プラズマコイです(^^)
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今回は「キムラユニティー」の業績・財務状況をチェックしていきたいと思います。
キムラユニティーは「自動車サービス企業」です。
トヨタを主要顧客として、自動車業界の「物流、自動車管理、情報(システム)、人材派遣」の事業領域でサービスを展開しています。
メインは物流サービスですね。
物流サービスはトヨタのパートナーとして培った物流会社としてのノウハウを他業種に向けても展開しています。
キムラユニティー (9368)は自動車サービス会社🏢
— プラズマコイ@毎日ブログで日本株を分析🎏 (@purazumakoi) August 16, 2022
トヨタを主要顧客として、物流サービスを主軸に、自動車関連のサービスを展開しています🚗
「物流会社」と言って良いほど物流サービスの比重が高い成長企業ですね✨
■株価指標(8/16時点)
PER 7.2倍
PBR 0.55倍
配当利回り3.92%
高配当で業績も成長中です
主力の「物流サービス事業」を中心に事業成長が続いています。
配当も連続非減配を続けており、PER,PBRが低いのもバリュー株として魅力です。
いま、この会社の株を買うべきでしょうか?見ていきましょう。
- 「キムラユニティー」は物流サービスを中心とした企業
- 「キムラユニティー」のPER推移を見る
- 「キムラユニティー」の配当利回りを見る
- 「キムラユニティー」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「キムラユニティー」の営業利益率(10%以上が目安)
- 「キムラユニティー」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「キムラユニティー」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「キムラユニティー」の配当金
- 「キムラユニティー」の配当性向(儲けの何割を配当に出す?)
- 「キムラユニティー」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「キムラユニティー」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「キムラユニティー」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「キムラユニティー」は安定成長、安定増配の企業
- 【チャートは?割安?】「キムラユニティー」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「キムラユニティー」は物流サービスを中心とした企業
キムラユニティーのセグメントはおもに4つ
- 物流サービス
トヨタ向けを中心に、自動車部品の包装・梱包・入出庫、ロジスティクスIT、作業請負、物流機器 - 自動車サービス
アフターサービス市場(車両リース、メンテナンス、保険、自動車販売、カー用品販売、事故防止コンサルティング) - 情報サービス
システム開発、システムコンサル、保守・運用、システム人材派遣 - 人材サービス
人材派遣・紹介予定派遣、人材紹介、採用支援、物流・人材教育
企業からシステム開発を受託したり、自社パッケージとして展開しています。
「キムラユニティー」の事業利益はおもに「物流サービス」で生み出されています。
年々受注高を増やし「物流サービス」での利益がぐんぐん伸びていますね。
「自動車サービス」も少しずつ利益が伸びており事業の好調さが伺えます。
足元では中国のロックダウンにともなう固定費負担が重しになって利益を圧迫する可能性がありますが、一時要因である見通しでいい具合に株価の押し目を作ってくれるかもしれません。
時価総額は22/8/16時点で「180億円」ということで小型株ですね。
PERは7.2倍と一般的には割安水準です。
今回は「キムラユニティー」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
※各種指標の表はIRBANKより引用しています。
「キムラユニティー」のPER推移を見る
PERは過去比較だと少し割安水準ですね。
「キムラユニティー」のPERは7.2倍(22/8/16時点)。
過去の推移を見ると割安感があります。
PER7倍台は過去推移をみると割安な水準ですね。
近年はPERが下落傾向なのは懸念材料として留意しておきたいですが、
決算は良好なので素直に”割安銘柄”と見ていいでしょう。
「キムラユニティー」の配当利回りを見る
配当利回りは上昇傾向です。
「キムラユニティー」の配当利回りは8/15時点で3.86%です。
配当利回りは増配の影響で上昇しています。
配当利回りは4%近くまで上昇しており、現在も上昇傾向です。
高配当株と言っていいでしょう。
「キムラユニティー」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は上昇傾向です。
