プラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回ははっしゃんさんの著書「はっしゃん式 成長株 集中投資で 3億円」という書籍を要約していきます。
サラリーマンでも、初心者でも10倍株を達成できる方法を本書は紹介してくれます。
個人投資家にも”すぐに使える投資テクニック”を学んでいきましょう!
本ブログは株式投資から経済を学ぶブログです。応援クリックをお願いします!
- 「成長株の集中投資」で資産3億円を作る方法
- サラリーマンでも出来る「ほったらかし」投資手法
- 「平日夜や、休日だけの作業でOK」な投資手法
▼ 興味を持ったら是非、実際に手にとってみてください ▼
10倍株候補を「四季報」を使って全銘柄から探す
成長株を「四季報」を見て発掘する
それでは具体的に「10倍になる」ような成長株をどうやって探すのでしょうか?
それは「四季報」を使って探します。
【STEP1】「四季報」を1時間で全ページ”ぱっと”見て「付箋を貼る方法」でスクリーニング
最初のステップでは成長株候補のスクリーニングをします。
四季報をつかって、アナログな手法で行います。
用意するもの
- 会社四季報の最新号
- 付箋
- 指さっく
方法はチャートを見て以下の3つの要素を満たしている銘柄に付箋を貼ります。
要は四季報のチャートで「右肩あがりで、白っぽくて、右端の上が1番高くなってる」ものを探すのだ!
四季報で以下の3つの要素を満たす銘柄を探す
- 【最重要】株価が右肩上がり
- 陽線が多い(チャートの色が白っぽい)
- 半年以内に最高値を更新している(チャートの右端あたりで最高値)
場合によりますが目安ではここで100〜200銘柄くらいに付箋が貼られるイメージです。
【STEP2】さらに「四季報」で業績と株価の連動性があるものだけを残す
ステップ2では、株価が「業績の裏付け」を持って上がっているかをチェックして、
「成長しているから株価があがっている株」を洗い出します。
付箋をはった銘柄をもう少し細かくチェックしていきましょう。
チェックする項目は業績の以下の2点です。
- 売上高
- 経常利益 or 税前利益
ではこの2つの売上、利益をどのように評価すれば良いのでしょうか?
【業績評価】業績は以下の5パターンのうちのどれかになる
- 売上・利益がともに増加している:◯
- 売上が増加している。利益は赤字だが改善:△
- 売上は増加している。利益は減少している:△
- 売上は減少している。利益は増加している:△
売上・利益がともに減少している:✕
①が最も良いです。
その他は状況次第でOKになる場合があります
- ②③は成長中の新興企業なら評価できる場合があります。
- ④は成熟企業が再成長の前段階として通るステップになります。
集中投資といっても最初は50銘柄に分散する
50銘柄からスタートしてトーナメント選を行うのです。
ここまでで銘柄を50銘柄ほどに絞り込みました。
投資資金が少ないうちにはネオモバなどの1株から買える証券口座で「50銘柄の投資金額がなるべく同じ金額になるよう資金を配分」します。
50銘柄からスタートして決算のタイミングなど、以下の項目をチェックしていき、ふるい落としをしていくのです。
50銘柄から脱落者を売る基準
- 【損切り】株価が50%下がったら損切り売りをする。 ※損切りルールは自分で決める
- 【成長ストップ】減収、減益などで「成長がストップした」場合も売る。
脱落した株を売った資金は、生き残った株の中で優秀な株を中心に再投資します。
生き残った株で、優秀な株は以下の銘柄
- 利益の成長率が高い
- 株価の上昇率が高い
- 含み益が多い
成績の悪い銘柄を優先してカットしていきます
人気の投資家で「じっちゃま」こと「広瀬隆雄さん」もテンバガー株の発掘方法として同様の選定方法を常にお話されていますね。
テンバガー候補の特徴は売上・利益が「30%」成長していること
30%の成長率を維持している、
