連続増配の株

セントラル硝子(4044)はガラス・化成品メーカー【安定配当株】

プラズマコイです(^^)
SNS: PostPrim

今回は「セントラル硝子」の業績・財務状況をチェックしていきたいと思います。

セントラル硝子は国内3位の「ガラスメーカー」です。
建物や自動車のガラスを作っている企業です。
ほかには化成品も製造しています。利益面からみる主力事業は化成品になっています。

ガラス事業は赤字でしたが、不採算部分をカットして構造改革を実施しています。
2022年に欧米のガラス事業を整理したので、今後は黒字化が見込めるでしょう。

プラズマコイ

事業の構造改革が完了し、再成長を模索するフェーズですね。

いま、この会社の株を買うべきでしょうか?見ていきましょう。

「セントラル硝子」はガラス製品、化成品を製造する企業

出典:公式サイト

セントラル硝子の事業セグメントはおもに2つ

  • ガラス事業
    建物用ガラス、自動車用ガラス、ガラス繊維
  • 化成品事業
    素材化学、医療化学、電子材料、エネルギー材料、肥料

ガラス事業は赤字で、化成品事業で稼いでいる企業です。

「セントラル硝子」の事業利益はおもに「化成品事業」で生み出されています。
利益の面からは、ガラスメーカーというより化成品メーカーと言ったほうが良いかもしれません。

ガラス事業は赤字でしたが、事業を整理したので今後は黒字化してくることが見込まれます。
そのため株価もかなり伸びています。

「セントラル硝子」はガラスメーカー
ガラス事業は負債事業になっており海外から撤退。

化成品事業は好調で安定して利益を生み出している。

配当金は安定配当。12年間で減配は1度だけと株主還元意識は高い。
有価証券の保有額が350億円ほどで、配当金収入も利益に貢献。

時価総額は22/8/17時点で「1,504億円」ということで中型株ですね。
PERは5.4倍と一般的にはかなり割安水準です。

今回は「セントラル硝子」について

  • 今後は業績を伸ばせるのか?
  • 配当金を出し続けられる企業なのか?
  • 今は買いなのか?

分析していきたいと思います。
※各種指標の表はIRBANKより引用しています。

「セントラル硝子」のPER推移を見る


PERは過去比較だと少し割安水準ですね。

この株の「割安度」の判断目安として過去のPER比較を行います。
過去のPERより低ければ割安になっている場合があります。

「セントラル硝子」のPERは5.4倍(22/8/17時点)。
過去の推移を見ると割安感があります。

2022年に不採算事業を整理したため、PERは一気にさがっています。
今後も同水準の利益が続くならいまのPERはかなり割安だと言えるでしょう。

しかし”政策保有株式の売却による特別利益”を含んだ水準のため、実質的にはPER10倍ぐらいだと思っておくくらいで良いでしょう。

そのため、今は多少割安かも?といった水準でしょう。

「セントラル硝子」の配当利回りを見る

配当利回りは上昇傾向でしたが下がりました。

「セントラル硝子」の配当利回りは8/16時点で2.15%です。
配当利回りは3.5%〜4%近くと高配当株でした。

2022年に入ってから株価があがってしまって配当利回りは下がっていますね。

高配当株の時期は終わってしまいましたが、その代わり投資家がきっちり期待できる企業になったと言えるでしょう。

「セントラル硝子」の売上(上昇トレンドであるか?)

売上は上昇傾向です。

株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。

「セントラル硝子」の売上は減少傾向です。

もっとも大きいインパクトは2023年に大きく売上が減っている所です。
欧米でのガラス事業が赤字で、整理したためですね。

株価を見ると、一旦の売上減は好感されています。
利益にはポジティブだからですね。

「セントラル硝子」の営業利益率(10%以上が目安)

営業利益率は横ばい傾向です。

「売上-経費」の儲かり具合が「営業利益率」です。
「営業利益率が高い=儲かりやすい企業」と覚えておきましょう。

業種ごとで異なりますが、営業利益は4%〜7%を目安としています。
「セントラル硝子」の営業利益率は5%程度です。

営業利益率は平常時であれば5%程度というところです。
過去の推移をみても利益率はあまり高くはない企業ですね。

「セントラル硝子」のEPS(一株当たり当期純利益)

