね。

プラズマコイ

深センは「中国のシリコンバレー」で若手起業家たちのメッカですね。

民主主義は「賢い人が導かない」って本当?

民主主義はポピュリズムになりやすい。

民主主義はポピュリズムになりやすいというのが、メリットでもあり、デメリットと言えます。

プラズマコイ

ポピュリズム!?謎の横文字がでてきた!

え!?「ポピュリズムって何?」って思う人は安心してください。

ポピュリズムっていうのは「僕たち一般人たちの人気をとる政策」ってことです。

ちなみにポピュリズムっていうのは、
こう言うと”あれ”ですが・・・

一般人って自分の事しか考えてないので、
世のため人のために意思決定をできないんですよね。

だって皆んな「20年後の幸せより、今日とか明日の幸せを優先しがち」じゃないですか?(笑)

みんな「ダイエットはなかなか成功しないでしょ?」(笑)

ということで、ある程度の経済成長をしきった今の時代は、
「民主主義は少し転換期を迎えている」わけですね。

日本も今は民主主義ですが、その結果行われる政治は「高齢者による高齢者のための政治」なわけです。

これが未来の日本にとって本当に良いかどうかは…怪しい所ですね。

日本の未来のことを考えるなら、本当は今の「高齢者のため政治から」もう少し若者が頑張れるように、若者の教育にお金をつかったり、政治家の頭を使ったりなど、「若者のための政治」をするべきかもしれません。

民主主義は「大衆にとって都合の良い形になってしまう」ので、
つまり「選挙に真面目に行く高齢者の良いようになる」政治をせざる負えないというのが今の現実です。

【まとめ】民主主義をアップデートせよ

この記事のまとめ

  • 民主主義とは「国民が政治をする」という制度
  • 非民主主義の数が全体の過半数を超えた
  • 民主主義は今、逆風が吹いている
  • 民主主義は、良くも悪くも「大衆の意見を反映」してしまう

時代はめぐりますので、今は民主主義が衰退気味だというのは事実でしょう。
しかし、強権国家や独裁国家が良い国かというと疑問がありますね。

そういう意味では、民主主義をアップデートすることが求められていると言えます。

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