そして今後も維持できる銘柄が強い
先ほど、優秀な株の特徴は以下3つと書きました。
優秀な株は以下の銘柄
- 利益の成長率が高い
- 株価の上昇率が高い
- 含み益が多い
本書ではその中でも以下の条件を満たすものがテンバガー(10倍株)候補銘柄であると書かれています。
テンバガー候補の条件
- 「売上」と「利益」の成長率が30%以上という実績がある
- 当初比で2倍以上の継続的な成長が数年ほど期待できる
高い成長の「実績と期待が株価に反映」されます。
株はよく「美人投票」と言われます。
常に期待を裏切らず、常に高い期待をもたせてくれる「美人銘柄」がテンバガーになっていくということですね。
その銘柄が優秀な「美人銘柄」かをチェックする方法
「月次」で業績の進捗をチェックする
月次情報は小売業を中心に毎月の売上推移などを企業が公表する資料です。
※現在270社ほどが公表している
この月次でチェックしたいのは「既存店の売上高」です。
新店はオープンセールで売上が”かさ増し”される傾向があります。
そのため新店も含む「全店の売上高」では、いまその会社全体の数字が読みづらいのです。
目安は「既存店の売上高が100%を超えるかどうか」です。
売上高が110%以上であれば成長をしているとポジティブな判断できますが、
逆に売上高が90%であれば、業績が悪化しているという、ネガティブな判断になります。
月次情報から成長株を見つける方法
- 【成長の初動】前年同月比100%割れが続く状態から、100%超えへと転換
- 【低成長からの加速】前年同月比100%から→110%→120%と伸びている
- 【高成長している】前年同月比から130%以上
月次が高成長の企業は「株価にも反映される」場合が多いので「非常に強い買いのサイン」になります。
逆に、月次が悪い場合は「売りのサイン」になります。
月次情報は「月次WEB」でチェックしましょう。
四半期に1度の「決算」をチェックする(決算短信の1ページ目だけでOK)
決算書は企業が成長を続けられているかの「通信簿」のようなものです。
基本的には四半期に1度企業が発行する「決算短信」の1ページ目だけをチェックすればOKです。
決算書を見る場所は本書には「株探」などが紹介されています。
プラズマコイはいつも「IR BANK」を使っています。
決算短信では以下の3項目をチェックしましょう。
決算短信の1ページ目で確認する項目
- 業績は増収増益か?
- 会社予想(ガイダンス)は増収増益か?
- 会社予想(ガイダンス)に対する進捗率は順調か?
ちなみに2021年夏決算のプラズマコイの気になる銘柄チェックの記事も上記3項目を中心にチェックしています。
- 2021/7/26決算の銘柄(3銘柄)
- 2021/7/27決算の銘柄(6銘柄)
未来工業、JFEシステムズ、松井証券、京阪神ビルディング、マクアケ、コメリ - 2021/7/28決算の銘柄(11銘柄)
キヤノン、マネックスグループ、日本取引所グループ、メタウォーター、沖縄セルラー電話、エムスリー、バルカー、システムリサーチ、アイチコーポレーション、エクセディ、バリューコマース - 2021/7/29決算の銘柄(9銘柄)
SBI、ヒューリック、エスリード、日本ケアサプライ、ZOZO、日本エスコン、オムロン、キーエンス、さくらインターネット - 2021/7/30決算の銘柄(22銘柄)
モノタロウ、東海東京フィナンシャルHD、IDホールディングス、WOWOW、エックスネット、日本M&Aセンター、蔵王産業、すららネット、トランス・コスモス、イントラスト、手間いらず、セリア、日本たばこ産業、スクロール、アークランドサービス、メンバーズ、ヒガシトゥエンティワン、日本エス・エイチ・エル、エス・エム・エス、イマジニア、三井住友、キングジム - 2021/8/2決算の銘柄(4銘柄)
三菱UFJ FG、GMOフィナンシャル HD、エフ・ジェー・ネクスト、大戸屋 HD - 2021/8/3決算の銘柄(13銘柄)