EPSは上昇傾向です。

1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。

要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことです。

EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円以上」が一つの目安です。

「セントラル硝子」のEPSは上昇傾向です。
2022年は事業整理のため一時的な赤字で、2023年は政策保有株式の売却でかなり伸びていますね。

平常時であればEPSは150円〜250円あたりです。
その水準を安定して超えてくるようになると安心できますね。

「セントラル硝子」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)

自己資本比率は一旦下落です。

自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。

「セントラル硝子」の自己資本比率は50%ほどです。

2022年は自己資本比率が43%まで落ちていますね。
有利子負債も減っていいますが、純資産が大きく減少しています。

財務的には悪化していますが、不採算事業を整理した影響かと思うので、
自己資本比率も今後は改善してくるでしょう。

「セントラル硝子」の配当金

配当は安定しています。

配当金は「株を持っているだけで、その企業からもらえるお金」です。

「セントラル硝子」の配当金は安定しています。
業績に左右されず、安定配当を行う方針であることが伺えますね。
2010年以降で減配は2018年の1回だけです。

2023年も1株75円と配当維持予想です。
配当を出し続ける方針の企業なため、長期保有もしやすい銘柄でしょう。

「セントラル硝子」の配当性向(儲けの何割を配当に出す?)

配当性向は20%〜40%あたりです。

配当性向は「稼いだ利益のうち、何割くらい配当金に使っている?」という指標です。
※市場平均は30%くらいです。

「セントラル硝子」の配当性向は30%を目安としているようです。
中期経営計画でも「株主元性向:30%以上」
配当性向は無理のない水準を目指しているようですね。

その一方、近年では事業が上手くいっておらず配当性向は高くなっています。
この配当性向の高さに安定配当の意識を感じますね。

「セントラル硝子」の営業活動によるキャッシュフロー

営業CFは安定感があります。

「営業活動によるキャッシュフロー」は簡単に言うと
「商売によって入金されたお金はいくらか?」の数字です。

毎年プラスが理想です。

「セントラル硝子」の営業CFはレンジ内で推移しています。
毎年100億円以上は安定して出せていますね。

現金の流れを見る限りでは大きな問題はなさそうです。

「セントラル硝子」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)

現金は横ばい傾向です。

現金は業績悪化に対する備えや、事業活動の原資になります。
基本的に“現金など”は多い方が良いです。

しかしお金は「使ってこそ意味がある」ので事業投資に使うことも重要です。

「セントラル硝子」の現金は269億円ほどです。
総資産は2907億円で、総資産に占める現金比率は9%程度です。
現金比率は少し低めですね。

現金保有額は概ね250億円基準でで推移しており、2021年、2022年は投資にはお金を使わずに、有利子負債の返済を行っています。

現金保有額は現段階では問題なしですね。
企業成長のために、今後は投資にも資金を回せる余裕があるとよいですね。

「セントラル硝子」の当期純利益は上昇中か?

当期純利益は動きが激しいです。

「セントラル硝子」の当期純利益は下げ止まった形でしょう。
2022年は不採算事業の整理、2023年は政策保有株式の売却など、本業以外の影響で利益が上下しています。

今後は過去最高水準の100億円を目指して再出発するという形ですね。

【まとめ】「セントラル硝子」は事業整理で業績復活の安定配当企業

DXテーマ株としても期待ができますね。

セントラル硝子の財務分析のまとめです。

項目評価コメント
配当利回り2.1%
売上高減少
営業利益率5%前後
EPS(1株利益)安定せず
自己資本比率50%前後
1株配当安定配当
配当性向30%以上
営業キャッシュフロー安定
現金など安定
当期純利益安定せず
数字は記事投稿当時のものです。評価は筆者の主観です。

総評としては「今後、様子を見たい企業」です。

安定配当なのは魅力の企業ですが、
事業的には構造改革も終わり、再スタートというフェーズです。

今後、業績が回復してくるかは未知数な部分がある企業でしょう。

【チャートは?割安?】「セントラル硝子」の今後の株価は?今は買い時かを予想する

最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。

プラズマコイ

【中立】今は様子をみましょう。

調査時点(22/8/17)では株価は3,490円。

赤字事業を生産したことにより、今後は安定業績、安定成長をしてくれる可能性はあると思いますが、現段階では未来の成長は想像しにくいですね。

今後の決算に期待して今はスルーで良いかと思います。

※本記事は固有の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。

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