株式投資・金融知識

【10年成長&増配】「Hamee (3134)」はスマホ雑貨のネットショップを展開。EC向けシステムも提供。株価は?投資すべき?

プラズマコイです(^^)
SNS: PostPrim

今回は「Hamee(ハミー)」の財務分析をしていきます。

HameeはスマホケースiFaceのメーカーで、自社でECショップも運営しています。
他にもECの受発注管理などを行うシステム「ネクストエンジン」の契約数が伸びています。

この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?

プラズマコイ

アップル製品ケース事業と、EC管理システムの2セグメントと珍しい事業ポートフォリオ

「Hamee」の事業はおもに「iFace」などスマホケースアクセサリー販売


大きくは2つの事業を展開。
新規事業の投資も積極的です。

「Hamee」の事業利益はおもに「iFaceなどの販売」から生み出されています。
近年は販売するECシステムも契約数を伸ばしています。

「Hamee」は、もともとiFaceといったスマホアクセサリーを製造販売していました(コマース事業)

その中でAmazon、楽天、Yahoo、PayPay、au Payなどの複数モールでの受発注の管理などバックオフィス機能の煩雑さが生まれました。

そこから「ネクストエンジン」というシステムが生まれました。
各モールECの情報を取りまとめ、受注の一元管理などができるツールとして契約数を伸ばしています(プラットフォーム事業)

「Hamee」はiFaceなどのスマホアクセサリー製造がメインの事業。
「ネクストエンジン」という各モールやECのデータを取りまとめるシステムの契約数も伸ばしている。

Hameeの事業内容は大きく2つ

  1. コンシューマ事業
    iFaceなどのスマホアクセサリーなど、商品開発・販売の事業
  2. プラットフォーム事業
    ネクストエンジン事業を展開。ECコンサル事業も実施。

時価総額は調査時点で「176億円」ということで小型株ですね。
PERは10.73倍と割安です。

今回は「Hamee」について

  • 今後は業績を伸ばせるのか?
  • 配当金を出し続けられる企業なのか?
  • 今は買いなのか?

分析していきたいと思います。

「Hamee」の配当利回りを見る


配当利回りはあがってきました

「Hamee」の配当利回りは直近予想で1.8%
2021年は増配で配当金が2倍になっているで配当利回りも上がっています。

株主優待は「自社ECの割引券」利回り2%後半?

権利確定日は年に2回あるため、合計3000円分の割引券がもらえる

対象株数優待品
100株自社ECの1,500円相当、または
ネクストエンジンの割引1,500円相当

配当利回りもあがってきたので、総合利回り4.5%以上が狙えますね。

「Hamee」の売上(上昇トレンドであるか?)


売上は上昇しています

株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。

「Hamee」の売上は右肩あがり。
10年連続で増収を達成しています。

展開する事業のマーケットがまだ若く、成長はしていますが、需要を取り切れていないといえそうです。

今後の成長力にも期待ができます。

「Hamee」の営業利益率(10%以上は欲しい)


営業利益率は15%を突破しました

「売上-経費」の儲かり具合が「営業利益率」です。
「営業利益率が高い=儲かりやすい企業」と覚えておきましょう。

業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%ほどと言われています。
「Hamee」の営業利益率は16%ほど。

コマース事業は20%ほどの営業利益率。
プラットフォーム事業は40%ほどの営業利益率。

メイン事業の2つの高い営業利益率は差別化が測れている証といえます。

「Hamee」のEPS(一株当たり当期純利益)


EPSも右肩あがり。

1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。

要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことです。

EPSはプラズマコイ的には「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「Hamee」のEPSは上昇中です。

EPSは100円を突破してきました。
業績は順調に右肩あがりで推移しています。

近年は自社株買いも積極的に行っていますね。

「Hamee」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)


自己資本比率は高いです

自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。

「Hamee」の自己資本比率は77%程度です。

有利子負債を追加してレバレッジをかける経営をしながらも自己資本比率は高い水準を保っています。

大きな固定負債も少なく、負債が多くなりにくい経営をしています。
財務的に負担になりにくいB/Sをしています。

「Hamee」の配当金(高いほど良い)