丸紅、双日、三井物産、三菱商事、日本管財、オリックス、SREホールディングス、Zホールディングス、ユー・エス・エス、三井倉庫ホールディングス、東ソー、ダイセル、ジョイフル本田 - 2021/8/4決算の銘柄(11銘柄)
クリエートメディック、川崎汽船、日本郵船、住友商事、伊藤忠商事、パラカ、トヨタ自動車、ヤマダコーポレーション、ソフトバンク、アサンテ、シグマクシス - 2021/8/5決算の銘柄(9銘柄)
プレミアムウォーターHD、SRAホールディングス、ユーザベース、BASE、エー・アンド・デイ、任天堂、稲畑産業、レノバ、ヤマダホールディングス - 2021/8/6決算の銘柄(10銘柄)
CDS、セブン銀行、ふくおかFG、三菱地所、三井不動産、安田倉庫、日本電信電話、エフティグループ、チャーム・ケア、レーザーテック - 2021/8/10決算の銘柄(13銘柄)
FOOD & LIFE COMPANIES(スシロー)、GMOペイメントゲートウェイ、オークネット、ユーザーローカル、プレイド、ミズホメディー、アサヒグループ HD、キリン HD、アルプス技研、昭和真空、ワークマン、ニホンフラッシュ、イーレックス - 2021/8/11決算の銘柄(6銘柄)
ネクソン、セレス、楽天グループ、コプロ・ホールディングス、エフオン、日本KFCホールディングス - 2021/8/12決算の銘柄(9銘柄)
日本マクドナルドホールディングス、オイシックス・ラ・大地、信和、メルカリ、ラクス、ミンカブ・ジ・インフォノイド、ケイアイスター不動産、アクセルマーク、CAC Holdings - 2021/8/13決算の銘柄(12銘柄)
すかいらーくホールディングス、プレサンスコーポレーション、オープンハウス、レカム、ニューラルポケット、ヤプリ、ギフティ、フリー、ENEOSホールディング、サイジニア、ウェルスナビ、モスフードサービス
「理論株価」で未来の企業価値を測り、売りどきを決める
理論株価を算出して「目標株価」に設定する
理論株価とは「本来あるべき株価」です。
株価は、投資家のいろんな思惑や、マーケットの動向によって常に変化します。
短期的には需給によって上下する株価も、
長期的には「理論株価へと落ち着く」というわけです。
しかしこの「理論株価」というものがくせ者で、各社独自の理論株価が存在します。
※有名なのはダイヤモンドZaiの理論株価ですね。
成長株をテンバガーまで長期保有するか、今売るかは「理論株価」も参考になります。
はっしゃん式「理論株価」の計算方法
はっしゃん式「理論株価」の計算方法は企業の収益性や効率性にウェイトを置いて算出するものです。
もうプラズマコイはここまでで頭が沸騰してしまいました。
そのため実際の理論株価は①②と⑤を使って計算しましょう。
【はっしゃん式】理論株価を算出するツール
- 理論株価Web・・・現在の理論株価を「銘柄」ごとに表示するツール
- 理論株価電卓・・・個別銘柄の「EPS」「BPS」「株価」で理論株価を算出するツール
- はっしゃん式成長株Watch
- 5年後の理論株価を計算するツール・・・成長率を含んだ5年後の理論株価を計算するツール
これらの「理論株価の計算ツール」を使って「いまの適正株価」と「5年後の適正株価」を把握して
割高、割安を判断してから売却を考えるようにしましょう。
テンバガーの選び方は「利益を最大」で「損を最小」するサイクルを回す
テンバガーは損切りを素早く、利食いは引っ張るのが鉄則
テンバガー株をゲットするには10倍になるまで待たなければなりません。
初心者は2倍くらいで売りたくてソワソワしてしまうでしょう。
売りたくても我慢するべきかは業績で判断しましょう。
まずは「売りたくても我慢すべき判断材料」を把握しておきましょう。
投資先の絞り込み方法は4つのチェックポイントで
- 業績が成長しているか?理論株価てきに将来性があるか?
- 成長するシナリオを描けるか?
- 自分の得意銘柄かどうか?(仕事や趣味で精通している業界か?)