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「キムラユニティー」の売上は上昇傾向です。
2022年は570億円と過去最高を更新しています。
2023年も600億円と過去最高を更新予定です。
過去最高を毎年更新していますね。
売上が伸び続けている企業です。
「キムラユニティー」の営業利益率(10%以上が目安)
営業利益率は上昇傾向です。
業種ごとで異なりますが、営業利益は4%〜7%を目安としています。
「キムラユニティー」の営業利益率は5%程度です。
営業利益率はもともと高くはないですが、近年は少しずつ上昇しています。
少しずつ利益率が高くなるよう効率化が進んでいますね。
「キムラユニティー」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは上昇傾向です。
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円以上」が一つの目安です。
「キムラユニティー」のEPSは上昇傾向です。
2023年は遂に100円のEPSを達成予定です。
利益も毎年順調に増えていることがわかります。
「キムラユニティー」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は上昇傾向です。
「キムラユニティー」の自己資本比率は57%ほどで上昇中です。
有利子負債はあり、減っていませんが、
総資産が増加傾向で自己資本比率は上昇傾向ですね。
財務的には問題なしと言えるでしょう。
「キムラユニティー」の配当金
配当は上昇傾向です。
「キムラユニティー」の配当金は17年連続で非減配です。
好調な業績を背景に増配を続けていっていますね。
2023年は1株30円と増配予想です。
4年連続増配を達成しており、5年連続も射程圏内です。
「キムラユニティー」の配当性向(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は30%あたりです。
「キムラユニティー」の配当性向は30%を目安としているようです。
配当性向は無理のない水準で安定しています。
配当性向を維持しつつ、増配を行えていることから、
利益も右肩あがりで成長している企業と言えるでしょう。
「キムラユニティー」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは増加傾向です。
「キムラユニティー」の営業CFは増加傾向で推移しています。
2019年以降は毎年20億以上の営業CFがでています。
直近2022年20億円ぎりぎりで少し下がってきていますね。
「キムラユニティー」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は増加傾向です。
「キムラユニティー」の現金は82億円ほどです。
総資産は211億円で、総資産に占める現金比率は14%程度です。
現金比率は標準なみですね。
現金は近年の力強い営業CFを背景に積み上がり傾向です。
現金保有額からも事業の好調さが伺えます。
「キムラユニティー」の当期純利益は上昇中か?
当期純利益は過去最高を更新中。
「キムラユニティー」の当期純利益は急上昇中です。
当期純利益は20億円を突破しており、2022年、2023年(会社予想)と過去最高を突破しています。
年々利益が増加しているところは魅力です。
【まとめ】「キムラユニティー」は安定成長、安定増配の企業
DXテーマ株としても期待ができますね。
キムラユニティーの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ◎ | 3.9% |
売上高 | ◯ | 上昇中 |
営業利益率 | △ | 5%前後 |
EPS(1株利益) | ◯ | 増加中 |
自己資本比率 | ▲ | 50%強 |
1株配当 | ◯ | 17年連続非減配 |
配当性向 | ◯ | 30%ほど |
営業キャッシュフロー | ◯ | 上昇中 |
現金など | ◯ | 上昇中 |
当期純利益 | ◎ | 上昇中 |
総評としては「安定成長、高配当の優良企業」です。
特に配当部分は高配当ながら減配をしないというところが、長期投資としては非常に魅力です。
短期的なリスク要因は「自動車産業の景気に影響されやすい」ですが
物流産業であるため、時代の流れによって”脱自動車依存”も可能でしょう。
【チャートは?割安?】「キムラユニティー」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【買い】今は過去最高を突破する勢い
調査時点(22/8/12)では株価は765円。
好調な決算と日本株の好相場を背景に、株価は上場来高値あたりまであがってきています。
一時的に下落はあるかもしれませんが、決算が良い限りは、高配当を心の支えにして持っておけば良い企業だと思います。
※本記事は固有の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
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