配当も安定はしませんね。

配当金は「株を持っているだけで、その企業からもらえるお金」です。

「Hamee」は連続増配企業です。
少しずつ増配していました。

2022年度は1株20.5円と大幅に増配しています。
増配余力はもともとありましたが、大きく増やして来ましたね。

「Hameeの配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)


配当性向は20%です

配当性向は「稼いだ利益のうち、何割くらい配当金に使っている?」という指標です。
※市場平均は30%くらいです。

「Hamee」の配当性向は20%が目安です。
もともとは10%目安でしたが配当性向を倍に増やしてきました。

配当利回りが約2%になり、まだ増配余力もあります。

配当利回りの支えもあり、ちょうど値ごろ感がでてきた感じに思います。

「Hamee」の営業活動によるキャッシュフロー


営業CFは成長中しています。

「営業活動によるキャッシュフロー」は簡単に言うと
「商売によって入金されたお金がいくらになったか?」の数字です。

基本的には毎年プラスが理想です。

「Hamee」の営業CFは上昇傾向です。
ここ2年は20億近い営業CFを達成しています。

売上、利益の伸びが素直に営業CFに反映されています。

「Hameeの現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性は?) 


現金は増加中です。

基本的に保有する”現金など”は多い方が良いです。
現金の重要性は「個人の家計でも企業の財務でも同じ」です。

しかしお金は「使ってこそ意味がある」ので貯めすぎは良くありません。

「Hamee」の現金は増加傾向にあります。

2021年は有利子負債を精算したので少し減少しています。
しかし業績好調によりフリーCFもきっちりプラスになっています。

特にここ2年は業績が良く、借金を一旦精算した形でしょうか。

「Hamee」の配当金の支払い額(今後も維持できるか?)

「Hamee」の配当金の支払い推移はどうでしょうか?


10億円くらいが目安でしょうか。

投資家は、業績が悪化しても配当を維持して欲しいものです。

業績が悪化しても配当の支払いが負担にならなければ減配のリスクは下がります。
そのため、配当金の支払額を見ることがポイントになります。

「Hamee」の配当総額は上昇中です。
増配傾向のため配当総額も順調に増加しています。

右肩あがりの配当総額を見ると、株を持つことの豊かさを感じますね。

投資家が企業に投資をし、生み出された利益が再び投資家に戻ってくる形です。

「Hamee」の当期純利益は上昇中か?


過去最高を毎年更新です!

「Hamee」の当期純利益は毎年最高を更新しています。
2022年も過去最高を更新する予定です。

ここ数年は非常に大きな利益上昇を続けており、今後もさらなる成長が続けられるかどうかがに注目が集まります。

現在のPER的には投資達は”そこまで成長力がない”と判断しているようですがどうでしょうか。

【まとめ】「Hamee」はスマホケース、ECシステムを提供する成長企業。


PERも低く、配当利回りもあがってきました

Hameeの財務分析のまとめです。

項目評価コメント
配当利回り2%弱
売上高上昇中
営業利益率16%
EPS(1株利益)上昇中
自己資本比率77%
1株配当強い伸び
配当性向20%目安
営業キャッシュフロー上昇傾向
現金など上昇傾向
数字は記事投稿当時のものです。評価は筆者の主観です。

総評としては、業績的には素晴らしいです。

iFaceはスマホアクセサリーの人気を保持できる保証はありませんが、ネクストエンジンは今後も安定的なストック収入を生み出してくれそうです。

【チャートは?割安?】「Hamee」の今後の株価は?今は買い時かを予想する

直近の株価は下落傾向になっている

最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。


【買い】好業績だが株価はさがっている

この記事の執筆時点(21/12/13)では株価は1,065円。

12/13発表の決算は良かったので株価はあがりそうです。
それでも過去の推移をみているとこの株価は割安の水準かと思います。

※投資は自己責任でお願いします。

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Hamee自体の1単元(100株)を買おうとするとまとまった金額が必要になります。
そういった場合は「SBIネオモバイル証券」で少しずつ買っていくのもおすすめです。

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