- 社長の能力や人柄はどうか?
最重要ポイントは①ですね。
売買のタイミングは決算前後が基本です。
そして、売買のタイミングはいつするのが一般的でしょうか?
株価が50%下がった場合などの損切りルール以外では、基本的に「決算前後」が売買のタイミングになります。
売買のタイミングは決算前後が合理的
- 決算の直前に買う → 目論見が外れたらおとなしく損切り
- 決算の直後に買う → 好決算での出尽くしを狙ったり、その後の強気トレンドに乗る
※①はギャンブル要素が強いので、プラズマコイ的には②がおすすめです。
決算以外では、例えば以下の場合は「買い場」の場合がありますね。
- 株価が新高値をとったとき(それより上で買っている人が少ないので上値が軽い)
- 暴落バーゲンセール(業績が関係ない恐怖で売られているのでやがて戻ってくる)
期間は「3年単位」で考える
右肩あがりの成長株は、上昇1年、調整2年といった長いスパンで値動きすることがよくあると本書にはかかれています。
そのため決算をミスしない成長株は「3年は利確せずに保有し続ける」とよいのです。
そして、決算で次の3年も期待できるのであれば、もう3年引っ張るといったスタンスです。
初心者は「株価が2倍」で半分は利確してもOK
株価が2倍になった時に、投資元本を回収するという意味で売却してしまうのも良いです。
特に初心者には付き合いやすい投資手法でしょう。
こうして投資元本を回収した株は「恩株」と言って、精神的に付き合いやすいという特徴があります。
損切りは損をしていても常に正しい。なるべく早くやることが大切
初心者は、損切りが遅くなりがちです。
しかし株は早く損切りするのが最も重要かつ難しいと言われています。
損切りルールに抵触したり、成長に限りが見られたときは心を無にして売ることが大切です。
【まとめ】成長株に分散→集中投資をしてテンバガー株を取る!
四季報を使って成長株を探し、
ふるい落としを制したテンバガー銘柄に徐々に集中投資をしよう
【まとめ】はっしゃん式「成長株へ集中投資する」投資手法の流れ。
- 【STEP1】「四季報」を1時間で全ページ”ぱっと”見て「付箋を貼る方法」でスクリーニング
- 【STEP2】さらに「四季報」で業績と株価の連動性があるものだけを残す
- 【STEP3】50銘柄に絞り込む
- 【STEP4】株価が落ちた銘柄を売ったり、月次や決算をみて、成長が弱くなった銘柄を売る
- 【STEP5】売った金額は、高成長をしている銘柄を中心に再投資する。
▼ 興味を持ったら是非、実際に手にとってみてください ▼
なかなか本を読む時間って取れませんよね。
時間がなかったり、本を読むのが苦手な方は耳で聞くのがおすすめです。
Amazonオーディブルなら、無料会員のトライアル制度があります。
30日の無料体験期間中に解約すれば聞き放題のタイトルはタダです。
課金したくない方は聞き終わったら解約を忘れないようにしましょう!
本ブログは株式投資から経済を学ぶブログです。応援クリックをお願いします!
株価が高かったり、投資資金が少ない場合、
1株から買えるのが「SBIネオモバイル証券の魅力」
こんな方におすすめです。
- 個別株で欲しい銘柄があるけど、高くて変えない。
- 投資資金は多くないけど、色んな株を買いたい。
- 取引金額が少ないし、手数料は少なくしたい。
SBIネオモバイル証券の月額費用は200円(税抜)、取引手数料は50万円までの取引は何回やっても固定なので、
株価が高くて買えない場合は、1株単位で少しずつ小額から始めるられるのでおすすめです(^^)
さらに毎月Tポイントが200ポイントが付与され、そのTポイントでも株が買えます。
つまり実質の維持コストは毎月20円と激安です。
関連コンテンツです。
こちらは2倍になる株を、証券会社のスクリーニング機能をつかって発掘する方法を紹介している書籍です。
「実際にやってみた」記事など3つの記事で紹介しています。